
ゴジラvsビオランテ (1989年) 105分【ネタバレ・考察】情報過多でところどころ安っぽいが根底に流れるテーマは本物
ネタバレ無し感想『科学など、所詮政治の道具でしかないのだ。』 『我々はそれでいいっていうんですか。』要所要所に印象深い台詞多数!初代ゴジラと同じく、かなり重いテーマを引き連れて、ゴジラがやってきました。しかし、登場人物も情報量も多すぎて、映画としてはだいぶ注意散漫でしんどい。テーマ性はあるものの、掘り下げに至らないというか、上部だけ撫でて終わった印象です。ビオランテが神話のように描かれていて、”人は科学によって神に近づいてしまうのか!?”というまるでバベルの塔を彷彿とさせるテーマ性。とある科学者が娘への愛故に人が超えてはいけない倫理観を超えてしまうという切ない冒頭から始まります。また、ゴジラ細胞を巡った3国の争いや、なんとか被害を最小限としようとする政府の動きなど大人でも楽しめるゴジラ映画でした。とにかく見どころ満載(ある意味情報量過多な笑)な平成第1作目のゴジラ映画です。基本情報Godzilla vs. Biollanteゴジラvsビオランテ1989年 105分制作国 : 日本日本公開 : 1989年12月16日製作費 : 7億円興行収入 : 10億4,000万円ジャンル:SF・ホラ...