90分〜99分

ファンタジー・ホラー

ブルー・マインド (2017年) 97分【ネタバレ・考察】少女が大人になるまでの過程をホラーにした映画。

ネタバレ無し感想カミング・オブ・エイジ・ホラーっていうんですね。この映画を見終わった後に思い出したセリフはヴァージン・スーサイズの『先生に13歳の女の子の気持ちがわかるっているの?』でした。思春期の情緒不安定さもよく表現されていて、自分が思春期だった頃の気持ちを思い出しました。ホラーの種類としては、キャリーやRAWに通ずるタイプです。自分の体が大人へと変化していく自分の体への恐怖が主軸となっています。個人的にはめちゃくちゃ好きなエンディングでした。面白かったです。もう一回観たいかも。基本情報Blue My Mindブルー・マインド2017年 97分キャッチコピー『少女は変態する。』キャッチコピー(英語)『MIA’S BODY IS CHANGING』製作国 : スイスレイティング : R-15ジャンル:ファンタジー・ホラーあらすじ両親の仕事の都合で新しい街に引っ越してきた15歳のミア。親へのいら立ちと、大人の女性に変化していく自身の不安を抱えながら、彼女はクラスの仲間たちと悪い遊びに手を染めていく。そんななか、彼女の体に不気味で不自然な変化が起こり始める。※参照元:U-NEXT日本版 ...
コメディ

ボディ・クッキング/母体蘇生 (1993年) 93分【ネタバレ・考察】スティーブ・ブシェミ主演の673ドルという稀に見る興行収入の映画。マザコン版ペット・セメタリー・エド・ゲイン風味。

ネタバレ無し感想エド・ゲインがモデルですが、この映画のエドは全然倒錯していません。 ちょっと違う世界線のマザコンによるコメディ版ペットセメタリーという感じ。全くといっていいほどグロくないです。怖くもない。お母さんが面白すぎます。エド・ゲインから拝借した設定は母親崇拝とマザコンであるということだけでした。内容は全部適当のB級低予算クソ映画です。辻褄もクソもない作品です。ただコメディなのでそんなに引っかからずに観てられます。基本情報Ed and His Dead Motherボディ・クッキング/母体蘇生1993年 93分製作国 : アメリカアメリカ:1993年11月17日製作費 : 180万ドル興行収入 : アメリカ:673ドルジャンル:コメディ / ブラック・コメディあらすじ母親が亡くなってから1年が経ったが、エドはまだ乗り越えることができずにいた。 ある日、エドが自身がオーナーの工具店で働いていると「ハッピー・ピープル社」を名乗るセールスマンが現れ、1000ドルで母親を蘇生できるとエドに伝えるのだった。英語版 予告編スタッフ監督 : ジョナサン・ワックス脚本 : チャック・ヒューズ製作...
B級ホラー

マー -サイコパスの狂気の地下室- (2019年) 99分【ネタバレ・考察】劣化版のミザリー&ケーブル・ガイ。ずっと想像を超えてくれない展開。

ネタバレ無し感想真面目に見ているのがバカバカしくなってくる映画でした。 サイコパスについて描いたのではなく、サイコパスに憧れた人の映画という感じがします。魅力的なキャラクターが1人もいなかったですし、設定が渋滞しているし、ちょっと無理がある設定のところあるし、ずっと予想通りにな感じなのでハラハラもしません。さすがに高校生を製作者の都合のいいようにバカに描きすぎです。なんというか色々とひどい映画でした。基本情報Maマー -サイコパスの狂気の地下室-2019年 99分製作国 : アメリカ日本公開 : 日本未公開アメリカ:2019年5月31日製作費 : 500万ドル興行収入 : 世界:$61,149,753ジャンル:ホラー / ミステリーあらすじ孤独に暮らすスー・アンは地元の高校生から代わりに酒を買うことを頼まれ、それをきっかけに自宅の地下室をパーティ会場として彼らに提供するようになる。彼女は自分のことを「マー」と呼ばせ、高校生たちをもてなすが、やがてマーの態度が変わり始め…。※参照元:U-NEXT日本版 予告編英語版 予告編スタッフ監督 : テイト・テイラー脚本 : スコッティ・ランデス/...
コメディ

アノマリサ (2015年) 90分【ネタバレ・考察】ずっとコミュニケーションがうまくいかない不条理コメディ。難解な雰囲気を醸していますが、マジで意味不明。

ネタバレ無し感想テンポ遅いのでもしかしたら退屈かも!気難しそうな内容なんですが、もう一回みようという気にはならない映画です。ただちょいちょい笑わせてきます。恋愛について描いた作品のかな。ストップモーションアニメーションなんですが、こんなところわざわざアニメで描かなくても!っていうシーンがあるので観て良かったなと思いました。コミュニケーションが絶妙にずれて、どこかうまくいかない不条理コメディとして観ると疲れないんじゃないでしょうか。マルコヴィッチの穴の監督の作品なので、マルコヴィッチの穴がダメだったらこの映画もダメかも。私はダメだった口です。基本情報Anomalisaアノマリサ2015年 90分製作国 : アメリカアメリカ(テルライド映画祭):2015年9月4日 アメリカ:2015年12月30日レイティング : R-15ジャンル:コメディ / ロマンス / コメディ・ロマンス / ストップモーションアニメあらすじカスタマー・サービスの分野でモチベーション・スピーカーとして名声を築き、本も出版しているマイケル・ストーン。しかし、彼自身は人生に何の刺激も感じられずにいた。ある日、講演者として...
コメディ

ビートルジュース (1988年) 92分【ネタバレ・考察】もう死ぬのが怖くなくなる?ダークポップなあの世の話。

ネタバレ無し感想小学校低学年の頃、VHSが擦り切れるくらい観てた大好きな作品です。 なんかの待合室の頭小さ過ぎおじさんと、ラストのウィノナが踊りながら舞うシーンしか覚えていなくて、再視聴しました。大人になってから、あの世界観に入れるか心配だったんですが、めちゃのめり込めました。テンポがいいし無駄がないし映像が面白い。ティム・バートンってコメディ上手いですね。ビジュアルの面白さや魅力、世界観だけじゃなくて、結構笑わせにきます。ホラーっぽい雰囲気なんですが、夜中に見ても怖くない絶妙なライン。あの世のルールがあるんですが”なんで?”と思わせない圧倒的テンポ感。ずっとパワフルで冷静にさせてくれない。ずっと楽しいから気がついたらティムバートンの手の上で転がってます。基本情報Beetlejuiceビートルジュース1988年 92分製作国 : アメリカ日本公開 : 1988年12月10日アメリカ:1988年3月30日製作費 : $15,000,000興行収入 : アメリカ:$74,664,632日本(配給収入):4億円ジャンル:コメディ / コメディ・ホラー / ファンタジー / ダーク・ファンタジ...
コメディ

デリカテッセン (1991年) 99分【ネタバレ・考察】ダークな世界観のドタバタコメディ。アメリの監督、ジャン=ピエール・ジュネの長編デビュー作。

ネタバレ無し感想映像が楽しいです。美的センス爆裂〜! さすがジャンジュネ〜!これが長編デビュー作ということですから末恐ろしいです。ただ、群像劇でずっとジタバタしているので、メインの話が全然進まず、つまらないコメディシーンを永遠と見せられるのでかなり怠かったです。ADHDの人は心地いいかも。エブエブとか銀魂のアニメとかそういうやつ思い出しました。奇人変人の大サーカスっていう感じ。古いカートゥーンっぽいコメディシーン多し。ギャグセンが幼児なんですが、中身が死とエロなので、子供には見せられないけど、大人からするとくだらな過ぎて笑えないというやつ。ナンセンスコメディ好きなら結構楽しいかも。基本情報Delicatessenデリカテッセン1991年 99分.キャッチコピー『肉踊る世紀末の巴里へようこそ。(巴里とは漢字のパリとのこと)』製作国 : フランス日本公開 : 1991年12月21日フランス:1991年4月17日レイティング : R-15ジャンル:コメディ / アートあらすじ核戦争から15年後、荒廃したパリに一軒だけ建つ精肉屋デリカテッセン。その上にあるアパートに、元ピエロの青年ルイゾンが引...
コメディ

好きにならずにいられない (2015年) 94分【ネタバレ・考察】あなたは彼を好きになれるのか?いろんな女性の意見を聞きたくなった映画。

ネタバレ無し感想実家暮らし、マザコン、ハゲ、デブ、おそらく低収入、オタク、中年、そして童貞という地獄スペックニキのお話でございます。でも不思議、映画見た後には好きになってしまっている。 邦題通りです。 間違いなく主人公のフーシを好きにならずにはいられない映画でした。基本情報Fúsi/Virgin Mountain好きにならずにいられない2015年 94分キャッチコピー『アイスランドの片隅で、心優しい大男が恋をした。』キャッチコピー(英語)『you can’t avoid life forever』製作国 : アイスランド/デンマーク日本公開 : 2016年6月18日アイスランド:2015年3月20日ジャンル:ロマンス / コメディあらすじアイスランドに住む43歳独身、心優しい大男フーシ。空港に勤めているのに飛行機に乗ったことがなく、同僚には巨体をからかわれ、近所の女の子と遊んでいると幼女誘拐と間違われる。そんな冴えない日々を送るフーシの楽しみは、戦車や兵士の小さなフィギュアでジオラマを作って遊ぶこと。見かねた母は、息子に出会いのチャンスを作ろうとダンス教室を申し込む。しぶしぶ出かけたフ...
アクション

ランボー/怒りの脱出 (1985年) 94分【ネタバレ・考察】前作とは全くの別物!これはこれで面白い、爽快な脳死爆発アクション映画!

ネタバレ無し感想前作ほどテーマ性はなく、作品の深みは損なわれてしまいましたが、1作品目のヒットのおかげで、だいぶ予算投入されたのか、アクションとしてのクオリティはぶち上がってます。ここまでやってくれると観てて爽快です。脳死で楽しめるアクション映画となっていました。ランボーがサブマシンガンをぶっ放すところめちゃくちゃ好きでした。『任務完了しました💢』気持ちいい〜!”え?ご都合主義?こまけーこたぁいいんだよ!それより爆発、爆発!”って感じで思いっきりアクションに振り切ってくれています。ずっとアクションしてくれるんで観ているこっちの頭がバカになります。私はめっちゃ楽しかったです。基本情報Rambo: First Blood Part IIランボー/怒りの脱出1985年 94分製作国 : アメリカ日本公開 : 1985年8月3日アメリカ:1985年5月22日製作費 : $44,000,000興行収入 : アメリカ・カナダ:$150,415,432世界:$300,400,432日本(配給収入): 25億円レイティング : R-15ジャンル:アクションあらすじ服役中だったランボーは、釈放と引き換え...
B級ホラー

バタリアン (1985年) 91分【ネタバレ・考察】衝撃的過ぎるラスト。このラストシーンを撮るためだけに作られた作品。

ネタバレ無し感想やっぱりシリーズ化している作品の1作品目は絶対に面白いですね。すでに5作品作られており、6作品目が2025年の12月にアメリカ公開のようです。想像通りのクオリティのB級映画で観やすかったです! ちゃんとキモかった!意外なラストです!展開もわかりやすいし、映像も”ザ・B級!”って感じで楽しいです。中弛みもしないので期待せずに見ると案外、満足度高いかもしれません。基本情報The Return of the Living Deadバタリアン1985年 91分キャッチコピー『あたしオバンバ、あなたの脳味噌食べさせて?』キャッチコピー(英語)『THEY’RE BACK FROM THE GRAVE AND READY TO PARTY!』製作国 : アメリカ日本公開 : 1986年2月8日アメリカ:1985年8月16日製作費 : $3-4 million興行収入 : $14.2 millionジャンル:ホラー / コメディ / コメディ・ホラーあらすじ1969年、軍人病院の薬品事故が原因で死体が次々に蘇生してしまった。ゾンビは長年極秘保管されていたが、ある日そこで働くフランクたち...
B級ホラー

エスケイプ・フロム・トゥモロー (2013年) 90分【ネタバレ・考察】ツッコむほどボケてくれない。マジでただただつまらない低予算映画。

ネタバレ無し感想ディズニーネタも全然盛り込んでいない。 終始グダグダ。撮影をディズニーでやりました!ということ以外にはなにも面白くない作品でした。なんかディズニーの魔法の世界は実は怖いものなんですよ!みたいなことをしたかったんだろうけど上手くいっていないです。なぜか出られない映画系の映画っぽい雰囲気なんですがそこまで練り込まれていないです。そりゃそうだ。この映画、1ヶ月で書かれた脚本だそうです。製作費65万ドル(当時のレートで約6345万)に対し、興行収入は約17万ドル(当時のレートで約1679万)。大赤字で大失敗になってしまいました。ちなみにこの製作費は祖父母からの遺産で大半を賄ったそうです。本作は2012年にポリグラインド映画祭にて上映する予定であったが、法的問題に対処するために公開が延期されたそう。そりゃそうなるわ。撮影背景著作権の鬼であることで有名なディズニーランドで無許可ゲリラロケを行い撮影したというとんでもない映画。なんのためにそのリスクを取ったのかわからない。ディズニーに対する批判や幸せな家族の象徴であるかのようなものにうんこ塗ってやろう精神が何かあるならわかるんですが、...