スプラッター

スプラッター

グリーン・インフェルノ (2013年) 100分【ネタバレ・考察】意識高い系大学生ざまぁな映画。割と見やすくてポップで楽しいグロ映画。

ネタバレ無し感想すげーなこの映画。 グロ描写に抜かりないじゃん。本作は食人族(1980年)をモチーフに製作された作品です。食人族と比較すると、ドキュメンタリー感もありませんし、本物の動物を殺していません。グロ映画っぽいグロ映画で見やすいです。グロのクオリティは高いですが、グロ映画に慣れている方なら見やすい方のグロ映画だと思います。テリファー 終わらない惨劇が余裕だったらこの映画も余裕だと思います。案外、笑えるシーンが多く、ポップに楽しめるグロ映画という印象でした。テンポもめっちゃいいし、次の展開が読めません。食人族と内容は全く違うものとなっていますが現代版リメイクとして観ても優秀なのではないでしょうか。リメイクするなら、これくらい改変してしまってもいいよね!と思えるような作品です。イーライ・ロスの手際の良さ、緩急の上手さ、食人族愛を感じれる作品でした。なんだか見てて気分がいい作品でした。食人族では、テーマ性を強く感じる作品でしたが、本作はほぼほぼメッセージ性は伝わってきません。テーマについてはバカで傲慢な若者への嫌悪感があるんだろうなとは感じましたが、それくらいの印象です。でも満足度は...
アドベンチャー

食人族 (1980年) 95分【ネタバレ・考察】食人族によるエクスプロイテーション映画かと思っていたらカウンターパンチを喰らうファウンドフッテージの元祖。観客を含む全員が食人族エンド。

ネタバレ無し感想製作陣、観客、関係者の全員に唾を吐き捨てるような作品でした。 ジョーカー:フォリアドゥに通づる、観客に対して冷水をぶっかけるメタ的な構造になっています。好きです。一部、本物のスナッフフィルムが差し込まれています。そして本物の動物を殺すシーンもあります。その他のグロ表現もクオリティが非常に高いです。グロ映画にあまり耐性がない方や、グロ映画初心者の方は、テリファー 終わらない惨劇あたりから見始めるのをオススメいたします。残虐シーンがドキュメンタリータッチで撮影されているのもあり、リアリティがすごいです。泥だらけで汚い。現地の人に撮影協力をしてもらったそうですが、それも相まってリアリティに拍車がかかっています。グロ過ぎて何がなんだかわかんねーよ!映像的なインパクトもそうですが、案外ちゃんとテーマ性がありました。しかし、グロ描写のインパクトが強過ぎてあんまり内容が入ってきません!そして、もう一度観ようという気には到底なれません。本作はあらゆるレビューサイトで非常に評価が低いのが特徴です。グロだけで作られた作品ではなく、案外映画としても内容がしっかりしていましたが、グロ映像のイン...
B級ホラー

誕生日はもう来ない (1981年) 111分【ネタバレ・考察】ラストシーンだけがやたら有名なB級スリラー

ネタバレ無し感想そんなに面白くないかも。笑 様々な作品で引用されている本作ですが、スリラーとしては残念ながらそんなに面白くありません。笑たぶん量産されたうちの1作品『ハロウィン(1978年)』や『13日の金曜日(1980年)』、『死霊のはらわた(1981年)』など今名作と言われているスプラッターホラーがたくさん製作されていました。『誕生日はもう来ない』は1981年ということで、流行に乗って製作されたのかな?という印象です。当時は流行りに乗っている映画のうちの、あまり面白くない1作品かなと思いました。目的はラストシーン演出が下手なんですかね?ハラハラシーンが無駄に長くてくどいです。セリフや演出もどこかメロドラマっぽくて微妙でした。そして展開ですが、期待しないでください。全てはラストシーンへのお膳立てと思って頑張って見るという方がいいのかもしれません。基本情報Happy Birthday to Me誕生日はもう来ない1981年 111分キャッチコピー『悪夢のようなトリックに欺かれるな。この謎があなたに解けるか。』製作国 : カナダ/アメリカアメリカ:1981年5月15日製作費 : 350万...
サイコホラー

屋敷女 (2007年) 83分【ネタバレ・考察】世界中でカットにカットを重ねられた、妥協なきグロ映画。とんでもない映画。

ネタバレ無し感想容赦ないグロゴアでテンポ良くて面白かったです。 一応、5行くらいで書き終わってしまいますが物語もちゃんとあります。思ってたより切ないラストでした。グロ表現が本当に酷いのでご注意ください。私は休憩を挟まないと最後まで観れませんでした。最初はあんまり予算なかったのかな?という質感だったのであまり期待していなかったのですが、案外ちゃんと作られていました。グロゴア表現が常軌を逸しています。ところどころ個性ある映像も差し込まれていて、見応えあります。無駄なセリフがないのですが最後まで見てしまいます。基本情報À l'intérieur/Inside屋敷女2007年 83分キャッチコピー『この女、凶暴につき。』製作国 : フランス日本公開 : 2008年6月21日フランス:2007年6月13日アメリカ:2007年10月17日レイティング : R18+ジャンル:ホラー / ボディホラー / スプラッター / スリラーあらすじクリスマス・イブの夜。出産を翌日に控えた妊婦・サラの家に、黒い服を着た長い髪の見知らぬ女が忍び込んでくる。女は巨大なハサミを手に、サラに襲いかかる。信じられない衝撃...
コメディ・ホラー

ファミリー☆ウォーズ (2018年) 76分【ネタバレ・考察】全員素人の悪ふざけ映画。有名監督、衝撃の初期作品。

ネタバレ無し感想映像も内容も音声も全てが10年前のスカイピースのYoutube以下かもしれません。 かなり酷い作品です。勢いだけはすごくあるのでザ・初期作品という感じですね。勢い以外で何かいいところあったかと言われると見当もつきません。全員素人の悪ふざけ大会という感じの映画です。共感性羞恥心を存分に刺激されると思います。この監督、老人嫌いなのかな黄龍の村と同じ阪元裕吾監督です。ベイビーワルキューレで一気に知名度が上がった方です。黄龍の村でも老人への怒りが満載でした。本作でも一応、老人を殺そうとするところから始まります。基本情報Family Warsファミリー☆ウォーズ2018年 76分製作国 : 日本日本公開 : 2018年8月25日レイティング : R18+ジャンル:コメディ・ホラー / B級ホラーあらすじ祖父、父親、母親、長女、次女、長男、次男の7人家族の福島家が舞台。認知症を発症した祖父・伸介がドライブ中に近所の子供を轢き殺し、その子供の死体を福島家に持ち込んだことから明るかった家庭が崩壊する。家族一丸になって伸介に餅を食べさせて殺そうとするが、次第に無関係の周辺の人々をも巻き込...
B級ホラー

ファウンド (2012年) 103分【ネタバレ・考察】少年は生首に思いを馳せ、現実を知る。あの頃抱いていた大人への不信感を思い出させてくれたB級低予算ゴア映画。

ネタバレ無し感想B級低予算ながら見応えのあるホラー映画でした。 肝心のゴアシーンですが、映像自体は偽物感満載で安っぽいです。でもショッキングなシーンが2つほどありました。俳優の演技には目を瞑ってください。笑側から見たら普通の家庭ですが、中身が腐っているという家族地獄系映画でした。アメリカン・ビューティーや普通の人々に通ずるハリボテ&中身腐ってる虫食い家庭です。サイコパスが誕生する家庭ってこんな感じかな〜っていう映画ですかね。オーストラリアでは上映禁止となり、2分カットされた後にDVDとして発売されたみたいです。ホラーで上映禁止となると箔がつきますね。イギリスでも98秒カットされてDVDが発売されているみたいです。どこのシーンなんだろう。ちなみにパッケージの男性は腹筋バキバキだったけど、映画内ではお腹ぷよぷよかも。別に期待していたわけではないけどパッケージ詐欺かも。笑基本情報Foundファウンド2012年 103分キャッチコピー『僕の兄は、最も切ないサイコキラー』キャッチコピー(英語)『MARTY LOVED HORROR MOVIES...UNTIL HIS LIFE TURNED I...
B級ホラー

ヘッドレス (2015年) 86分【ネタバレ・考察】低クオリティな悪趣味映画だった。思いっきりネタバレ書きます。

ネタバレ無し感想何というか、テリファーってすごく爽やかな作品だったんですね。 本作のおかげで気がつけました。本作の内容は支離滅裂です。警察は何しているんだとか、食事はどうしているんだとか、20年は経っていそうなのに腐敗こそしているものの、なぜ皮膚が残っているのかとか、もうそういうのはツッコミ始めたらキリがないのでやめておきましょう。連続殺人鬼ファンタジーということでお願いします。なぜ見てしまったのかわからない。なんか見ないといけない気がしたので見ました。体力めちゃくちゃ持っていかれた。劇中劇のスピンオフ本作はファウンドの劇中劇として登場し、ファンの要望で製作が決まったB級スプラッター/スラッシャー映画です。ファウンド (2012年) 103分【感想・考察】少年は生首に思いを馳せ、現実を知る。あの頃抱いていた大人への不信感を思い出させてくれたB級低予算ゴア映画。本作は暴力性にのみ力を注いでいる印象です。お飾り程度にあるドラマパートはマジでしょうもない。私は俳優の演技が下手くそだった場合、勝手に補正して観てしまうのでよっぽど下手くそじゃない限りあんまり気にならないのですが、本作はダメでした...
B級ホラー

クラウン (2014年) 100分【ネタバレ・考察】ピエロのコスチュームに父親が乗っ取られる。切なく悲しいB級低予算ホラー。

ネタバレ無し感想細部にこだわりを感じるアーティスティックな絵作りでした。 脚本が雑なところもあった印象でしたが、B級映画としては満足度高いです。 映像も効果音もしっかりしています。知らない人しか出ていないのですが、俳優の演技もよかったです。物語はサクサク進みます。思っていたよりも面白いB級映画でした。基本情報Clown クラウン 2014年 100分キャッチコピー『みんな、おいでよ』 キャッチコピー(英語)『The kids aren't alright.』 制作国 : アメリカ日本公開 : 日本未公開 イタリア:2014/11/13アメリカ:2016/6/17 制作費 : $1.5 million 興行収入 : $2.3 million レイティング : R15+ ジャンル:ホラー / スプラッター / ボディーホラー あらすじ映画史上、もっとも残虐で、悲しいクラウン(ピエロ)が誕生した。 息子の誕生日にクラウンの衣装を着て祝った父ケント。だが衣装が脱げない! やがてその衣装が肌の一部になり始め自分が変わり始めていることを感じ取る。 呪われた衣装の謎は、かつて子供たちをむさぼり喰って...
B級ホラー

プー あくまのくまさん (2023年) 84分【ネタバレ・考察】ツッコミし続けられるか!?B級低予算映画からの挑戦状。

ネタバレ無し感想酷評されていると聞いたら観たくなるシリーズです。 酷評されているという事前情報があるだけに、期待値が底を付くので観た後の満足感が高い。笑これは観る側のツッコミ力が試される作品です。 近年、インタラクティブアートが流行っていますからね。 ぽけ〜と観て文句言うくらいならこのコントに参加しますわね。ボケの応酬に、どれだけこちらがツッコめるか勝負です。 相席食堂方式でB級映画好きの友達と観るのに最適でした。 友達と突っ込みながら観たら盛り上がると思います。基本情報Winnie-the-Pooh: Blood and Honey プー あくまのくまさん2023年 84分 キャッチコピー『はちみつはもう飽きた』キャッチコピー(英語)『This ain't no bedtime story』制作国 : イギリス日本公開 : 2023/06/23イギリス:2023/03/10制作費 : 10万ドル(約1400万)興行収入 : 520万ドル(約7億3000万)レイティング : R15+ジャンル:ホラー / スラッシャー / バイオレンス / スプラッター あらすじ楽しい冒険に満ちた日々が...
B級ホラー

テリファー 聖夜の悪夢 (2024年) 125分【ネタバレ・考察】おもてなし100%のB級ホラー映画。ホラー映画好きを満足させるためだけに作られた強烈な名作。

ゴア表現、ストーリー性、音楽の使い所、殺し方のバリエーション、胸糞の悪さ、芸術性、 テリファー 聖夜の悪夢では、全てが前作を上回ってます。シリーズものはシリーズが進むにつれ、物語は希薄になり、観たことあるようなシーンが続き、つまらなくなっていくのが相場です。しかし、テリファーはシリーズが進むにつれて面白くなる前代未聞のホラー映画。テリファー 聖夜の悪夢、すごかった。テリファー0はなんだったんだよ!