セックスワーカー

コメディ

ANORA アノーラ (2024年) 139分【ネタバレ・考察】バカ2人の若気の至りと、取り巻きによるドタバタ珍道中。コメディ要素がありつつリアリティのある展開で恋愛映画アレルギーでも楽しめた作品。

ネタバレ無し感想本作は映画館で鑑賞する気がありませんでした。 ヌードシーンやセックスシーンが多いと前情報を聞いていたので、不快になりそうという懸念があったためです。しかし不快になるような映像は全くなく、とっても見やすい映画だったという印象です。序盤の多少の描写はありますが、アメリカにおけるセックスワーカーの立ち位置や彼女たちが置かれている状況に関する知識がないため、そこまで感情移入することができず、なぜ本作がアカデミー賞の作品賞にノミネートされたのかは腑に落ちないというのが第一印象です。テンポは良く、サクサク進んでいきます。コメディシーンもあるし、主人公もそこまで嫌なやつではないので非常に観やすい作品です。主人公役のマイキー・マディソンの演技はもちろん素晴らしかったのですが、周りの役者の演技も非常にリアルで良かったです。しかし、映像の美しさや音響の迫力などはなかったため、配信でも良かったかなと思いました。自分には合わない映画かと思ったら予想に反して割と面白かった。多分イライラするんだろうなと覚悟して観に行ったけど全然イライラしなかったどころか爆笑した。ショーン・ベイカーの過去作観ないと...