リアル痛いグロ

SF

サブスタンス (2024年) 142分【ネタバレ・考察】女によるルッキズム社会への復讐。日本版の予告編からは全く想像がつかない展開から、怒涛のラスト。あれだけのことをやっておいて、また驚くようなオチを付けれたのがすごい。噂が噂を呼んで大ヒットしそうな最強ホラー映画。

ネタバレ無し感想この映画、女なら全員が晒されている年齢や外見によるジャッジに対する怒りを徹底的に表現しておきながら、めちゃくちゃエンタメ性が高い作品でした。予告編からは想像できないくらいグロいので苦手な方はご注意ください。あと、日本版の予告編が非常に優秀なので、海外版の予告編は観ずに観にいった方が楽しいと思います。ネタバレ絶対厳禁の映画です。海外版の予告編はみない方がいいかも日本版の予告編では、とある要素が完全に隠されており、本編の展開にめちゃくちゃ衝撃を受けました!UK版の予告編などでは若干描かれてしまうので、この衝撃は受けられなかったと思います。日本版の予告編優秀!海外版の予告編は観ない方がいいかもしれません。映像も脚本もビビットキャラクターや欲望が結構デフォルメされて描かれていた印象です。無駄のない映像美と同様に脚本も無駄がなかったように思います。案外セリフが少ないです。SF設定に関してはなんだこれ!となりますが、そんなことツッコませないほどにテンポが良く、映像の美的センスが独特なので心地よく観れます。映像がオシャレながらホラーとしてもめちゃくちゃ成立していて、社会的なテーマも盛...
オカルト/超自然ホラー映画

イノセンツ (2021年) 118分【ネタバレ・考察】ずっと不穏。変なゾワゾワがずっと続くジュブナイル・ホラー映画。個人的には姉妹愛エンド。

ネタバレ無し感想個人的にはずっと不穏な感じがし続けるタイプのホラー映画でした。 しかし立ち向かっていく姿がかっこ良く、鑑賞後感はよかったです。観客の想像に委ねるような表現が多いので人によってだいぶ感想が変わりそうです。日本の漫画「童夢」が元ネタということらしいのですが、原作を読んでいたらまた感想が変わりそうです。個人的には見方があまりよくわからず、腑に落ちないところもある作品でした。イノセンツもラムも裏に何か感じさせておいてそれを明確にさせてくれないので消化不良感が残ります。余白が多い作品ということなんでしょうが、全て台詞で説明する作品ばかり作っている日本に生まれ育ち、アメリカ映画に毒されている身からするとなんかイマイチ腑に落ちないところはありました。あるいは童心を失ってしまっているから察せないのかもしれません。純粋が故の残虐性が怖いという人には最適なホラーかもしれません。基本情報De uskyldige/The Innocentsイノセンツ2021年 118分キャッチコピー『大人には、秘密。』製作国 : ノルウェー/ スウェーデン/フランス日本公開 : 2023年7月28日スウェーデ...
ファンタジー・ホラー

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア (2017年) 121分【ネタバレ・考察】映像も音楽も不快でしかない映画!?意味がわからない!

ネタバレ無し感想最初からずっと不快! キモい!パッケージ怖い!不協和音が不快!胸糞悪い!意味わからない!とにかく意味がわからない!笑基本情報The Killing of a Sacred Deer聖なる鹿殺しキリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア2017年 121分キャッチコピー『”彼”は4つの悲劇を用意した』製作国 : アイルランド/イギリス日本公開 : 2018年3月3日フランス(CIFF):2017年5月22日アメリカ:2017年10月20日イギリス:2017年11月3日興行収入 : 世界:$6,115,919レイティング : PG-12ジャンル:ホラー / ファンタジー・ホラーあらすじ美しい妻と2人の子供に恵まれ、幸せに暮らす心臓外科医・スティーブン。彼は父親を亡くした少年・マーティンを気に掛け、ある日家に招待する。すると、子供たちが突然歩けなくなり、目から血を流すなど、奇妙な出来事が次々と起こり始め…。※参照元:U-NEXT日本版 予告編英語版 予告編スタッフ監督 : ヨルゴス・ランティモス脚本 : ヨルゴス・ランティモス/エフティミス・フィリップ製作 : エド・ギニー/ヨ...
ファンタジー・ホラー

ブルー・マインド (2017年) 97分【ネタバレ・考察】少女が大人になるまでの過程をホラーにした映画。

ネタバレ無し感想カミング・オブ・エイジ・ホラーっていうんですね。この映画を見終わった後に思い出したセリフはヴァージン・スーサイズの『先生に13歳の女の子の気持ちがわかるっているの?』でした。思春期の情緒不安定さもよく表現されていて、自分が思春期だった頃の気持ちを思い出しました。ホラーの種類としては、キャリーやRAWに通ずるタイプです。自分の体が大人へと変化していく自分の体への恐怖が主軸となっています。個人的にはめちゃくちゃ好きなエンディングでした。面白かったです。もう一回観たいかも。基本情報Blue My Mindブルー・マインド2017年 97分キャッチコピー『少女は変態する。』キャッチコピー(英語)『MIA’S BODY IS CHANGING』製作国 : スイスレイティング : R-15ジャンル:ファンタジー・ホラーあらすじ両親の仕事の都合で新しい街に引っ越してきた15歳のミア。親へのいら立ちと、大人の女性に変化していく自身の不安を抱えながら、彼女はクラスの仲間たちと悪い遊びに手を染めていく。そんななか、彼女の体に不気味で不自然な変化が起こり始める。※参照元:U-NEXT日本版 ...
ホラー

RAW~少女のめざめ~ (2016年) 99分【ネタバレ・考察】グロがリアルすぎて内容が入ってこない。いつかもう一度見たい映画

テンポ遅くて集中力を削がれ、そしてグロがリアルで話が入ってこない。 全然意味がわからなかった作品。ある意味手の上で転がされていたような。こういうリアルなグロは苦手なのでグロ削除版を観てみたい。ただ話のテンポ悪いのでちょっと短くして欲しい。グロのクオリティがめっちゃ高かったです。というか全体的に映像のクオリティ高いです。
ホラー

ヘレディタリー/継承 (2018年) 127分【ネタバレ・考察】個人的No.1ホラー映画。内側からじんわり浮き上がってくる何か。

ネタバレ無し感想この映画のサントラ聞いているとメンタルおかしくなりそうになります。 いろんなタイプの恐怖が調和させており、見る人の潜在意識によって恐怖の種類が変わるような映画だと思いました。ヘレディタリーを見ていると何か良くないものが自分にじんわり染みてきているんじゃないかという気持ちにさせます。めちゃくちゃ好きなホラー映画なのですが、2度と見たくないです。でも2度観ることが前提で作られている映画な気がしますし、2回目も楽しめます。1回目観た時はただただ飲み込まれていく一方でしたが、全体の内容を把握してからの方がもっとのめり込んで怖がれます。素晴らしい演技力とにかく演技力が素晴らしいです。この作品がホラーじゃなかったらトニ・コレットはアカデミーでしょう。それぐらい感情の発露がすごかった。感情の起伏が抑えきれずに表に出てきてしまう母親の演技とは相反してピーター役のアレックス・ウルフは抑えたところの演技力が特にすごかった印象です。思考停止のシーンなど。怖いのに見てしまう自分が嫌になる本作のグロはただただリアリティに満ちていて、無駄な鮮血がありません。しかし画面から匂いを感じるような、リアリ...
アクション

ランボー (1982年) 97分【ネタバレ・考察】この映画で泣くとは思っていなかった。バカアクションの面を被った社会派作品。

ネタバレ無し感想爆発ガンアクションのイメージが強かったのでかなり斜に構えて鑑賞しました。 ”どうせ屈強な男が暴れるだけの中身のないアクション映画なんでしょう?”と。私には合わない映画かと思っていました。表向きはシルベスタスタローンが無双するご都合主義上等のアクション映画です。しかし、当時のアメリカの社会問題がしっかり描かれていました。それを知っていたらもっと早く観たのに。食わず嫌いせずにとりあえず目についたものを観るタイプでよかった。名作だった。今後も雑食続けよう。基本情報First Bloodランボー1982年 97分制作国 : アメリカ日本公開 : 1982年12月18日アメリカ:1982年10月22日製作費 : $15,000,000興行収入 : アメリカ:$47,212,904世界:$125,212,904日本(配給収入):12億円レイティング : R-15ジャンル:アクションあらすじベトナムでグリーン・ベレーとして活躍したランボー。ある日、ベトナム時代の戦友を訪ねたが、戦争の後遺症ですでに死んでいた。近くの街に立ち寄ったランボーは、警察署長・ティーズルたちにばかにされて陵辱さ...
伝記

ベネデッタ (2021年) 132分【ネタバレ・考察】とにかく勇ましい女の映画。ナンスプロイテーション・フェミ映画。

ネタバレ無し感想ポスターのデザインも序盤のスタッフロールのフォントの感じもめっちゃ好きだった。そして絵画のような映像がバッと出てきたのでもうテンションがぶち上がりました。映像美がすごい!音楽も良かったです!そしてこの映画、舞台が修道院なので登場人物のほとんどは女なのですが人物描写も良かったです。怖い映画かと思っていたのですが、そんなに怖くはないです。基本情報Benedettaベネデッタ2021年 132分キャッチコピー『わたしは 告白する』制作国 : フランス/オランダ/ベルギー日本公開 : 2023年2月17日フランス:2021年7月9日制作費 : 19830000興行収入 : $4,300,000レイティング : R18+ジャンル:ホラーあらすじ17世紀のイタリア。幼い頃から聖母マリアと対話し、奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは、6歳で出家し修道院に入る。純粋無垢なまま成人したベネデッタは、やがて修道院長に就任し、民衆からは聖女とあがめられて権力を手にするが…。※参照元:U-NEXT日本版 予告編英語版 予告編スタッフ監督 : ポール・バーホーベン脚本 : ポール・バーホーベ...
B級ホラー

ソウ 2 (2005年) 93分【ネタバレ・考察】期待ハズレだった続編。まさかの雰囲気映画!?

ネタバレ無し感想序盤からグロいぞ!これは期待!と思ったら時期尚早に失速しました!やりたいことはなんとなくわかるが、、、。展開が早くて、画面の移り変わりも観てて楽しいから、ついつい流されそうになるけど、それでも気になってしまうくらい雑な脚本。笑なんでこんなシリーズ続いてるの?って2作品目にして思ってしまった。2にして早くも惰性で観るシリーズとなってしまいました!笑基本情報SAW IIソウ 22005年 93分監督 : ダーレン・リン・バウズマン脚本 : ダーレン・リン・バウズマン/リー・ワネル製作 : マーク・バーグ/グレッグ・ホフマン/オーレン・クールズ製作総指揮 : ジェームズ・ワン/リー・ワネル/ピーター・ブロック/ジェイソン・コンスタンティン/ステイシー・テストロ配給 : アメリカ・カナダ:ライオンズゲート日本:アスミック・エース あらすじある惨殺死体から手掛かりを得て、刑事のエリックはジグソウ逮捕に成功する。だが、アジトに置かれたモニタには、エリックの息子ダニエルを含む、どこかに監禁された8人の男女の姿が。ジグソウのルールのもと、8人は生き残りを懸けた戦いを始めるが…。※参照元...