クライム

ガール・ウィズ・ニードル (2024年) 115分【ネタバレなし感想】今まで観たことないタイプのとんでもないホラー。人によってはガチのトラウマ映画。一歩間違えたら上映禁止レベルの内容。良質な胸糞映画を摂取したいという方にオススメ。

ネタバレ無し感想常軌を逸したホラー映画はなぜかいつも幸福度ランキング上位国で産まれる謎。 本作はデンマークの胸糞映画です。この映画、やば過ぎる。実話ベースじゃなかったら上映禁止になってたんじゃないかというぐらいやばい。内容として胸糞映画を作ってやろうと思っている人なら誰しも1番最初に思いつくと思うのですが、誰もこの一線を越えようとは思わないポイントです。倫理的に今までどの映画も踏み越えられなかった一線を、本作は実話であるという点を盾に踏み越えてます。映像はグロくないどころか、映像は非常に美しいです。音もかなり効果的に使われており、緊張感がずっと続きます。個人的にこの緊張感の演出は直近でみた教皇選挙に近かったです。張り詰めています。一呼吸おかせてくれません。ずっと休ませてくれません。教皇選挙とガール・ウィズ・ニードルを連続で観たら、凝ってない肩が凝ると思います。実話ベースですが、事前情報を一切見ずに観た方がショッキングで良いと思います。妊娠中の方や、赤ちゃんが出てくるホラーが苦手だったり、赤ちゃんや子供が酷い目に遭う映画がダメな方は心理的負担が大きいかもしれません。視聴の際はご注意くださ...
アクション

新幹線大爆破 (2025年) 134分【ネタバレ・考察】配信映画なのにゴリゴリの劇場向きの映画だった。映像と音の迫力が強過ぎて鉄オタじゃない私も楽しめた。俳優の演技が最高だったのものの、個人的には過剰でくどかった演出と脚本。

ネタバレ無し感想この映画、なんで上映しないんでしょうか? 世界最速試写会に参加させていただきましたが、めちゃくちゃ映画館で観てて楽しい作品でした。エンドロールでとんでもない数の会社が出てきたので大人の事情なのでしょうか。考えもつかない、新幹線ならではの展開はあるものの、映画観てきている人なら先が予想できてしまう内容な気がします。シン・ゴジラが好きで、ゴジラ-1.0がそこそこ嫌いで、シン・ウルトラマンが嫌いだった私にはそんなに刺さりませんでした。本作はエンタメ100%です。リアリティよりもエンタメに振り切っています。そういう作品が好きな方はもってこいの大作だと思います。新幹線のシーンが多いですが、全く乗り物に興味がない私でも退屈しなかったので新幹線がめちゃくちゃ魅力的に撮れていると思います。鉄ヲタの方や乗り物好きの方もめちゃくちゃ楽しめるんではないでしょうか。製作費いくらかかったんだろう。とんでもない迫力のある映像が続きます。内容はテレビドラマのような印象で、個人的にはそんなにでした。映像のクオリティはどう考えても劇場クオリティですが、内容的にはNetflixで家族で楽しくみるのにいいと...
ドラマ

HERE 時を越えて (2025年) 104分【ネタバレ・考察】主人公は土地。映像技術もアングルも編集も挑戦的。1つのアングルでアメリカを描く。各国版も観たくなる革新的なフォーマットの発明。少し感じるクリストファー・ノーラン風味。

ネタバレ無し感想この映画、一つのアングルで氷河期から現代までを駆け足で描いていきます。主軸となるのはとある家族の話ですが、思っているより登場人物多かったです。1つのアングルってだけなら退屈になりそうですが、クリストファー・ノーランみたいな時間軸を前後させる編集になっているので案外退屈しません。しかし、その分、メインとなる家族以外の全貌を把握できません。そしてフォレスト・ガンプの製作陣が再結集と宣伝文句で散々言われていました。確かにアメリカの歴史を描いており、フォレスト・ガンプ感は感じました。メインとなる家族は普遍的なアメリカの家庭です。案外穏やかで、極度にドラマティックな展開はありません。また、アングルも固定なので映像の動きもありません。その分、退屈させないように工夫はしており、ショート動画やTikTokを見ているかのようなテンポ感で物語がパラパラ変わりつつ進んでいきます。個人的にはその点も面白く、内容も地に足がついている印象で好きだったのですが、人によっては単調で退屈かもしれません。アメリカの歴史について関心がないorあまり知らない人からすると、人物ドラマにどれだけ感情移入できるかが...
ドキュメンタリー

バースデイ・パーティ/天国の暴動 (2023年) 98分【ネタバレ・考察】ただのジャンキーなバンドのオナニーを観せられているような映画だった。普通過ぎてつまらないパンクバンドの軌跡。不快な音楽を作り続けたバンドの不快でしかない映画。

ネタバレ無し感想試写会にご招待いただいたため、非常に気まずいのですが個人的には酷評サイドです。ちょっと、というかだいぶ退屈でした。見る前の印象はパンクでしたが、実際の内容はすごく大人しい映画です。そもそもこのバンドは不快な音楽を追求していた物凄く変なバンドです。その目的の通り、ずっと不快です。元々このバンドのファンの方は楽しいと思います。または類似する音楽ジャンルを聴いていた方も楽しいかもしれません。もし下記の音楽を聴いて、興味を持った方にはオススメです。また、お酒を飲みながら観るとジャンキー感を味わえて楽しいかもしれません。お酒に合うと思います。でもこの映画は流行れないそもそもそんなに有名なバンドではありません。AmazonでCDも売ってません。バンドのことも知らない、音楽のことも知らないなら、泥酔して、画面の中のメンバーと一緒にラリって観るのが楽しいと思います。ただ問題は、映画館で観る場合は酒を自由に買えないし、トイレが近くなったら困るしっていうのでそんなに酒を飲めません。じゃあ配信で観るとしたら、音の問題があります。本作は音響が良いところで観ないと画面に飲み込まれないと思うのでお...
ドラマ

花まんま (2025年) 118分【ネタバレ・考察】今、デートで行くならこの映画。演技良き、脚本良き、テンポ良き、エンタメ性良き、全てにおいてハイクオリティだけど個人的には全く刺さらなかった邦画。

ネタバレ無し感想多分大多数の人には刺さる本作は家族愛についてのお話でした。個人的なバックグラウンドが理由でこの作品には感情移入できる人物がいませんでした。理由は下記の通りです。家族や兄弟がおらず家庭をあまり経験していない。スピリチュアル・アンチ。血の繋がりに固執していない。個の話にそんなに熱を持てない私の感覚はマイノリティだと思うので、これから鑑賞しようか迷っている方の判断材料にはならないかも知れません。同じような感覚の方にはあまりオススメしないかもしれません。そんな私でも高評価せざるを得ない俳優の演技、脚本、映像、キャラクター造形、独自性、テンポ感、エンタメ性、独自の世界観など、様々な点において、ハイクオリティな作品だったと思います。予告編を観る限りでは"邦画によくある感動ポルノ"と勘違いしてしまってましたが、それぞれの人物描写に不自然感も無く、突拍子もない展開もないのですんなりと物語が入ってきます。使い捨てのキャラクターがいないのも好印象です。それぞれがきちんと重要な役割与えられています。全体的にクオリティが高い作品でした。基本情報PETALS AND MEMORIES花まんま20...
B級ホラー

シリアル・ママ (1994年) 93分【ネタバレ・考察】想定の斜め上を行く、最強に悪趣味でシニカルで、ただふざけ倒したブラック・コメディ映画。思想なんてねぇよ!お前ら(自分を含む)を全員笑い飛ばしたいだけだ!

ネタバレ無し感想かの悪名高きカルト映画、ピンク・フラミンゴ(ノーカットで犬のうんこを食うエンディングが有名)のジョン・ウォーターズ監督の作品なだけあって、凄まじい角度のコメディ映画です。そしてテンポが良いです。ジョン・ウォーターズ入門として最適なのではないでしょうか。ピンク・フラミンゴを想起させるシーンもチラホラとあるため、楽しめます。ファンサ抜群。あとこの監督、ただのキチガイかと思ったらコメディのセンスがちゃんとあるのが怖いです。もう好きにしろよwって気楽に観てられます。何回か爆笑シーンがありました。基本情報Serial Momシリアル・ママ1994年 93分キャッチコピー『殺人犯こそスーパースター!!』製作国 : アメリカ日本公開 : 1995年4月29日アメリカ:1994年4月13日製作費 : $13,000,000興行収入 : $7,800,000ジャンル:クライム / ホラー / コメディ / コメディ・ホラーあらすじ日常の道徳的に正しくない行為をした人間を惨殺しまくる連続殺人主婦の姿を描いたブラック・コメディ。アメリカのどこにでもありそうな郊外の閑静な住宅街。そこに暮らすビ...
コメディ

ワイルド・アット・ハート (1990年) 124分【ネタバレ・考察】気が付いたらあなたもデイビッド・リンチの掌の上。リンチ最大のコメディ作品。何故か面白いんだけど何処が面白いのかはわからない。芸術映画にも関わらず観客を突き放さないエンタメ性。男女という生物の精神性をエクストラクトしたかのような、ピカソ的な作品。

ネタバレ無し感想本来、アート映画ってこんなポップで観やすかったでしたっけ?笑この映画、テンポは良いし、面白いし、映像は個性的だし、どこかメジャー映画な雰囲気がしているのですが、意味わかんないし、詩的なセリフバンバン出てくるし、ファンタジーなのか現実なのかわからないし、がっつりアート映画でした。笑意外かもしれませんが、オズの魔法使いを観てから本作を視聴するとより一層楽しめるかもしれません。笑案外コメディ映画です!笑基本情報Wild at Heartワイルド・アット・ハート1990年 124分キャッチコピー『セイラーとルーラ。ふたりの熱いハートは、荒野を焼き尽くす。』製作国 : アメリカ日本公開 : 1991年1月15日フランス(カンヌ国際映画祭):1990年5月アメリカ:1990年8月17日製作費 : $9,500,000レイティング : R18+ジャンル:クライム / ロマンスあらすじ恋人ルーラと一緒にいたところ、因縁をつけてきた男を殺害したセイラ―は、刑務所に送られる。数年後、保釈になったセイラ―は再会したルーラと共にカリフォルニアへ旅立つ。だが、娘に執着するルーラの母マリエッタは、...
SF

サブスタンス (2024年) 142分【ネタバレ・考察】女によるルッキズム社会への復讐。日本版の予告編からは全く想像がつかない展開から、怒涛のラスト。あれだけのことをやっておいて、また驚くようなオチを付けれたのがすごい。噂が噂を呼んで大ヒットしそうな最強ホラー映画。

ネタバレ無し感想この映画、女なら全員が晒されている年齢や外見によるジャッジに対する怒りを徹底的に表現しておきながら、めちゃくちゃエンタメ性が高い作品でした。予告編からは想像できないくらいグロいので苦手な方はご注意ください。あと、日本版の予告編が非常に優秀なので、海外版の予告編は観ずに観にいった方が楽しいと思います。ネタバレ絶対厳禁の映画です。海外版の予告編はみない方がいいかも日本版の予告編では、とある要素が完全に隠されており、本編の展開にめちゃくちゃ衝撃を受けました!UK版の予告編などでは若干描かれてしまうので、この衝撃は受けられなかったと思います。日本版の予告編優秀!海外版の予告編は観ない方がいいかもしれません。映像も脚本もビビットキャラクターや欲望が結構デフォルメされて描かれていた印象です。無駄のない映像美と同様に脚本も無駄がなかったように思います。案外セリフが少ないです。SF設定に関してはなんだこれ!となりますが、そんなことツッコませないほどにテンポが良く、映像の美的センスが独特なので心地よく観れます。映像がオシャレながらホラーとしてもめちゃくちゃ成立していて、社会的なテーマも盛...
B級ホラー

VIDEOPHOBIA (2019年) 88分【ネタバレ・考察】下手くそインランドエンパイア!外国人が喜びそうな日本の風景がふんだんに映される。無気力なバカ女が性被害に遭って、荒唐無稽なラストへと向かう変な映画。ただイライラして疲労したという点ではホラーだった。

ネタバレ無し感想ホラー映画かと思って観てしまいました。 いつもの癖で、予告編もあらすじにも目を通さずに観るのが好きなので勝手にホラーだと思っていました。違いました。なんだこの映画。ターゲットは海外の人ですかね?日本の日常風景がふんだんに映されていました。配信で世界に観てもらい、名を売って海外進出のステップにしようという算段なのでしょうか。いらないシーンが多いです。なんの関係もない祭りの風景とか、ただ電車に乗っているだけのシーンとかやたら長いです。もし自分が外国人だったらそのシーンも楽しめただろうなと思います。セリフ少なめで淡々としています。アート映画っぽい雰囲気です。でも主人公の女がバカ過ぎてホラーでもないです。ずっと”お前マジかよ”という気持ちで観ていました。テンポが悪くて集中力が削がれます。鑑賞後感は結構ひどくて、疲労感のみでした。エンタメ性はほぼ感じませんでした。この映画、誰にオススメしたらいいんだろう。タイトルの意味フォビアとは恐怖症を意味する単語のため、ビデオフォビアはビデオ恐怖症という意味になります。基本情報VIDEOPHOBIAVIDEOPHOBIA2019年 88分キャ...
ドラマ

まる (2024年) 117分【ネタバレ・考察】ずっとダラダラしている映画。面白くなりそうなのに、何故かいちいち退屈でクサイ描写。見どころがない。穏やかすぎるジョーカー。クリエイターは共感できるところが多いのかも。

ネタバレ無し感想とにかくテンポが悪いです。台詞が安っぽいです。キャラクターにも展開にも全くリアリティがないのですが、エンタメしてません。リアリティがないならアッと驚く映像が見たいです。見どころがありません。一応テーマ性があり、個人的には好みなタイプのラストと展開のはずなのですが、あまりにも映像も脚本も退屈だったのでとにかく時間が長く感じました。前半は「いつ面白くなるんだろう」後半は「いつ終わるんだろう」と思っていました。配信で観ていたのですが、途中で限界が来たので家事をやりながら観ていました。この監督の作風なのでしょうか?まったり、ゆるふわ、穏便系なのでしょうか?個人的には全く良さがわからない映画でした。展開は好き円で始まってこの映画も円のように終わります。資本主義社会、搾取し、搾取される社会を割と主人公と同じような、主張の無いテンション感で描くところも好きでした。「なんか社会ってこんな感じっぽいね」みたいなトーンです。アーティストが置かれている現状をきちんと描いていたと思います。このトーンも、展開も好きなのですが、とにかくつまらなかったです。全体的につまらない映像的な面白さも、会話の...
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エド・ゲインとは一体どんな人物だったのか【番外編】様々な映画に影響を与えたシリアルキラーの概要

グロテスクな内容・写真を含みます。 苦手な方はページを閉じてください。エド・ゲイン Ed Gein1906年8月27日 - 1984年7月26日(77歳没)死因:肺癌からの呼吸不全罪:殺人2人、9体の死体泥棒別名:プレイン・フィールドの屠殺解体職人 家族構成:母、父、兄逮捕日:1957年11月16日上記の他にも実の兄を含めた5人の死・行方不明に関与しているのではと疑われている。 彼は裁判で「正気を失っている」と判断され、無罪を宣告されたのち、精神病院に収容され余生を過ごした。エド・ゲインとはざっくりアメリカのシリアルキラーである。過度な男性嫌悪に傾倒した母親により、閉鎖的環境に置かれ歪んだ教育を受けて育つ。母親が絶対的存在であり、母親死亡後に猟奇事件を起こした。女性を殺し、その死体で様々な”作品”を作っていた。また、母親から受けた歪んだ教育の影響で女になりたいという願望を持っており、女性の死体の皮を使って服を作ってたとされる。田舎の近所では”ちょっと変わっているが、大人しい正直者”とされていた。そんな人物が猟奇的な事件を起こしたことは町中に衝撃を与え、センセーショナルに報じられた。そん...
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女になる恐怖 – カミング・オブ・エイジ・ホラー【随時更新】

カミング・オブ・エイジ・ホラーカミング・オブ・エイジとは英語で「成長」「成人すること」などを意味する表現です。 ホラー映画では少女から女になる成長をホラーとして描かれることが多い印象です。 そんな作品をまとめました。キャリー(1976年 98分)あらすじ冴えない容姿とおどおどした態度でいじめられている少女・キャリー。彼女は極度に興奮すると発動する超能力の持ち主だった。学校のプロム開催直前、友人のスーは彼女への嫌がらせを反省し、ボーイフレンドのトミーに彼女を誘うようお願いするのだが…。※参照元:U-NEXTコメントシシー・スペイセク怪演!母親による女性性の抑圧、さらには外的要因による過度なストレスにより限界を迎えたキャリーが爆発するのが何よりも恐ろしいです。何より支離滅裂で思い込みが激しい母親が怖いです。この人、会話が通じないんだろうなっていう。男性嫌悪が行きすぎて女性嫌悪にまで至っている母親の発狂も相まって、女体への嫌悪がふんだんに描かれています。キャリー (1976年) 98分RAW~少女のめざめ~(2016年 99分)あらすじ16歳のべジタリアン・ジュスティーヌは、初めて親元を離れ...
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女怖い映画特集【随時更新】7作品

『女』が怖い映画特集本記事ではひたすらに女が怖い映画を紹介してしていきます。随時更新していきます。Pearl パール2022年 102分あらすじ1918年、テキサス。 スクリーンの中で踊る華やかなスターに憧れるパールは、敬虔で厳しい母親と病気の父親と人里離れた農場に暮らす。外の世界への憧れが募っていたある日、地方を巡回するショーのオーディションがあることを聞きつけ参加を望むが…。※参照元:U-NEXTコメント徹底的に自己中で短絡的で想像力がなく、共感能力もなく、他責思考でヒステリック。嫌な女すぎてむしろ気持ちいい。笑それで死にたいする実感がなさそうなのでとんでもないサイコパスです。パールの超長回しシーンといい、狂気のラストシーンといい、ミア・ゴスの演技力が凄すぎました。Pearl パール (2022年) 102分ミザリー1990年 108分あらすじ人気作家、ポール・シェルダンは大雪の中、車で大事故を起こし重傷を負う。付近に住む元看護婦でポールの熱烈なファンだと名乗るアニー・ウィルクスに助け出され、献身的な介護を受ける。しかし、アニーはポールの最新刊の内容を知ると態度を一変させる。※参照...
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ピンク・フラミンゴ (1972年) 93分【番外編】ピンク・フラミンゴの出演者たちのその後

悪趣味映画をつい観てしまうのですが、みるたびに出演者のその後が気になってしまいます。 気になってみたのでピンク・フラミンゴの出演者たちについて調べてみました。基本情報Pink Flamingosピンク・フラミンゴ1972年 93分キャッチコピー『そそりたつ芸術。』キャッチコピー(英語)『AN EXERCISE IN POOR TASTE』製作国 : アメリカ日本公開 : 1986年6月21日アメリカ:1972年3月17日製作費 : $10,000興行収入 : $6,000,000レイティング : R18+ジャンル:コメディ・ホラーあらすじバブス・ジョンソンという偽名を使って潜んでいるディヴァインは、卵しか食べない母親のエディ、不良息子のクラッカー、覗き趣味のある友人のコットンと共に、ボルチモア郊外のトレーラーハウスに住んでいた。ある日、タブロイド紙がディヴァインを「世界で最も下品な人間」(The filthiest person in the world)と評したことから、我らこそが「世界で最も下品な人間」だと主張するマーブル一家との争いが始まる。※参照元:Wikipedia英語版 予...
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アリ・アスター【まとめ・考察】恐怖の運命論。生物は皆、DNAという運命の手のひら。

アリ・アスター【まとめ・考察】恐怖の運命論。生物は皆、DNAという運命の手のひら。
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ソウ・シリーズ【まとめ・考察】ジグソウは何がしたかったのか?ソウ1 &ソウ2を観た時点での考察。ネタバレあり。

基本情報SAW SERIESソウ・シリーズ2004-年 - 現在ソウ(Saw)2004年 111分ソウ 2(SAW II)2005年 93分ジグソウは結局何がしたかったの?ソウ1 &ソウ2を観た時点での私のジグソウの認識をまとめました。3は見るかなあ、、、。見るなら順番通りに見ないとだよなあ、、、。⚠️ネタバレ有⚠️1での動機自分が癌になって死が確定し、生の尊さを知った。そんで周りの生きることを大事にしていない連中にムカつくようになった。だからそんな命へ無頓着な奴らに死に面する機会を俺が与えてやるんだ。そんでそいつらの強烈な生への執着を目の前で見ることで生を感じたい。という感じ?2での追加動機自殺未遂をした時に生を実感した。この衝撃を他人にも与えたい。死後も名を残すことによって永遠にこの世に存在し続けたい(ジグソウ的には永遠の命と同義?)。ていう感じ?1と2で共通しているのは人の生死を目の前で見るという刺激が生きている実感に繋がっている。だから人の生への貪欲な執着が見たい。ジグソウは生の実感を得るためにバンジージャンプとかはしない。あくまでも他人の命で遊びたい。自分の命はめちゃ大切。ジ...
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テリファー・シリーズ【まとめ・考察】アート・ザ・クラウンは結局何だったの?ネタバレあり

基本情報Terrifier Seriesテリファー・シリーズ2013年 - 未定テリファー0 (2013年) 83分テリファー (2018年) 84分テリファー 終わらない惨劇 (2022年) 138分テリファー 聖夜の悪夢 (2024年) 125分テリファー第4作品目 最終章 公開未定アート・ザ・クラウンは結局何だったの?悪魔です。確実に悪魔です。ここから下記作品について言及します。ネタバレをみたくない方はここで引き返してください。テリファー・シリーズヘレディタリー/継承 (2018年) 127分クラウン (2014年) 100分⚠️ネタバレ有レビュー⚠️悪魔は人間の身体と心を乗っ取るヘレディタリー情報ですが、悪魔は体も心も弱りきった人に入り込み、人格を乗っ取るみたいです。身体的に弱らせるのもそうですが、ターゲットの大切なものを殺したり壊したり、心を徹底的に弱らせます。心が弱りきっていないと、完全に乗っ取ることができないみたいです。テリファー 聖夜の悪夢でも、ヴィクトリアが完全に乗っ取られるシーンがありましたね。かろうじて残っていたヴィクトリア本人の人格が、文字通り死んでしまったシー...
SF

サブスタンス (2024年) 142分【ネタバレ・考察】女によるルッキズム社会への復讐。日本版の予告編からは全く想像がつかない展開から、怒涛のラスト。あれだけのことをやっておいて、また驚くようなオチを付けれたのがすごい。噂が噂を呼んで大ヒットしそうな最強ホラー映画。

ネタバレ無し感想この映画、女なら全員が晒されている年齢や外見によるジャッジに対する怒りを徹底的に表現しておきながら、めちゃくちゃエンタメ性が高い作品でした。予告編からは想像できないくらいグロいので苦手な方はご注意ください。あと、日本版の予告編が非常に優秀なので、海外版の予告編は観ずに観にいった方が楽しいと思います。ネタバレ絶対厳禁の映画です。海外版の予告編はみない方がいいかも日本版の予告編では、とある要素が完全に隠されており、本編の展開にめちゃくちゃ衝撃を受けました!UK版の予告編などでは若干描かれてしまうので、この衝撃は受けられなかったと思います。日本版の予告編優秀!海外版の予告編は観ない方がいいかもしれません。映像も脚本もビビットキャラクターや欲望が結構デフォルメされて描かれていた印象です。無駄のない映像美と同様に脚本も無駄がなかったように思います。案外セリフが少ないです。SF設定に関してはなんだこれ!となりますが、そんなことツッコませないほどにテンポが良く、映像の美的センスが独特なので心地よく観れます。映像がオシャレながらホラーとしてもめちゃくちゃ成立していて、社会的なテーマも盛...
ドラマ

シンシン/SING SING (2023年) 107分【ネタバレ・考察】「グリーンマイル」、「ショーシャンクの空に」を圧倒的に凌駕する刑務所映画の傑作。綺麗事に頼らず、地に足が着いた切実な刑務所映画。その場にいるかのようなリアリティ。痛みも温もりも描かれており、魂を感じる名作。

ネタバレ無し感想宣伝文句で「グリーンマイル」や「ショーシャンクの空に」が使用されていますが、上記2作品より圧倒的に素晴らしかったです。 個人的にはNo.1の刑務所映画です。個人的には上記の2作品はあまりにも現実離れしている印象だったので全く刺さりませんでしたが、本作はブッ刺さりました。本物の元収監者が出演していて、さらに長回しのシーンが多く、カメラのブレもドキュメンタリーかのようで、とにかくリアリティが凄いです。あと噛んでいるシーンもそのまま使われていました。しかも噛んでいるシーンの俳優を調べたら元受刑者ではなくプロの俳優の方だったので、見終わった後に笑いました。是非映画を観て確かめてみてください。多分あれは噛んでます。笑キャスト情報は確認せずに観てほしい本作には元収監者が出演しています。プロの俳優と元収監者が混ざって演技をしています。本物の元収監者がプロの俳優に太刀打ちするって相当難しいはずなのに見事に見分けが付かなくなっていました。その逆も然りです。とにかく本作はドキュメンタリーを観ているのかと見間違うほどのリアリティがありました。誰が受刑者で誰が俳優なのか、予想してみて欲しいです...
コメディ

マルセル 靴を履いた小さな貝 (2021年) 90分【ネタバレ・考察】とにかく可愛いくて笑える素敵な物語で心が浄化される映画。製作期間7年のA24によるストップモーション×実写。掘り出し名作。

ネタバレ無し感想マルセルがとにかく良いキャラしていて可愛いです。貝が生活しているという世界観がきちんと作り込まれていて楽しいです。キャラクター造形もしっかりしていて、物語もすんなり入ってきます。コメディ要素が可愛くて笑えるので老若男女が楽しめると思います。物語のクオリティもものすごく高いのでもう一回観たいです。詩的な表現やマルセルが感じていることを語るシーンはどこか感動的で心に残る印象的でした。めちゃくちゃテンポよくて惹きつけられますし、映像も脚本も素晴らしく、感動と笑いのバランスが凄く良い作品でした。根底には深いテーマが流れており、もう一度鑑賞したいと思いました。事前情報作中、60ミニッツというテレビ番組が出てきますが、これはアメリカのドキュメンタリー番組です。1968年から放送されている長寿番組で、ハリウッドスターや政治、医療など幅広い題材を取り扱っている人気番組です。Youtubeチャンネル:基本情報Marcel the Shell with Shoes Onマルセル 靴を履いた小さな貝2021年 90分キャッチコピー『貝だって人生は、ままならない』製作国 : アメリカ日本公開 ...
スリラー

教皇選挙 (2024年) 120分【ネタバレ・考察】息継ぎができないほどの澱まない緊張感。圧倒される映像美と音響。素晴らしい演技と脚本。文句のつけどころがない胃が痛くなる名作。<観る前の必要情報>

ネタバレ無し感想これは久々に痺れましたね。 細部まで作り込まれた衣装、建物、美術、音響、音楽、全てが美しかったです。また俳優の演技も本当に素晴らしかった。あまりにも素晴らしい演技だったので主人公に感情移入し過ぎてしまい、鑑賞中に胃が痛くなりました。私は基本的にミステリーは得意ではないのですが、本作は密室で人間模様がメイン、しかもとてつもないリアリティで描かれるため、全く退屈することなく最後まで惹き込まれました。キリスト教の知識が必要だと思われる方が多いかと思いますが、全く知識が無くても楽しめる作品となっております。どちらかというとアメリカの政治や社会問題についての知識がある方が楽しめるかもしれません。体調万全で挑もうホラー映画かと錯覚するほどの凄まじい緊張感がずっと続きます。むしろ、ホラー映画の方が優しい。本作ではリラックスできるタイミングが全くありません。ハラハラし続けるので、結構体力を持っていかれます。寝不足時の鑑賞はオススメしないかもしれません。人によってはオススメしない本作は素晴らしいクオリティの作品ではあるのですが、派手な展開はないため、人によっては寝てしまうかもしれません。...
エロティック・スリラー

ベイビーガール (2024年) 115分【ネタバレ・考察】また女の性の開放をまた描くの?と思ったらポリアモリーやEQ、ジェネレーションギャップなど、どこか新時代的な内容の映画だった。20年後にまた観たい。

ネタバレ無し感想このタイプの主人公の第一人者でしょう! あるいは二度とこのタイプの主人公は現れないでしょう!笑それにしても大御所にして、ここまで恥部を曝け出したニコール・キッドマンには感服です。ホンモノ過ぎる。本作でより一層ファンになりました。個人的には女性のオーガズムシーンNo.1のインパクトがある映画です。鑑賞直後はそこまで高評価ではなかったのですが、鑑賞後にどんどん評価が上がりました。しかも観たことのないタイプの映画過ぎて、観た直後は消化不良を起こしていましたが、時間が経てば経つほど面白いです。さすがA24が配給する作品、新しい価値観をぶつけてきます。フェミニズム的な始まりですが、それよりZ世代との価値観のギャップに戸惑いながらも、その新しい価値観によって解放される作品に見えました。爆笑できるシーンもちょいちょいあったので早くもう1回観たい。とにかくいろんな年齢層、性別の人の感想が聞きたくなりました。人によって視点がだいぶ変わりそうなので、ある種のリトマス試験紙になり得そうな作品です。基本情報Babygirlベイビーガール2024年 115分キャッチコピー『やめないで』キャッチコ...
B級ホラー

呪怨 ビデオオリジナル版(2000年) 76分【ネタバレ・考察】天才としか言いようがない。心霊ホラーが全く怖くない私が、怖過ぎて洗顔する際に支障をきたしたホラー映画。

ネタバレ無し感想先日、貞子vs 伽椰子を見たのですが、想像以上に伽椰子のビジュアルが怖かったので、本作を視聴することにしました。伽椰子も俊雄も物心ついた頃には、お二人ともスターになられており、コメディで消費されているお姿しか見たことがありませんでした。なので油断してしまい、かなりダメージを喰らいました。人怖、心霊、人体破壊など、ありとあらゆる恐怖演出をしてくるので、少しずつHPが削られ、ラストでトドメを刺されます。それぞれの人物描写が緻密に描かれているので、心霊描写にも説得力があり恐怖度が高いです。この映画すごい。かなり怖い。そして魅せるシーンと見せないシーンの緩急が素晴らしいです。また、一部の描写はあえて見せないことでこちらの想像力に委ねることにより、見えるより怖いシーンがちらほらとあります。前半は大人しいのですが、なんか小気味良いテンポで話が進んでいくので、とっても見やすいです。そして少しずつ怖くなって行くので、後半はめっちゃ集中してしまい、気がついたら映画が終わっていました。これはすごい。そして映像の質感、普通なら安っぽいと一蹴してしまいそうですが、本作はその安っぽい質感すら上手...
アドベンチャー

悪い子バビー (1993年) 114分【ネタバレ・考察】なんで本作がそこまで有名じゃないのかが解せない。宗教へ疑問を抱かせ存在意義を問う強烈な名作。『哀れなるものたち』の男&現実版。思考実験のような映画。

ネタバレ無し感想本当にすごい作品を見てしまった気がします。感動したのか何なのかわかりませんが、本作を見終えたとき呆然としていました。嵐のようなテンポ感で進んでいき、気がついたら映画が終わっていました。作中、ずっと悲しくて切なかったのですが、後味の悪くない素敵な作品です。『哀れなるものたち』の男・現実世界版という感じでしょうか。今の時代には作れない作品です。そしてバビー役の俳優の演技力がすごいです。かなり体も張ってます。そしてものすごく目が綺麗です。あと映像、音楽も面白い。そしてテーマは人体の構造のように複雑に絡み合っていて言語化ができません。まさにアートという感じです。映画である必要性のある作品という印象を受けました。基本情報Bad Boy Bubby悪い子バビー1993年 114分キャッチコピー『奇妙で、無情で、過酷でも、愛に溢れた人生。』製作国 : オーストラリア/イタリア日本公開 : 2023年10月20日イタリア(ヴェネツィア映画祭):1993年9月1日オーストラリア:1994年7月28日製作費 : 80万豪ドル興行収入 : 808789豪ドルレイティング : R18+ジャンル...
B級ホラー

ザ・ハント (2020年) 89分【ネタバレ・考察】右翼も死ね!左翼も死ね!富裕層も貧困層も死ね!っていうみんな死ね映画

ネタバレ無し感想予告編も見ずに見た方がいいです。富裕層も貧困層も右翼も左翼も徹底的にバカにする愉快犯的な映画でした。 右も左も上も下も、四方八方全部が敵よ!正義も神もクソ喰らえ!俺は生きたいだけだ!っていうロックな感じ。世の中のいろいろなどうでもいい思想にうんざりしている人はめっちゃ楽しいと思います。この映画は全ての思想をバカにしています。この映画に主張があるとすれば、人間はバカっていうことですかね。邦画でリメイクするなら絶対に藤原竜也が序盤のあの男に配役されて欲しい。ムシャクシャした時におすすめです。基本情報The Huntザ・ハント2020年 89分キャッチコピー『全米が封印した、2020年最大の問題作。』製作国 : アメリカ日本公開 : 2020年10月30日アメリカ:2020年3月13日製作費 : $14,000,000興行収入 : アメリカ・カナダ:$5,812,500日本:2800万円世界:$10,843,260レイティング : R-15ジャンル:アクション / スリラーあらすじ森の中で目覚めた12人の男女。そばにあった巨大な木箱には、1匹の豚と数々の武器が収められていた。...
アドベンチャー

食人族 (1980年) 95分【ネタバレ・考察】食人族によるエクスプロイテーション映画かと思っていたらカウンターパンチを喰らうファウンドフッテージの元祖。観客を含む全員が食人族エンド。

ネタバレ無し感想製作陣、観客、関係者の全員に唾を吐き捨てるような作品でした。 ジョーカー:フォリアドゥに通づる、観客に対して冷水をぶっかけるメタ的な構造になっています。好きです。一部、本物のスナッフフィルムが差し込まれています。そして本物の動物を殺すシーンもあります。その他のグロ表現もクオリティが非常に高いです。グロ映画にあまり耐性がない方や、グロ映画初心者の方は、テリファー 終わらない惨劇あたりから見始めるのをオススメいたします。残虐シーンがドキュメンタリータッチで撮影されているのもあり、リアリティがすごいです。泥だらけで汚い。現地の人に撮影協力をしてもらったそうですが、それも相まってリアリティに拍車がかかっています。グロ過ぎて何がなんだかわかんねーよ!映像的なインパクトもそうですが、案外ちゃんとテーマ性がありました。しかし、グロ描写のインパクトが強過ぎてあんまり内容が入ってきません!そして、もう一度観ようという気には到底なれません。本作はあらゆるレビューサイトで非常に評価が低いのが特徴です。グロだけで作られた作品ではなく、案外映画としても内容がしっかりしていましたが、グロ映像のイン...
ファンタジー・ホラー

ブルー・マインド (2017年) 97分【ネタバレ・考察】少女が大人になるまでの過程をホラーにした映画。

ネタバレ無し感想カミング・オブ・エイジ・ホラーっていうんですね。この映画を見終わった後に思い出したセリフはヴァージン・スーサイズの『先生に13歳の女の子の気持ちがわかるっているの?』でした。思春期の情緒不安定さもよく表現されていて、自分が思春期だった頃の気持ちを思い出しました。ホラーの種類としては、キャリーやRAWに通ずるタイプです。自分の体が大人へと変化していく自分の体への恐怖が主軸となっています。個人的にはめちゃくちゃ好きなエンディングでした。面白かったです。もう一回観たいかも。基本情報Blue My Mindブルー・マインド2017年 97分キャッチコピー『少女は変態する。』キャッチコピー(英語)『MIA’S BODY IS CHANGING』製作国 : スイスレイティング : R-15ジャンル:ファンタジー・ホラーあらすじ両親の仕事の都合で新しい街に引っ越してきた15歳のミア。親へのいら立ちと、大人の女性に変化していく自身の不安を抱えながら、彼女はクラスの仲間たちと悪い遊びに手を染めていく。そんななか、彼女の体に不気味で不自然な変化が起こり始める。※参照元:U-NEXT日本版 ...
B級ホラー

シリアル・ママ (1994年) 93分【ネタバレ・考察】想定の斜め上を行く、最強に悪趣味でシニカルで、ただふざけ倒したブラック・コメディ映画。思想なんてねぇよ!お前ら(自分を含む)を全員笑い飛ばしたいだけだ!

ネタバレ無し感想かの悪名高きカルト映画、ピンク・フラミンゴ(ノーカットで犬のうんこを食うエンディングが有名)のジョン・ウォーターズ監督の作品なだけあって、凄まじい角度のコメディ映画です。そしてテンポが良いです。ジョン・ウォーターズ入門として最適なのではないでしょうか。ピンク・フラミンゴを想起させるシーンもチラホラとあるため、楽しめます。ファンサ抜群。あとこの監督、ただのキチガイかと思ったらコメディのセンスがちゃんとあるのが怖いです。もう好きにしろよwって気楽に観てられます。何回か爆笑シーンがありました。基本情報Serial Momシリアル・ママ1994年 93分キャッチコピー『殺人犯こそスーパースター!!』製作国 : アメリカ日本公開 : 1995年4月29日アメリカ:1994年4月13日製作費 : $13,000,000興行収入 : $7,800,000ジャンル:クライム / ホラー / コメディ / コメディ・ホラーあらすじ日常の道徳的に正しくない行為をした人間を惨殺しまくる連続殺人主婦の姿を描いたブラック・コメディ。アメリカのどこにでもありそうな郊外の閑静な住宅街。そこに暮らすビ...
コメディ

ワイルド・アット・ハート (1990年) 124分【ネタバレ・考察】気が付いたらあなたもデイビッド・リンチの掌の上。リンチ最大のコメディ作品。何故か面白いんだけど何処が面白いのかはわからない。芸術映画にも関わらず観客を突き放さないエンタメ性。男女という生物の精神性をエクストラクトしたかのような、ピカソ的な作品。

ネタバレ無し感想本来、アート映画ってこんなポップで観やすかったでしたっけ?笑この映画、テンポは良いし、面白いし、映像は個性的だし、どこかメジャー映画な雰囲気がしているのですが、意味わかんないし、詩的なセリフバンバン出てくるし、ファンタジーなのか現実なのかわからないし、がっつりアート映画でした。笑意外かもしれませんが、オズの魔法使いを観てから本作を視聴するとより一層楽しめるかもしれません。笑案外コメディ映画です!笑基本情報Wild at Heartワイルド・アット・ハート1990年 124分キャッチコピー『セイラーとルーラ。ふたりの熱いハートは、荒野を焼き尽くす。』製作国 : アメリカ日本公開 : 1991年1月15日フランス(カンヌ国際映画祭):1990年5月アメリカ:1990年8月17日製作費 : $9,500,000レイティング : R18+ジャンル:クライム / ロマンスあらすじ恋人ルーラと一緒にいたところ、因縁をつけてきた男を殺害したセイラ―は、刑務所に送られる。数年後、保釈になったセイラ―は再会したルーラと共にカリフォルニアへ旅立つ。だが、娘に執着するルーラの母マリエッタは、...
アドベンチャー

悪い子バビー (1993年) 114分【ネタバレ・考察】なんで本作がそこまで有名じゃないのかが解せない。宗教へ疑問を抱かせ存在意義を問う強烈な名作。『哀れなるものたち』の男&現実版。思考実験のような映画。

ネタバレ無し感想本当にすごい作品を見てしまった気がします。感動したのか何なのかわかりませんが、本作を見終えたとき呆然としていました。嵐のようなテンポ感で進んでいき、気がついたら映画が終わっていました。作中、ずっと悲しくて切なかったのですが、後味の悪くない素敵な作品です。『哀れなるものたち』の男・現実世界版という感じでしょうか。今の時代には作れない作品です。そしてバビー役の俳優の演技力がすごいです。かなり体も張ってます。そしてものすごく目が綺麗です。あと映像、音楽も面白い。そしてテーマは人体の構造のように複雑に絡み合っていて言語化ができません。まさにアートという感じです。映画である必要性のある作品という印象を受けました。基本情報Bad Boy Bubby悪い子バビー1993年 114分キャッチコピー『奇妙で、無情で、過酷でも、愛に溢れた人生。』製作国 : オーストラリア/イタリア日本公開 : 2023年10月20日イタリア(ヴェネツィア映画祭):1993年9月1日オーストラリア:1994年7月28日製作費 : 80万豪ドル興行収入 : 808789豪ドルレイティング : R18+ジャンル...
スプラッター

グリーン・インフェルノ (2013年) 100分【ネタバレ・考察】意識高い系大学生ざまぁな映画。割と見やすくてポップで楽しいグロ映画。

ネタバレ無し感想すげーなこの映画。 グロ描写に抜かりないじゃん。本作は食人族(1980年)をモチーフに製作された作品です。食人族と比較すると、ドキュメンタリー感もありませんし、本物の動物を殺していません。グロ映画っぽいグロ映画で見やすいです。グロのクオリティは高いですが、グロ映画に慣れている方なら見やすい方のグロ映画だと思います。テリファー 終わらない惨劇が余裕だったらこの映画も余裕だと思います。案外、笑えるシーンが多く、ポップに楽しめるグロ映画という印象でした。テンポもめっちゃいいし、次の展開が読めません。食人族と内容は全く違うものとなっていますが現代版リメイクとして観ても優秀なのではないでしょうか。リメイクするなら、これくらい改変してしまってもいいよね!と思えるような作品です。イーライ・ロスの手際の良さ、緩急の上手さ、食人族愛を感じれる作品でした。なんだか見てて気分がいい作品でした。食人族では、テーマ性を強く感じる作品でしたが、本作はほぼほぼメッセージ性は伝わってきません。テーマについてはバカで傲慢な若者への嫌悪感があるんだろうなとは感じましたが、それくらいの印象です。でも満足度は...
アドベンチャー

食人族 (1980年) 95分【ネタバレ・考察】食人族によるエクスプロイテーション映画かと思っていたらカウンターパンチを喰らうファウンドフッテージの元祖。観客を含む全員が食人族エンド。

ネタバレ無し感想製作陣、観客、関係者の全員に唾を吐き捨てるような作品でした。 ジョーカー:フォリアドゥに通づる、観客に対して冷水をぶっかけるメタ的な構造になっています。好きです。一部、本物のスナッフフィルムが差し込まれています。そして本物の動物を殺すシーンもあります。その他のグロ表現もクオリティが非常に高いです。グロ映画にあまり耐性がない方や、グロ映画初心者の方は、テリファー 終わらない惨劇あたりから見始めるのをオススメいたします。残虐シーンがドキュメンタリータッチで撮影されているのもあり、リアリティがすごいです。泥だらけで汚い。現地の人に撮影協力をしてもらったそうですが、それも相まってリアリティに拍車がかかっています。グロ過ぎて何がなんだかわかんねーよ!映像的なインパクトもそうですが、案外ちゃんとテーマ性がありました。しかし、グロ描写のインパクトが強過ぎてあんまり内容が入ってきません!そして、もう一度観ようという気には到底なれません。本作はあらゆるレビューサイトで非常に評価が低いのが特徴です。グロだけで作られた作品ではなく、案外映画としても内容がしっかりしていましたが、グロ映像のイン...
B級ホラー

悪魔のいけにえ (1974年) 84分【ネタバレ・考察】美的センスが光る映像美。そしてグロテスクながら美しい”作品”たち。差し込まれる身体障害者への無意識的な差別と希薄な親族関係。後半はもはやコメディ。

ネタバレ無し感想ちょいちょい挟まれる映像美。 あんまりってかほとんどグロくないです。音がすごくいいですね。前半は障害者を中心とした人間関係の嫌な感じを描いています。この監督、もしかして人間模様を描くの得意だったりする?後半はグダグダのコメディです。本作はBGMがほとんどないですが、めっちゃうるさいです。チェーンソーの音と女の悲鳴をこれでもかというほどきかせてきます。どちらかというと音で不快にさせてくる。怖いかと言われるとそんなに怖くないです。終盤はツッコミ映画です。面白いです。基本情報The Texas Chain Saw Massacre悪魔のいけにえ1974年 84分製作国 : アメリカ日本公開 : 1975年2月1日アメリカ:1974年10月1日製作費 : $83,000興行収入 : アメリカ・カナダ:$30,859,000レイティング : R-15ジャンル:ホラーあらすじ1973年、テキサス。ワゴン車に乗ってドライブ旅行に繰り出すサリーやフランクリンら、5人の若者はヒッチハイカーの男を乗せることに。異常な言動を繰り返す彼に恐れを抱いて車から降ろしたサリーたちだったが、それを機に...
サイコホラー

屋敷女 (2007年) 83分【ネタバレ・考察】世界中でカットにカットを重ねられた、妥協なきグロ映画。とんでもない映画。

ネタバレ無し感想容赦ないグロゴアでテンポ良くて面白かったです。 一応、5行くらいで書き終わってしまいますが物語もちゃんとあります。思ってたより切ないラストでした。グロ表現が本当に酷いのでご注意ください。私は休憩を挟まないと最後まで観れませんでした。最初はあんまり予算なかったのかな?という質感だったのであまり期待していなかったのですが、案外ちゃんと作られていました。グロゴア表現が常軌を逸しています。ところどころ個性ある映像も差し込まれていて、見応えあります。無駄なセリフがないのですが最後まで見てしまいます。基本情報À l'intérieur/Inside屋敷女2007年 83分キャッチコピー『この女、凶暴につき。』製作国 : フランス日本公開 : 2008年6月21日フランス:2007年6月13日アメリカ:2007年10月17日レイティング : R18+ジャンル:ホラー / ボディホラー / スプラッター / スリラーあらすじクリスマス・イブの夜。出産を翌日に控えた妊婦・サラの家に、黒い服を着た長い髪の見知らぬ女が忍び込んでくる。女は巨大なハサミを手に、サラに襲いかかる。信じられない衝撃...
ドラマ

黒い太陽 七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌 (1988年) 105分【ネタバレ・考察】撮影方法に問題がありすぎて映画としての評価ができない映画。

ネタバレ無し感想悪趣味映画界では割と有名な作品。本物の猫を虐待し、本物の死体を使って撮影している倫理観の狂った作品であるからです。子供の頃、日本とドイツの医療は戦争時の人体実験により飛躍したって話を聞いたことがありましたが、ここまで凄惨な大量殺人だとは想像していませんでした。一応、映画は映画なので、という程度に留めておいた方がいいかと思います。香港人が中国で作った映画なので、真偽がわかりませんん。鵜呑みにはできないです。しかし、本作は極端に日本人を悪く描こうとしているかというと、そういう意図はあまり感じません。全員が戦争の被害者であるというのが第一印象でした。本作の原作は「悪魔の飽食」という本だそうで、監督はできるだけ忠実に再現しようとしたとのこと。読んだところで国が正式発表するわけもなけりゃ今から正確な調査ができるわけでもなけりゃ、もちろん自分の目で見ることもできないのでもはや真実は闇の中です。しかし、本作で描かれていた酷いことが行われていたと言われても全く違和感はないです。
ナチスにもサイコ医師いましたしね。本作をリメイクするなら、日本のことも中国のことも知らない、ボンゴあたりの1...
ホラー

フリークス (1932年) 64分【ネタバレ・考察】一体、誰が怪物なのか?今では絶対に作れないホラー映画

ネタバレ無し感想だいぶ前に見たことがあったんですが、ラストシーンしか覚えていなかったので再視聴しました。 結構胸糞悪い話だったんですね。全然覚えていなかった。多種多様な奇形の人たちは出てきますが、割と内容は普通の群像劇です。メインのストーリーは結婚詐欺ですが、サーカス内に住む人たちの色々な小ネタを挟んでくれます。サーカス感満載に騒がしく次から次へと小ネタが出てくるので案外退屈しないです。展開やセリフにはかなり時代を感じます。普通に不快なセリフが出てきますが当時はこれぐらい大したことなかったのかな。基本情報Freaksフリークス1932年 64分制作国 : アメリカ日本公開 : 1932年11月24日アメリカ:1932年2月20日製作費 : $310,600レイティング : PG-13ジャンル:ホラーあらすじフランスの曲馬団の一員である小人のハンスは小人の曲芸師のフリーダと婚約していたが、美貌の軽業師のクレオパトラに魅せられてもいた。ハンスが親戚からの莫大な資産を相続することを知ったクレオパトラは金目当てに彼を誘惑し、クレオパトラに眩まされるままハンスは彼女との結婚を決めてしまう。婚約者...
スリラー

セルビアン・フィルム (2010年) 104分【ネタバレ・考察】アイディア一本勝負で面白くなかった作品。

ネタバレ無し感想落ちこぼれ元ポルノスターが大金のために撮影内容も知らされないまま""アート作品""の出演を承諾したところ、家族諸共悲惨な目に合うという話です。テンポ遅いです。スリラーとしても面白くありません。”これやばくね?w”というアイディア一本勝負で作ったんだろうなという作品です。こうして考えてみるとトム・シックスって偉大ですね。グロですが、あんまりリアリティはないのでその点はそこまでではないです。ただ内容の胸糞悪さ、気持ち悪さ、悪趣味さは半端じゃない。おすすめはしません。基本情報A Serbian Filmセルビアン・フィルム2010年 104分キャッチコピー『俺の身に、一体何が起こったのか』制作国 : セルビア日本公開 : 2012年1月21日セルビア:2010年6月16日レイティング : R18+ジャンル:ホラー / スリラー / バイオレンスあらすじポルノスター・ミロシュは現役を引退し、妻マリア、幼い息子ペタルと共に暮らしていたが、中々仕事に恵まれず困窮していた。 そんなある日、ミロシュはかつて共演したレイアから海外向けの大作ポルノに出演しないかとの誘いを受ける。高額のギャ...