性被害

ドラマ

リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 (2023年) 116分【ネタバレ・考察】一流モデルが何故戦場カメラマンになったのか。とにかく逞しい1人の女性について描かれた名作。身をすり減らしながらも決して立ち止まらない。まるでヒーロー映画のようだった。

ネタバレ無し感想映画としてのクオリティが非常に高く、社会的意義も感じる素晴らしい作品でした。 重い内容ですが、リー・ミラーの勇ましさのお陰でそこまで心が沈まずに観ていられました。逞し過ぎて笑えてきてしまうところもありました。命知らず過ぎて好きです。セリフは少なめで表情で語るシーンが多く、惹き込まれます。本作はリー・ミラーの人生のごくごく一部を切り取ってダイジェストにしたかのような印象でした。圧倒的な説得力もっとじっくり描いて欲しいと思いました。かなり物語は駆け足のため、映画では尺が足りないと感じました。しかし、ケイト・ウィンスレットの演技力が凄過ぎて、リー・ミラーの存在に説得力が凄まじいです。どれほど演じる人物への解像度が高いんだ。とにかく演技が素晴らしかったです。そして最適人じゃないでしょうか。ケイト・ウィンスレットの他にこの役は務まらないと思うほど的役でした。この限られた映画の尺で可能な限りリー・ミラーを表現していたと思います。事前情報はあった方がいい映画パワフルなケイト・ウィンスレットの演技に魅了されますが、物語は駆け足に進んでいく印象だったので、ところどころ置いてけぼりになりか...
スリラー

ミステリアス・スキン (2004年) 99分【ネタバレ・考察】少年たちのトラウマを繊細に描き、追体験させて観客の心に傷を残す名作。リアルでヒリヒリする人物描写。有名俳優の若手時代の名演技が見られる。その辺のホラーよりよっぽどトラウマになる映画。

ネタバレ無し感想私はショック過ぎてエンドロールで思考停止して茫然としていました。 本作は強烈に心に傷が残る映画です。表情も人物描写も説得力が凄過ぎて、ヒリヒリと痛い映画でした。しかもこの映画、10年以上前に何かで観たことがあった気がするんですよね。当時もかなり衝撃を受けた気がするのですが、内容はほぼ忘れていました。それでもタイトルだけは忘れなかった映画です。今回、再視聴して納得しました。観た後に心に傷を負う映画です。この映画、人物描写と俳優の演技力と演出が上手すぎて、観客にもトラウマを追体験させます。私は本作に出てくるような、類似する体験は全く受けたことがない上、女で異性愛者なのですが、かなりダメージを受けました。本当に心にブラックホールができるような映画でした。基本情報Mysterious Skinミステリアス・スキン2004年 99分キャッチコピー『僕たちが壊れた、8歳の夏』製作国 : アメリカ/オランダ日本公開 : 2025年4月25日イタリア(ヴェネツィア国際映画祭):2004年9月3日アメリカ:2005年5月6日オランダ:2005年5月25日製作費 : 1000万ドル興行収入...
B級ホラー

VIDEOPHOBIA (2019年) 88分【ネタバレ・考察】下手くそインランドエンパイア!外国人が喜びそうな日本の風景がふんだんに映される。無気力なバカ女が性被害に遭って、荒唐無稽なラストへと向かう変な映画。ただイライラして疲労したという点ではホラーだった。

ネタバレ無し感想ホラー映画かと思って観てしまいました。 いつもの癖で、予告編もあらすじにも目を通さずに観るのが好きなので勝手にホラーだと思っていました。違いました。なんだこの映画。ターゲットは海外の人ですかね?日本の日常風景がふんだんに映されていました。配信で世界に観てもらい、名を売って海外進出のステップにしようという算段なのでしょうか。いらないシーンが多いです。なんの関係もない祭りの風景とか、ただ電車に乗っているだけのシーンとかやたら長いです。もし自分が外国人だったらそのシーンも楽しめただろうなと思います。セリフ少なめで淡々としています。アート映画っぽい雰囲気です。でも主人公の女がバカ過ぎてホラーでもないです。ずっと”お前マジかよ”という気持ちで観ていました。テンポが悪くて集中力が削がれます。鑑賞後感は結構ひどくて、疲労感のみでした。エンタメ性はほぼ感じませんでした。この映画、誰にオススメしたらいいんだろう。タイトルの意味フォビアとは恐怖症を意味する単語のため、ビデオフォビアはビデオ恐怖症という意味になります。基本情報VIDEOPHOBIAVIDEOPHOBIA2019年 88分キャ...