B級ホラー

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ザ・ハント (2020年) 89分【ネタバレ・考察】右翼も死ね!左翼も死ね!富裕層も貧困層も死ね!っていうみんな死ね映画

ネタバレ無し感想予告編も見ずに見た方がいいです。富裕層も貧困層も右翼も左翼も徹底的にバカにする愉快犯的な映画でした。 右も左も上も下も、四方八方全部が敵よ!正義も神もクソ喰らえ!俺は生きたいだけだ!っていうロックな感じ。世の中のいろいろなどうでもいい思想にうんざりしている人はめっちゃ楽しいと思います。この映画は全ての思想をバカにしています。この映画に主張があるとすれば、人間はバカっていうことですかね。邦画でリメイクするなら絶対に藤原竜也が序盤のあの男に配役されて欲しい。ムシャクシャした時におすすめです。基本情報The Huntザ・ハント2020年 89分キャッチコピー『全米が封印した、2020年最大の問題作。』製作国 : アメリカ日本公開 : 2020年10月30日アメリカ:2020年3月13日製作費 : $14,000,000興行収入 : アメリカ・カナダ:$5,812,500日本:2800万円世界:$10,843,260レイティング : R-15ジャンル:アクション / スリラーあらすじ森の中で目覚めた12人の男女。そばにあった巨大な木箱には、1匹の豚と数々の武器が収められていた。...
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マー -サイコパスの狂気の地下室- (2019年) 99分【ネタバレ・考察】劣化版のミザリー&ケーブル・ガイ。ずっと想像を超えてくれない展開。

ネタバレ無し感想真面目に見ているのがバカバカしくなってくる映画でした。 サイコパスについて描いたのではなく、サイコパスに憧れた人の映画という感じがします。魅力的なキャラクターが1人もいなかったですし、設定が渋滞しているし、ちょっと無理がある設定のところあるし、ずっと予想通りにな感じなのでハラハラもしません。さすがに高校生を製作者の都合のいいようにバカに描きすぎです。なんというか色々とひどい映画でした。基本情報Maマー -サイコパスの狂気の地下室-2019年 99分製作国 : アメリカ日本公開 : 日本未公開アメリカ:2019年5月31日製作費 : 500万ドル興行収入 : 世界:$61,149,753ジャンル:ホラー / ミステリーあらすじ孤独に暮らすスー・アンは地元の高校生から代わりに酒を買うことを頼まれ、それをきっかけに自宅の地下室をパーティ会場として彼らに提供するようになる。彼女は自分のことを「マー」と呼ばせ、高校生たちをもてなすが、やがてマーの態度が変わり始め…。※参照元:U-NEXT日本版 予告編英語版 予告編スタッフ監督 : テイト・テイラー脚本 : スコッティ・ランデス/...
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悪魔のいけにえ (1974年) 84分【ネタバレ・考察】美的センスが光る映像美。そしてグロテスクながら美しい”作品”たち。差し込まれる身体障害者への無意識的な差別と希薄な親族関係。後半はもはやコメディ。

ネタバレ無し感想ちょいちょい挟まれる映像美。 あんまりってかほとんどグロくないです。音がすごくいいですね。前半は障害者を中心とした人間関係の嫌な感じを描いています。この監督、もしかして人間模様を描くの得意だったりする?後半はグダグダのコメディです。本作はBGMがほとんどないですが、めっちゃうるさいです。チェーンソーの音と女の悲鳴をこれでもかというほどきかせてきます。どちらかというと音で不快にさせてくる。怖いかと言われるとそんなに怖くないです。終盤はツッコミ映画です。面白いです。基本情報The Texas Chain Saw Massacre悪魔のいけにえ1974年 84分製作国 : アメリカ日本公開 : 1975年2月1日アメリカ:1974年10月1日製作費 : $83,000興行収入 : アメリカ・カナダ:$30,859,000レイティング : R-15ジャンル:ホラーあらすじ1973年、テキサス。ワゴン車に乗ってドライブ旅行に繰り出すサリーやフランクリンら、5人の若者はヒッチハイカーの男を乗せることに。異常な言動を繰り返す彼に恐れを抱いて車から降ろしたサリーたちだったが、それを機に...
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誕生日はもう来ない (1981年) 111分【ネタバレ・考察】ラストシーンだけがやたら有名なB級スリラー

ネタバレ無し感想そんなに面白くないかも。笑 様々な作品で引用されている本作ですが、スリラーとしては残念ながらそんなに面白くありません。笑たぶん量産されたうちの1作品『ハロウィン(1978年)』や『13日の金曜日(1980年)』、『死霊のはらわた(1981年)』など今名作と言われているスプラッターホラーがたくさん製作されていました。『誕生日はもう来ない』は1981年ということで、流行に乗って製作されたのかな?という印象です。当時は流行りに乗っている映画のうちの、あまり面白くない1作品かなと思いました。目的はラストシーン演出が下手なんですかね?ハラハラシーンが無駄に長くてくどいです。セリフや演出もどこかメロドラマっぽくて微妙でした。そして展開ですが、期待しないでください。全てはラストシーンへのお膳立てと思って頑張って見るという方がいいのかもしれません。基本情報Happy Birthday to Me誕生日はもう来ない1981年 111分キャッチコピー『悪夢のようなトリックに欺かれるな。この謎があなたに解けるか。』製作国 : カナダ/アメリカアメリカ:1981年5月15日製作費 : 350万...
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バタリアン (1985年) 91分【ネタバレ・考察】衝撃的過ぎるラスト。このラストシーンを撮るためだけに作られた作品。

ネタバレ無し感想やっぱりシリーズ化している作品の1作品目は絶対に面白いですね。すでに5作品作られており、6作品目が2025年の12月にアメリカ公開のようです。想像通りのクオリティのB級映画で観やすかったです! ちゃんとキモかった!意外なラストです!展開もわかりやすいし、映像も”ザ・B級!”って感じで楽しいです。中弛みもしないので期待せずに見ると案外、満足度高いかもしれません。基本情報The Return of the Living Deadバタリアン1985年 91分キャッチコピー『あたしオバンバ、あなたの脳味噌食べさせて?』キャッチコピー(英語)『THEY’RE BACK FROM THE GRAVE AND READY TO PARTY!』製作国 : アメリカ日本公開 : 1986年2月8日アメリカ:1985年8月16日製作費 : $3-4 million興行収入 : $14.2 millionジャンル:ホラー / コメディ / コメディ・ホラーあらすじ1969年、軍人病院の薬品事故が原因で死体が次々に蘇生してしまった。ゾンビは長年極秘保管されていたが、ある日そこで働くフランクたち...
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エスケイプ・フロム・トゥモロー (2013年) 90分【ネタバレ・考察】ツッコむほどボケてくれない。マジでただただつまらない低予算映画。

ネタバレ無し感想ディズニーネタも全然盛り込んでいない。 終始グダグダ。撮影をディズニーでやりました!ということ以外にはなにも面白くない作品でした。なんかディズニーの魔法の世界は実は怖いものなんですよ!みたいなことをしたかったんだろうけど上手くいっていないです。なぜか出られない映画系の映画っぽい雰囲気なんですがそこまで練り込まれていないです。そりゃそうだ。この映画、1ヶ月で書かれた脚本だそうです。製作費65万ドル(当時のレートで約6345万)に対し、興行収入は約17万ドル(当時のレートで約1679万)。大赤字で大失敗になってしまいました。ちなみにこの製作費は祖父母からの遺産で大半を賄ったそうです。本作は2012年にポリグラインド映画祭にて上映する予定であったが、法的問題に対処するために公開が延期されたそう。そりゃそうなるわ。撮影背景著作権の鬼であることで有名なディズニーランドで無許可ゲリラロケを行い撮影したというとんでもない映画。なんのためにそのリスクを取ったのかわからない。ディズニーに対する批判や幸せな家族の象徴であるかのようなものにうんこ塗ってやろう精神が何かあるならわかるんですが、...
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アリス・スウィート・アリス (1976年) 108分【ネタバレ・考察】本国ではカルト的に人気な作品。個人的には微妙だった作品。

ネタバレ無し感想なんか軸がない映画でした。 サスペンスなので話が二転三転するのはいいんですが誰を軸に話を進めてんのか散乱している感じ。内容も登場人物もガタガタな感じ。俳優が良かったので残念でした。映像は確かに面白いところありましたがこれはやばい!凄い!みたいなこともなく、あんまり面白くなかったです。ただ個性的なキャラクターを作るのはうまいと思いました。あの大家の造形とかインパクト強いし、レインコートとマスクはキャッチーでいいですよね。誰かリメイクしてくれ〜。映画の背景タイトルがコロコロ変わっています。最初は『Communion (聖体拝領)』というタイトルでアメリカのシカゴで上映されましたが、アライド・アーティスツ・ピクチャーズ・コーポレーションに買い取られ、『Alice, Sweet Alice』というタイトルになりました。公開当初、イギリスではビデオが押収・没収され、アイルランドでは明らかに反カトリック的なテーマのため物議を醸したそうです。その後、マスター等の紛失により長らく幻の作品となっていたが、2019年にオリジナルネガが発見され、2Kスキャンでデジタル修復された。それにより、...
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キャリー (1976年) 98分【ネタバレ・考察】一番怖いのは男性嫌悪が派生して女体嫌悪が混じったカルト母

ネタバレ無し感想初めてアメリカのスクールカーストやいじめについて描かれた作品だそうです。B級映画として満足度が高かったです。とにかく女優がすごい。あと映像もすごい。本当に面白い。血の量もB級感満載で楽しい。母娘の共依存関係とか、性的物への嫌悪感の表現とか、ドロドロ要素は薄めでした。しかしその分内容は割とストレートでライトな仕上がりで後腐れないです。映像はかなり冒険しています。そこは今となっては大した型破りではないと思いますが当時は結構衝撃だったのかな?それにしても映像が面白いです!クライマックスの映像なんて超かっこいい!女優さん、綺麗なのにめちゃくちゃ怖い!あとちょっとだけミストを思い出しました。母親から見たら成長していく娘ってこんな怖いのかしら?基本情報Carrieキャリー1976年 98分製作国 : アメリカ日本公開 : 1977年3月3日アメリカ:1976年11月3日製作費 : $1,800,000興行収入 : アメリカ・カナダ:$33,800,000日本:5億7200万円レイティング : R-15ジャンル:ホラー / ミステリー / 実写化あらすじ冴えない容姿とおどおどした態度...
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ファウンド (2012年) 103分【ネタバレ・考察】少年は生首に思いを馳せ、現実を知る。あの頃抱いていた大人への不信感を思い出させてくれたB級低予算ゴア映画。

ネタバレ無し感想B級低予算ながら見応えのあるホラー映画でした。 肝心のゴアシーンですが、映像自体は偽物感満載で安っぽいです。でもショッキングなシーンが2つほどありました。俳優の演技には目を瞑ってください。笑側から見たら普通の家庭ですが、中身が腐っているという家族地獄系映画でした。アメリカン・ビューティーや普通の人々に通ずるハリボテ&中身腐ってる虫食い家庭です。サイコパスが誕生する家庭ってこんな感じかな〜っていう映画ですかね。オーストラリアでは上映禁止となり、2分カットされた後にDVDとして発売されたみたいです。ホラーで上映禁止となると箔がつきますね。イギリスでも98秒カットされてDVDが発売されているみたいです。どこのシーンなんだろう。ちなみにパッケージの男性は腹筋バキバキだったけど、映画内ではお腹ぷよぷよかも。別に期待していたわけではないけどパッケージ詐欺かも。笑基本情報Foundファウンド2012年 103分キャッチコピー『僕の兄は、最も切ないサイコキラー』キャッチコピー(英語)『MARTY LOVED HORROR MOVIES...UNTIL HIS LIFE TURNED I...
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ヘッドレス (2015年) 86分【ネタバレ・考察】低クオリティな悪趣味映画だった。思いっきりネタバレ書きます。

ネタバレ無し感想何というか、テリファーってすごく爽やかな作品だったんですね。 本作のおかげで気がつけました。本作の内容は支離滅裂です。警察は何しているんだとか、食事はどうしているんだとか、20年は経っていそうなのに腐敗こそしているものの、なぜ皮膚が残っているのかとか、もうそういうのはツッコミ始めたらキリがないのでやめておきましょう。連続殺人鬼ファンタジーということでお願いします。なぜ見てしまったのかわからない。なんか見ないといけない気がしたので見ました。体力めちゃくちゃ持っていかれた。劇中劇のスピンオフ本作はファウンドの劇中劇として登場し、ファンの要望で製作が決まったB級スプラッター/スラッシャー映画です。ファウンド (2012年) 103分【感想・考察】少年は生首に思いを馳せ、現実を知る。あの頃抱いていた大人への不信感を思い出させてくれたB級低予算ゴア映画。本作は暴力性にのみ力を注いでいる印象です。お飾り程度にあるドラマパートはマジでしょうもない。私は俳優の演技が下手くそだった場合、勝手に補正して観てしまうのでよっぽど下手くそじゃない限りあんまり気にならないのですが、本作はダメでした...