少女たち

オカルト/超自然ホラー映画

イノセンツ (2021年) 118分【ネタバレ・考察】ずっと不穏。変なゾワゾワがずっと続くジュブナイル・ホラー映画。個人的には姉妹愛エンド。

ネタバレ無し感想個人的にはずっと不穏な感じがし続けるタイプのホラー映画でした。 しかし立ち向かっていく姿がかっこ良く、鑑賞後感はよかったです。観客の想像に委ねるような表現が多いので人によってだいぶ感想が変わりそうです。日本の漫画「童夢」が元ネタということらしいのですが、原作を読んでいたらまた感想が変わりそうです。個人的には見方があまりよくわからず、腑に落ちないところもある作品でした。イノセンツもラムも裏に何か感じさせておいてそれを明確にさせてくれないので消化不良感が残ります。余白が多い作品ということなんでしょうが、全て台詞で説明する作品ばかり作っている日本に生まれ育ち、アメリカ映画に毒されている身からするとなんかイマイチ腑に落ちないところはありました。あるいは童心を失ってしまっているから察せないのかもしれません。純粋が故の残虐性が怖いという人には最適なホラーかもしれません。基本情報De uskyldige/The Innocentsイノセンツ2021年 118分キャッチコピー『大人には、秘密。』製作国 : ノルウェー/ スウェーデン/フランス日本公開 : 2023年7月28日スウェーデ...
ファンタジー・ホラー

ブルー・マインド (2017年) 97分【ネタバレ・考察】少女が大人になるまでの過程をホラーにした映画。

ネタバレ無し感想カミング・オブ・エイジ・ホラーっていうんですね。この映画を見終わった後に思い出したセリフはヴァージン・スーサイズの『先生に13歳の女の子の気持ちがわかるっているの?』でした。思春期の情緒不安定さもよく表現されていて、自分が思春期だった頃の気持ちを思い出しました。ホラーの種類としては、キャリーやRAWに通ずるタイプです。自分の体が大人へと変化していく自分の体への恐怖が主軸となっています。個人的にはめちゃくちゃ好きなエンディングでした。面白かったです。もう一回観たいかも。基本情報Blue My Mindブルー・マインド2017年 97分キャッチコピー『少女は変態する。』キャッチコピー(英語)『MIA’S BODY IS CHANGING』製作国 : スイスレイティング : R-15ジャンル:ファンタジー・ホラーあらすじ両親の仕事の都合で新しい街に引っ越してきた15歳のミア。親へのいら立ちと、大人の女性に変化していく自身の不安を抱えながら、彼女はクラスの仲間たちと悪い遊びに手を染めていく。そんななか、彼女の体に不気味で不自然な変化が起こり始める。※参照元:U-NEXT日本版 ...
B級ホラー

アリス・スウィート・アリス (1976年) 108分【ネタバレ・考察】本国ではカルト的に人気な作品。個人的には微妙だった作品。

ネタバレ無し感想なんか軸がない映画でした。 サスペンスなので話が二転三転するのはいいんですが誰を軸に話を進めてんのか散乱している感じ。内容も登場人物もガタガタな感じ。俳優が良かったので残念でした。映像は確かに面白いところありましたがこれはやばい!凄い!みたいなこともなく、あんまり面白くなかったです。ただ個性的なキャラクターを作るのはうまいと思いました。あの大家の造形とかインパクト強いし、レインコートとマスクはキャッチーでいいですよね。誰かリメイクしてくれ〜。映画の背景タイトルがコロコロ変わっています。最初は『Communion (聖体拝領)』というタイトルでアメリカのシカゴで上映されましたが、アライド・アーティスツ・ピクチャーズ・コーポレーションに買い取られ、『Alice, Sweet Alice』というタイトルになりました。公開当初、イギリスではビデオが押収・没収され、アイルランドでは明らかに反カトリック的なテーマのため物議を醸したそうです。その後、マスター等の紛失により長らく幻の作品となっていたが、2019年にオリジナルネガが発見され、2Kスキャンでデジタル修復された。それにより、...
ホラー

RAW~少女のめざめ~ (2016年) 99分【ネタバレ・考察】グロがリアルすぎて内容が入ってこない。いつかもう一度見たい映画

テンポ遅くて集中力を削がれ、そしてグロがリアルで話が入ってこない。 全然意味がわからなかった作品。ある意味手の上で転がされていたような。こういうリアルなグロは苦手なのでグロ削除版を観てみたい。ただ話のテンポ悪いのでちょっと短くして欲しい。グロのクオリティがめっちゃ高かったです。というか全体的に映像のクオリティ高いです。
アニメ

ルックバック (2024年) 58分【ネタバレ・考察】大衆受けしそうだなと思った作品

ネタバレ無し感想テンポ良くてサクッと観れます。少女たちの青春ものめっちゃ好きだから序盤からテンションぶち上がって見てました。可愛い絵柄でとっても爽やかなんですが、ラストは余韻が残るタイプでした。短編映画っぽい感じので、私のようなアニメ・アレルギーの人でも見やすいと思います。個性的かというと、案外真っ直ぐな物語なのでそんなでもないです。大衆受けする作品という印象です。いろんな人におすすめしやすいいい作品でした。基本情報Look Backルックバック2024年 58分キャッチコピー『描き続ける。』制作国 : 日本日本公開 : 2024年6月28日ジャンル:ドラマ / アニメあらすじ学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。 しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届け...
ドラマ

小さな悪の華 (1972年) 103分【ネタバレ・考察】エロティックで危ない少女2人の秘密。青春サタニズム映画。

ネタバレ無し感想テンポが悪いので覚悟してみないといけませぬ。 そんなにクオリティが高くない印象です。少女2人のエロティック・ジュブナイル・ゴシック・アンチクライスト・ホラーフレーバーな作品でした。個人的には好みな設定・テーマでした。でも女優も微妙。演技力も微妙。映像も微妙。どうやら自主制作映画だったみたいです。リメイクして欲しいかも。こういうアンチクライスト映画は作ってくれないだろうけどソフィア・コッポラにリメイクして欲しい作品でした。映画内での設定は14歳でおっぱいが出てきますが、女優さんたちは撮影当時18歳超えているのでご安心ください。基本情報Don't Deliver Us from Evil/Mais ne nous délivrez pas du mal小さな悪の華1972年 103分キャッチコピー『二人だけの美しく恐ろしい秘密の世界』制作国 : フランス日本公開 : 1972年3月4日フランス:1971年4月5日(カンヌ国際映画祭)ジャンル:ドラマ / ホラーあらすじアンヌとロールは、カトリック系の厳しい寄宿学校に通いながら、暗黒文学に沈溺する15歳の少女。彼女たちは学校が...