第二次世界大戦

戦争

私は貝になりたい (2008年) 139分【ネタバレ・考察】全年齢対象でかつ地上波で放映できるように作った印象のサッパリしている戦争映画。

ネタバレ無し感想中居正広が引退しましたね。 そういえば戦争映画に出ていたなと思って再視聴しました。小学生くらいの頃にDVDで見てから2度目の視聴です。映画としては面白くなく、テレビドラマのスピンオフ・クオリティの印象の作品でした。今見ても印象は変わりませんでした。主演お二人の演技は本当に微妙です。ほんの一瞬しか出てこなかった草彅剛に全て持って行かれています。よく考えてみたら中居正広も仲間由紀恵もそもそも演技派ではないか。俳優の演技力が微妙というか、そもそも演出が過剰でクサイのでキツいです。しかし老若男女見れるようにしているんだろうなと思いました。家族で見ることのできる戦争映画です。基本情報Watashi wa kai ni naritai私は貝になりたい2008年 139分キャッチコピー『家族へ、帰りたい。』製作国 : 日本日本公開 : 2008年11月22日興行収入 : 24.5億円ジャンル:戦争 / ドラマあらすじ高知の漁港町で理髪店を営む清水豊松は、決して豊かではないが家族3人で何とか暮らしていた。しかし、戦争が激しさを増し、豊松のもとにも召集令状が届いた。矢野中将率いる本土防衛...
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野火 (2015年) 87分【ネタバレ・考察】かなり良いシーンもあったし俳優の演技も素晴らしかったのに映画全体としては微妙だったのが悔しい作品。

ネタバレ無し感想野火を何も知らない方にはオススメはします。人類全員がとあるシーンのショックを味わうために見た方がいいんじゃないかと思いますが、映画としては微妙でした。1959年の白黒版を先に観ていてよかったなと思いました。本作を最初に観ていたら全然意味わからんかっただろうし、もっと評価が下がっていたかもしれないです。主人公は飢餓と、すぐ隣にある死の恐怖に追い詰められていきますが、超えてはいけない一線を常に意識してなんとか生き残ろうとしています。その葛藤があまり伝わってこなかった印象です。本作はそもそもリメイクのつもりで製作されていないそうなのですが、オリジナル版の衝撃を上回ることはなかったです。残酷ゴアシーンの衝撃はもちろんリメイク版の本作の方がすごかったですが、それより超えてはいけない一線を越えるのか、どうすればいいのか、まともに思考も回らない中で追い詰められていく主人公の精神状態が描かれていたかというと微妙でした。しかもずっと映像が安っぽいです。序盤は酔うだけで面白くないです。後半になってかなりショッキングなシーンが続きます。それで”ああ、そうだ、これ野火だった”ってなりました。時...