邦画

ドラマ

花いちもんめ。 (1985年) 122分【ネタバレ・考察】とにかく俳優の演技が凄い。なぜか今となっては知名度が低い日本映画の名作。

これは凄い映画を見てしまいました。 いろんな意味でホラーです。おじいちゃん役の俳優の演技が凄すぎます。こんなに素晴らしい演技をする俳優さんが日本にいたんだ。とにかく凄い。圧巻の演技力です。なんでこの作品、今となっては全く話題に上がらなくなってしまったんだろう?間違いなく名作・名演です。
アニメ

ルックバック (2024年) 58分【ネタバレ・考察】大衆受けしそうだなと思った作品

ネタバレ無し感想テンポ良くてサクッと観れます。少女たちの青春ものめっちゃ好きだから序盤からテンションぶち上がって見てました。可愛い絵柄でとっても爽やかなんですが、ラストは余韻が残るタイプでした。短編映画っぽい感じので、私のようなアニメ・アレルギーの人でも見やすいと思います。個性的かというと、案外真っ直ぐな物語なのでそんなでもないです。大衆受けする作品という印象です。いろんな人におすすめしやすいいい作品でした。基本情報Look Backルックバック2024年 58分キャッチコピー『描き続ける。』制作国 : 日本日本公開 : 2024年6月28日ジャンル:ドラマ / アニメあらすじ学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。 しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届け...
ホラー

ツィゴイネルワイゼン (1980年) 145分【ネタバレ・考察】なんだこれは!?夢をそのまま映像化したような映画

ネタバレ無し感想中盤から内容を追うのやめました。 無駄だ!ロジックでは太刀打ちできない!悪夢を見ているような映画でした。これが日本アカデミー賞の作品賞を受賞してたということでなんだか安心しました。ビジュめっちゃいいです。ここまでエログロナンセンスを実写で表現して成功した作品はないんじゃないかと思います。映像美は半端ない。思考が生まれたばかりでロジックによって言語化される前の映画のようでした。支離滅裂でなんとなくわかりそうでわからせてくれない。”意味わかんねえよ!”ってなる人には向いていなさそうな。基本情報Zigeunerweisenツィゴイネルワイゼン1980年 145分キャッチコピー『生きているひとは死んでいて、死んだ人こそ生きているような』制作国 : 日本日本公開 : 1980年4月1日ジャンル:ホラー / ミステリーあらすじ士官学校の教授・青地豊二郎と、元同僚で無頼の友人・中砂糺は、旅先の宿で弟の葬式帰りだという芸者・小稲と出会う。1年後、結婚したという中砂の家を訪ねた青地は、新妻の園を見て驚く。彼女はかつて旅先で呼んだ芸者・小稲と瓜二つだった。※参照元:U-NEXT日本版 予告...
ドラマ

愛を乞うひと (1998年) 135分【ネタバレ・考察】虐待被害者が過去の呪縛から解放されるまでの話。

ネタバレ無し感想とある女性が自分の過去を見つめ直し、過去から解放されるまでの凄まじい作品でした。 凄まじい虐待を受けていた過去パートと、自分のルーツについて探る現在パートに分かれて描かれます。修行を見ているかのような作品でした。基本情報Begging for Love愛を乞うひと1998年 135分キャッチコピー『「かわいいよ」と言ってほししかった。』制作国 : 日本日本公開 : 1998年9月26日製作費 : 4億1000万円興行収入 : (配給収入)2億1000万円ジャンル:ドラマあらすじ夫を早くに亡くし、娘の深草と2人で暮らす照恵。彼女は幼い頃に死に別れた父親の遺骨を探していた。そんなある日、父親違いの弟・武則が詐欺で捕まったとの知らせが届く。久々に武則と再会した照恵の脳裏に蘇ってきたのは、母から受けた虐待の記憶だった。※参照元:U-NEXT日本版 予告編キャスト 山岡照恵(てるえ):原田美枝子陳豊子:原田美枝子(一人二役)陳文雄(ちんふみお):中井貴一中島武人:モロ師岡和知三郎(わち):國村隼山岡深草(みぐさ):野波麻帆和知武則:うじきつよし、前田弘(4歳時)、塚田光(7歳時)...
SFホラー

ゴジラvsビオランテ (1989年) 105分【ネタバレ・考察】情報過多でところどころ安っぽいが根底に流れるテーマは本物

ネタバレ無し感想『科学など、所詮政治の道具でしかないのだ。』 『我々はそれでいいっていうんですか。』要所要所に印象深い台詞多数!初代ゴジラと同じく、かなり重いテーマを引き連れて、ゴジラがやってきました。しかし、登場人物も情報量も多すぎて、映画としてはだいぶ注意散漫でしんどい。テーマ性はあるものの、掘り下げに至らないというか、上部だけ撫でて終わった印象です。ビオランテが神話のように描かれていて、”人は科学によって神に近づいてしまうのか!?”というまるでバベルの塔を彷彿とさせるテーマ性。とある科学者が娘への愛故に人が超えてはいけない倫理観を超えてしまうという切ない冒頭から始まります。また、ゴジラ細胞を巡った3国の争いや、なんとか被害を最小限としようとする政府の動きなど大人でも楽しめるゴジラ映画でした。とにかく見どころ満載(ある意味情報量過多な笑)な平成第1作目のゴジラ映画です。基本情報Godzilla vs. Biollanteゴジラvsビオランテ1989年 105分制作国 : 日本日本公開 : 1989年12月16日製作費 : 7億円興行収入 : 10億4,000万円ジャンル:SF・ホラ...
アクション・ホラー

Cloud クラウド (2024年) 123分【ネタバレ・考察】可もなく不可もなし。何も残らなかった映画。

おっさんの説教映画。ほんと見た後にここまで何も残らない作品も珍しいなと思うくらい、 なんにも残らない映画でした。かといって退屈な作品ではないので、そういう意味では寝る前とかにサクッと見るのにいいかもしれません。中盤はテンポ悪いので眠くなると思います。荒川良々史上1番カッコ良いシーンが見れたのでまあいいかと思います。まともにツッコむのもめんどくさいというか、プー あくまのくまさんとは違ってツッコんだところで面白くもならない映画ですよね。せっかく観たのでツッコみますが。
ホラー

少女椿 (2016年) 90分【ネタバレ・考察】実写版。笑えもしない大駄作。観なくていいです。

ネタバレ無し感想見世物小屋ではなくサーカスですね。 何度も観るのをやめようと思ったので後半は流し見なのであんまり把握していないですが多分後半もずっとつまらないです。そういうインモラルな表現は控えているだろうなと思って見ていましたが、表現を控えているどころがキャラクターすらまともに描けていなかったのでなにも伝わってこない作品となってしまいました。退屈なだけで見ているのが苦痛な作品でした。やっと見終わったー!という開放感を味わうために見る作品ですね。限界まで尿意を我慢してから放出すると気持ちいいみたいな。かなり道徳的に問題ありまくりの原作ですが、この実写化においてはなにも挑戦していません。監督、失うものあるね?失うものがある人がこんな原作の実写化に手を出してはダメですよ!そもそもまともな作品ではないのですから!SNSで大炎上して上映禁止になって、ワンチャン逮捕されるくらいの気概がないと手を出してはいけない原作ですよ。キャラクターを全然描けていないし、安っぽい芝居で全然悪趣味感がありませんでした。なんかサブカルオシャレ路線狙いました?悪意と悪趣味に満ち溢れていないといけないのに、絵面が爽やか...
ホラー

地下幻燈劇画 少女椿 (1992年) 52分【ネタバレ・考察】うじ虫の大群がうごめいているかのような内容の作品。

ネタバレ無し感想ここまで最低なクソ映画は見たことない!ピンクフラミンゴに勝る悪趣味の満漢全席!この映画に相応しい罵り言葉が見つからないのが悔しい!悪趣味と悪意100%作られた作品でした。 恐らくはかなりの低予算で製作されたであろう本作でしたが、あまり低予算感を感じないというか、作風とうまくマッチさせていた印象です。静止画も微妙に動いていてフィルム感があります。あとほぼ静止画のシーンでも音楽とナレーションのインパクトであんまり気になりません。全体的にまとまりがあってテンポもよく、見やすい映画でした。本作は短い作品ですが主人公みどりの人物描写がしっかりとしていました。時々入る詩的表現についてはさっぱり意味がわかりません。多分考えても無駄な気がします。とにかく随所に、大小問わず、悪意をふんだんに盛り込んだ作品です。基本情報MIDORI地下幻燈劇画 少女椿1992年 52分制作国 : 日本日本公開 : 1992年5月2日レイティング : R18+ジャンル:ホラーあらすじ昭和13年貧しい家に生まれ、病身の母と2人暮らしの生活を送る少女みどりは、母の世話のために夜ごと花売りにでかけていた先で、山高...
コメディ

川の底からこんにちは (2010年) 112分【ネタバレ・考察】登場人物全員にイライラする稀有な開き直り映画。唯一無二の個性強強映画。

ネタバレ無し感想なんだこれ!笑日本でしか作れないコメディですね笑登場人物、みんなにイライラするので、鑑賞後感もモヤっとして終わります。このモヤモヤしたまま終わる感じ、なんかめっちゃ日本っぽいって思いました。一応、開き直り映画なので、最後はスッキリするのかと思ったら全然スッキリしない。笑登場人物が全員のように自閉的で他人のこと考えられていない。会話通じないし、言語化能力低いし、観ててめちゃくちゃイライラします。これだけ登場人物、全員に好感を持てない映画も珍しいんじゃないか。他の映画では味わえない感覚になる映画だったので、珍味的な意味で観てよかったです。基本情報Sawako Decides川の底からこんにちは2010年 112分キャッチコピー『人生・・・もうがんばるしかない』制作国 : 日本日本公開 : 2010年5月1日ジャンル:ドラマ / ファミリー / コメディあらすじOLの木村佐和子は上京して5年目で、仕事もさほど熱心ではなく、恋人の健一はバツイチで子持ちの上司という、妥協だらけの人生を送っていた。そんな彼女にある日父が入院したという知らせが入り、田舎に戻って家業のしじみ工場を急き...
SFホラー

寄生獣 完結編 (2015年) 117分【ネタバレ・考察】前作より映像の迫力UP!物語の面白さDOWN!

ネタバレ無し感想アクションシーン結構良かったです!浅野忠信かっくい〜!相変わらず映像の見応えは抜群です。アクションシーンとか良かった。内容は私には合いませんでした!ご都合展開といらない恋愛要素と定まらないテーマと、見所が前作より減ってしまった印象です。原作の漫画が10巻ある作品なので、もしかしたら話が2作品ではまとまらなかったのでは!?笑そしてティーン女子を意識しすぎたのでは!?笑パッケージでちゃんと""よくあるつまらない邦画っぽい感じですのよ〜""って言ってくれていましたね。私には合わなそうな映画なのはパッケージでわかったはずなんですが、前作が結構面白かったのでついつい2も期待してしまいました。ちょっと低評価なのは勝手に期待したこちらのせいみたいなところもある。基本情報Parasyte: Part 2寄生獣 完結編2015年 117分制作国 : 日本日本公開 : 2015年4月25日興行収入 : 15.0億円レイティング : PG12ジャンル:ホラー / アクション / 実写化あらすじ謎の寄生生物「パラサイト」を右手に宿した新一は、人間からもパラサイトからも危険視される存在に。そんな...