ホラー

コメディ・ホラー

ファミリー☆ウォーズ (2018年) 76分【ネタバレ・考察】全員素人の悪ふざけ映画。有名監督、衝撃の初期作品。

ネタバレ無し感想映像も内容も音声も全てが10年前のスカイピースのYoutube以下かもしれません。 かなり酷い作品です。勢いだけはすごくあるのでザ・初期作品という感じですね。勢い以外で何かいいところあったかと言われると見当もつきません。全員素人の悪ふざけ大会という感じの映画です。共感性羞恥心を存分に刺激されると思います。この監督、老人嫌いなのかな黄龍の村と同じ阪元裕吾監督です。ベイビーワルキューレで一気に知名度が上がった方です。黄龍の村でも老人への怒りが満載でした。本作でも一応、老人を殺そうとするところから始まります。基本情報Family Warsファミリー☆ウォーズ2018年 76分製作国 : 日本日本公開 : 2018年8月25日レイティング : R18+ジャンル:コメディ・ホラー / B級ホラーあらすじ祖父、父親、母親、長女、次女、長男、次男の7人家族の福島家が舞台。認知症を発症した祖父・伸介がドライブ中に近所の子供を轢き殺し、その子供の死体を福島家に持ち込んだことから明るかった家庭が崩壊する。家族一丸になって伸介に餅を食べさせて殺そうとするが、次第に無関係の周辺の人々をも巻き込...
B級ホラー

エスケイプ・フロム・トゥモロー (2013年) 90分【ネタバレ・考察】ツッコむほどボケてくれない。マジでただただつまらない低予算映画。

ネタバレ無し感想ディズニーネタも全然盛り込んでいない。 終始グダグダ。撮影をディズニーでやりました!ということ以外にはなにも面白くない作品でした。なんかディズニーの魔法の世界は実は怖いものなんですよ!みたいなことをしたかったんだろうけど上手くいっていないです。なぜか出られない映画系の映画っぽい雰囲気なんですがそこまで練り込まれていないです。そりゃそうだ。この映画、1ヶ月で書かれた脚本だそうです。製作費65万ドル(当時のレートで約6345万)に対し、興行収入は約17万ドル(当時のレートで約1679万)。大赤字で大失敗になってしまいました。ちなみにこの製作費は祖父母からの遺産で大半を賄ったそうです。本作は2012年にポリグラインド映画祭にて上映する予定であったが、法的問題に対処するために公開が延期されたそう。そりゃそうなるわ。撮影背景著作権の鬼であることで有名なディズニーランドで無許可ゲリラロケを行い撮影したというとんでもない映画。なんのためにそのリスクを取ったのかわからない。ディズニーに対する批判や幸せな家族の象徴であるかのようなものにうんこ塗ってやろう精神が何かあるならわかるんですが、...
コメディ

TDF Really Works (2011年) 3分【ネタバレ・考察】こんな短時間でも嫌な人間関係を描くアリ・アスター半端ねえ。

ネタバレ無し感想TDF Really Worksはコマーシャル仕立ての短編映画です。この商品自体はくだらなすぎるんですが、さすがアリ・アスター、破綻している人間関係を描いています。 なんか怖いしなんか痛い。これを見終わった後、なんとなく似ているシチュエーションあるよな〜と思いました。「最近、マンネリしてきたから生でセックスしていい?」と言うシチュエーション。笑いという一瞬の快楽のために、片方が大きすぎるリスクを負うという。そういう有害な人間関係を描いている作品のように見えました。基本情報TDF Really WorksTDF Really Works2011年 3分製作国 : アメリカジャンル:コメディ・ホラー / コメディ / ホラー / 短編映画・ショートフィルムあらすじTDF(TINO'S DICK FART)という、チンコからおならを出すという商品のコマーシャル。本編スタッフ監督 : アリ・アスター脚本 : アリ・アスターキャスト アリ・アスター、リード・チャビス、ウィル・エメリーおせっかい情報見る際の注意ちんちん痛そうこんな人におすすめアリ・アスターを追っているこの作品が好き...
B級ホラー

アリス・スウィート・アリス (1976年) 108分【ネタバレ・考察】本国ではカルト的に人気な作品。個人的には微妙だった作品。

ネタバレ無し感想なんか軸がない映画でした。 サスペンスなので話が二転三転するのはいいんですが誰を軸に話を進めてんのか散乱している感じ。内容も登場人物もガタガタな感じ。俳優が良かったので残念でした。映像は確かに面白いところありましたがこれはやばい!凄い!みたいなこともなく、あんまり面白くなかったです。ただ個性的なキャラクターを作るのはうまいと思いました。あの大家の造形とかインパクト強いし、レインコートとマスクはキャッチーでいいですよね。誰かリメイクしてくれ〜。映画の背景タイトルがコロコロ変わっています。最初は『Communion (聖体拝領)』というタイトルでアメリカのシカゴで上映されましたが、アライド・アーティスツ・ピクチャーズ・コーポレーションに買い取られ、『Alice, Sweet Alice』というタイトルになりました。公開当初、イギリスではビデオが押収・没収され、アイルランドでは明らかに反カトリック的なテーマのため物議を醸したそうです。その後、マスター等の紛失により長らく幻の作品となっていたが、2019年にオリジナルネガが発見され、2Kスキャンでデジタル修復された。それにより、...
B級ホラー

キャリー (1976年) 98分【ネタバレ・考察】一番怖いのは男性嫌悪が派生して女体嫌悪が混じったカルト母

ネタバレ無し感想初めてアメリカのスクールカーストやいじめについて描かれた作品だそうです。B級映画として満足度が高かったです。とにかく女優がすごい。あと映像もすごい。本当に面白い。血の量もB級感満載で楽しい。母娘の共依存関係とか、性的物への嫌悪感の表現とか、ドロドロ要素は薄めでした。しかしその分内容は割とストレートでライトな仕上がりで後腐れないです。映像はかなり冒険しています。そこは今となっては大した型破りではないと思いますが当時は結構衝撃だったのかな?それにしても映像が面白いです!クライマックスの映像なんて超かっこいい!女優さん、綺麗なのにめちゃくちゃ怖い!あとちょっとだけミストを思い出しました。母親から見たら成長していく娘ってこんな怖いのかしら?基本情報Carrieキャリー1976年 98分製作国 : アメリカ日本公開 : 1977年3月3日アメリカ:1976年11月3日製作費 : $1,800,000興行収入 : アメリカ・カナダ:$33,800,000日本:5億7200万円レイティング : R-15ジャンル:ホラー / ミステリー / 実写化あらすじ冴えない容姿とおどおどした態度...
SF

ザ・セル (2000年) 107分【ネタバレ・考察】とにかく素晴らしい映像美。アングラ・アート感満載で内容がどうでも良くなるレベル。

ネタバレ無し感想とにかく美しい映像美で精神世界が描かれていきます。 アート版のインセプション。序盤の20分くらいは意味不明ですが、ちゃんと後半は面白くなっていくので安心してください。恐らくなんですがあまり深く考えてはいけません。多分2回見てはいけない作品のような気がします。インセプションと羊たちの沈黙とマルホランド・ドライブを混ぜてアングラ・アートで出力したような作品でした。とにかくビジュアルが良すぎます。アングラ・アートが好きな方にはツボなんじゃないかと思います。基本情報The Cellザ・セル2000年 107分キャッチコピー『その人の絶望を、受け入れることができますか』キャッチコピー(英語)『HIS MIND IS HER PRISON』製作国 : アメリカ日本公開 : 2001年3月24日アメリカ:2000年8月18日製作費 : $33,000,000興行収入 : $104,155,843レイティング : R-15ジャンル:SF・ホラー / ホラー / SF / スリラーあらすじ人間の意識に入り込む研究をする心理学者キャサリンに、FBIからある依頼が。それは逮捕された殺人鬼スタ...
クライム

ミザリー (1990年) 108分【ネタバレ・考察】ホラー初心者にもオススメしたい最狂女サイコパス映画。

ネタバレ無し感想これは怖い!ストーカー・サイコパス女の超怖い映画です! テンポ良い!人物描写も良い!演技も最高!アニー役のキャシー・ベイツの演技力が本当に本当に素晴らしかったです。アニー以外の姿が想像つかない。演技うま過ぎる。なかなか魅力的なサイコキラーでした!これは面白かった!基本情報Miseryミザリー1990年 108分キャッチコピー『あなたが殺したミザリーを、私が生きかえらせてあげる。 』キャッチコピー(英語)『Paul Sheldon used to write for a living. Now, he’s writing to stay alive.』製作国 : アメリカ日本公開 : 1991年2月16日アメリカ:1990年11月30日製作費 : $20,000,000興行収入 : アメリカ:$61,276,000ジャンル:ホラー / クライムあらすじ人気作家、ポール・シェルダンは大雪の中、車で大事故を起こし重傷を負う。付近に住む元看護婦でポールの熱烈なファンだと名乗るアニー・ウィルクスに助け出され、献身的な介護を受ける。しかし、アニーはポールの最新刊の内容を知ると態度を...
コメディ

恐怖のメロディ (1971年) 108分【ネタバレ・考察】ストーカーという概念が定着していない時代のストーカー・ホラー

”ストーカー”という概念自体がなかった時代の映画です。本作、恐怖のメロディはクリント・イーストウッドの監督デビュー作です。さては実体験でしょ。女怖い系の映画です。ホラー慣れしている方はそんなに怖くないかも。古い作品ですが個人的にはとっても面白かったです。
コメディ・ホラー

ボー (2011年) 6分【ネタバレ・考察】神経症的な被害妄想の満漢全席

ネタバレ無し感想ボーは恐れているの元ネタとなったアリ・アスターの初期作品です。僅か6分の短編映画なのでアリ・アスターがお好きな方にはおすすめです。基本情報Beauボー2011年 6分アメリカ:2011年ジャンル:コメディ・ホラー / 短編映画・ショートフィルムあらすじボーは帰省の準備をし、玄関に鍵をかけようとしたが、フロスを忘れてしまう。玄関前に鍵とキャリーケースを置いたまま部屋にとりに行き、玄関に戻ると鍵とキャリーケースがなくなっていた。スタッフ監督 : アリ・アスター脚本 : アリ・アスターキャスト ビリー・メイヨー:ボーおせっかい情報見る際の注意特になしこんな人におすすめアリ・アスター作品が好きこの作品が好きな人が好きそうな映画 ジョンソン家の奇妙なこと (2011年) 29分 ヘレディタリー/継承 (2018年) 127分※完全な偏見です。本編⚠️ネタバレ有レビュー⚠️ボーは恐れていると展開は同じです。鍵と荷物がなくなって実家に帰れなくなり、母親に電話で責められる。本作の母親はまるで化け物でしたね。寝ようとしたら隣人の喧嘩の声で寝れない。小動物が引きづられているのを見た。もうい...
ホラー

ジョンソン家の奇妙なこと (2011年) 29分【ネタバレ・考察】唯一無二の家族地獄映画。なんか涙出てきた。

ネタバレ無し感想1回見たのですが、とんでもない内容で理解が追いつかず、もう1回見ました。カメラワークも良いしテンポもいいし、俳優の演技もめちゃくちゃよくないですか?卒業制作の短編でこの作品って、アリ・アスターって初期から化け物だったんですね。今までにないタイプの感情故に言語化ができません。唯一無二の家族地獄映画。息子がサイコ。嫌悪感とか悪趣味とかではない。なんか怖いのか嫌なのかわからないのですが泣きそうになりました。なんなんだこの恐怖は。なんでこんなに人物描写が繊細で緻密なんだ。息子の言っていることなんてなに一つ理解できないのに実在する気がしてきてしまう。なんだこの説得力。怖い。いたらどうしよう。基本情報The Strange Thing About the Johnsonsジョンソン家の奇妙なこと2011年 29分製作国 : アメリカアメリカ:2011年1月22日ジャンル:ホラー / 個人的絶頂映画あらすじ誤って息子がオナニー中に部屋に入ってしまった父親。 ノックをしなかったことを謝罪し、息子に語りかける。 息子の手には父親の若かりし頃の写真が握られているのも知らず、オナニーは自然な...