コメディ

コメディ

ラブ・イン・ザ・ビッグシティ (2024年) 118分【ネタバレ・考察】心に刺さるシーンはあるものの、ポップで心温まる、暗くならないエンタメ・マイノリティ映画。全体的に笑って、部分的に泣いた。

ネタバレ無し感想予告編の時点から期待しまくっていた作品だったのですが、個人的には最高でした。ところどころ、"そんな奴いるかよ"っていうドラマティックな展開やよく見るような展開はありましたが、なんかこの映画の世界観ならそんなご都合展開も許せてしまいます。配信に降りてきたら確実にBGM映画候補です。とりあえず何か流しておこうという時に再生してしまうと思います。心が少し軽くなるというか、明るい気持ちになる作品でした。全体的に笑えます。何ヶ所かは泣けます。久々に映画で泣きました。テンポはかなり見やすいのですが、個性的で、気がついたら没入してました。泣いたり笑ったり忙しかった。マイノリティ映画にピンとこない人にはオススメしません。感情移入もできないと思います。基本情報대도시의 사랑법/Love in the Big Cityラブ・イン・ザ・ビッグシティ2024年 118分キャッチコピー『人生はありのままの君でいい。”普通に馴染めない”ふたりが見つけた、最強の関係。』製作国 : 韓国日本公開 : 2025年6月13日カナダ:2024年9月13日韓国:2024年10月1日興行収入 : 630万ドルジ...
アドベンチャー

サスカッチ・サンセット (2024年) 88分【ネタバレ・考察】なんだこのプロによって真面目に作られた変な映画。絶妙なバランス感覚で成り立っている未確認生物・サスカッチのサバイバル。変なのにずっと面白いのなんで?4DX上映待ってる。

ネタバレ無し感想何だこの映画。満遍なくコメディ要素があり、時折ホラーな要素があり、時折ヒーリング効果あります。全編セリフ無しですが、何も支障ありません。プロフェッショナルが真面目に作ったであろう変な映画なので、とても観やすいです。本当になんだこの変な映画。観た後にサスカッチのことが好きになっている。そもそも、かなり人を選ぶ作品であることは間違いありませんが、そこまで酷評というわけではないのであれば、最後はサスカッチのことが結構好きになっているんじゃないかなと思う映画でした。誰にオススメしたらいいのかわからない今まで観たことないタイプの変な映画です。つまらなかったわけでもないんですが、手放しに人にオススメするのは難しい印象です。野生UMA/ビッグフッドサバイバルシビアな自然の摂理吐瀉物/排泄物結構コメディ時折ホラー真面目な映画これらの単語にピンときたら、楽しめるかもしれません。あとボノボとか好きなら観てて楽しいかもしれません?ヒーリング効果があるのがウザい私は途中、目を開けたまま意識が飛んでました。この映画、人によってはワンチャン寝るかも。テンポが悪いわけでもないのですが、やたらと自然が...
コメディ

噛む家族 (2024年) 49分【ネタバレ・考察】エンタメ×社会派を両立させてる日本のB級コメディ・ゾンビ映画。 ゾンビ家族がもしいたら?という日本ならではのシミュレーション。今の時代を反映した映画。

ネタバレ無し感想この映画、最高でした。低予算であることは間違い無いと思うのですが、この手のインディーズ映画でここまで面白い邦画に出会えてテンション上がりました。全体的に笑えるし、考えさせられるような描写もあるし、切なさや悲しさも表現されており、素晴らしかったです。安心して!どうでも良くなるから!ゾンビのメイクなんて、ポスターの通りです。全然ゾンビ感ないじゃん!申し訳ないけどとてもメイクに金かかってるとは思えない。特殊メイクは使用していないようでした。にも関わらずそんなことが全く気にならなくなるほど引き込まれました!これは名脚本が成せる技なのではないでしょうか。たぶん、監督は魔法使い役者の撮り方もめちゃくちゃ上手い。申し訳ないことを言いますが、他の監督が撮っていたら役者の演技の下手さが際立って観てられなかったと思います。しかし、本作では自然な演技と、力を入れているであろうポイントのメリハリがしっかりと付けられており、役者たちがよく撮れていました。役者本来の良さを引き出すのが本当に上手いんだろうなと。素材本来の味を活かしている料理人。完全にナメてた素晴らしい脚本と監督の手腕により、最後まで...
SF

ホモ・アミークス (2023年) 42分【ネタバレ・考察】生命に対する愛を感じる作品。動物愛護的な視点の映画かと思ったら人間の残酷さや愛おしさがありのままに描かれていた。真面目さとコメディのコントラストが素晴らしかった。邦画で初めて泣くほど笑った映画。

ネタバレ無し感想もう良いんです。細かいことは。 SF・ファンタジーです。この映画はファンタジーです。細かい設定とか、描写が気になってしまう人には向いていない作品かもしれません。あと本作は結構コメディです。笑いのツボが合わなかったらこの映画自体が合わないかもしれません。個人的にはツボにハマりすぎて、初めて邦画で泣くほど笑いました。間の取り方が天才。シュールです。世界観が独特ですが、人物描写が秀逸です。テーマ性も私はかなり好きでした。しかも家に帰って冷静にならないとなんのテーマだったのかわからないくらいにはコメディのインパクトが強いです。そして、俳優の魅力を最大限引き出しており、さらにセリフ少なめで映像で表現してくれるので、説明台詞アレルギーの私にはとってもありがたい作品でした。あらすじと予告編を見てから視聴するのをオススメします。突然見初めても何がなんだかよくわからないと思います。基本情報ホモ・アミークス2023年 42分キャッチコピー『実験用に生み出された生物、ホモ・アミークスのお話。』製作国 : 日本ジャンル:ブラック・コメディ / ファンタジーあらすじ人間と“ちょっと”だけ違う遺伝...
アクション

ベテラン 凶悪犯罪捜査班 (2024年) 118分【ネタバレ・考察】人硬い!人硬い!追いかけっこ長い!個性的な映像とコミカルで軽快なテンポ感。不要な部分はバッサリ切り捨てた、勢いが良いハードボイルド・ツッコミ待ちアクション映画。個人的には大好きなエンディング。

ネタバレ無し感想アクションシーンをふんだんに観せてくれるのですが、 ここまでくどいと笑うよwww韓国映画なので、銃撃戦とかありません。そのため肉弾戦のアクションシーンなのですが、長いwwまだやんの?ってくらいやるのでもう笑えてきますwww人硬いwww撃っても撃っても死なないバイオ初期のゾンビを思い出しましたwww硬いww人硬いwwwそれでも韓国映画はさすがで、"俺たちが生きている現実"の要素を入れつつ、自由に映像で遊んでる印象でした。ツッコミ所は多いのですが、もうここまで勢いがいいとツッコむ暇もなく観終わりましたww第1作目を観ていなくても大丈夫第1作目を観ている方がより楽しめると思いますが、観なくても十分楽しめました。私は第1作目を観ていなかったのですが支障なく楽しめました。コミカルで軽快予告編やパッケージからして、結構シリアスでハードボイルドな作品を想像してしまいましたが、思ってるよりコミカルでポップです。暴力シーンはあるものの、そこまでハードなグロもないので気軽に観られる映画だと思います。社会派なシーンもありますが、そこまで深掘りしないので物語も重過ぎず、後腐れない作品です。魅力...
コメディ

パリピ孔明 THE MOVIE (2025年) 117分【ネタバレ・考察】完全なファンムービー。原作か出演するアーティストのファンが楽しむための映画。ターゲット層の年齢は恐らく低め。

ネタバレ無し感想金かかってんねぇ。笑この映画、金かかってんねぇ。笑どこまで本気なのかは分かりませんが、1週間後には内容忘れてると思います。それぐらい内容は小学生でも理解できる程度。しかし、いろいろ端折ってるので映画単体で物語が成立してるかというと成立してません。多分、"それくらいは各自で予習しておいて。俺たちライブシーン長めに写したいから"ということなんだと思いました。原作全く知らない私は全然面白くなかったです。ライブシーンも微妙で、恐らくワザとなところもあると思います。しかしなんにも知らない私でも爆笑できるところが3回くらいありました。自腹では観ないかも。映画館で観れてよかったです。自宅の配信なら途中で寝てた可能性があります。基本情報Ya Boy Kongming! THE MOVIEパリピ孔明 THE MOVIE2025年 117分キャッチコピー『天才軍師’・諸葛孔明、史上最大の音楽バトルフェスに挑むー!』製作国 : 日本日本公開 : 2025年4月25日ジャンル:コメディあらすじ三国時代の天才軍師・諸葛孔明がなぜか現代の渋谷に転生。 アマチュアシンガー月見英子の歌声に心奪われた孔...
B級ホラー

シリアル・ママ (1994年) 93分【ネタバレ・考察】想定の斜め上を行く、最強に悪趣味でシニカルで、ただふざけ倒したブラック・コメディ映画。思想なんてねぇよ!お前ら(自分を含む)を全員笑い飛ばしたいだけだ!

ネタバレ無し感想かの悪名高きカルト映画、ピンク・フラミンゴ(ノーカットで犬のうんこを食うエンディングが有名)のジョン・ウォーターズ監督の作品なだけあって、凄まじい角度のコメディ映画です。そしてテンポが良いです。ジョン・ウォーターズ入門として最適なのではないでしょうか。ピンク・フラミンゴを想起させるシーンもチラホラとあるため、楽しめます。ファンサ抜群。あとこの監督、ただのキチガイかと思ったらコメディのセンスがちゃんとあるのが怖いです。もう好きにしろよwって気楽に観てられます。何回か爆笑シーンがありました。基本情報Serial Momシリアル・ママ1994年 93分キャッチコピー『殺人犯こそスーパースター!!』製作国 : アメリカ日本公開 : 1995年4月29日アメリカ:1994年4月13日製作費 : $13,000,000興行収入 : $7,800,000ジャンル:クライム / ホラー / コメディ / コメディ・ホラーあらすじ日常の道徳的に正しくない行為をした人間を惨殺しまくる連続殺人主婦の姿を描いたブラック・コメディ。アメリカのどこにでもありそうな郊外の閑静な住宅街。そこに暮らすビ...
コメディ

ワイルド・アット・ハート (1990年) 124分【ネタバレ・考察】気が付いたらあなたもデイビッド・リンチの掌の上。リンチ最大のコメディ作品。何故か面白いんだけど何処が面白いのかはわからない。芸術映画にも関わらず観客を突き放さないエンタメ性。男女という生物の精神性をエクストラクトしたかのような、ピカソ的な作品。

ネタバレ無し感想本来、アート映画ってこんなポップで観やすかったでしたっけ?笑この映画、テンポは良いし、面白いし、映像は個性的だし、どこかメジャー映画な雰囲気がしているのですが、意味わかんないし、詩的なセリフバンバン出てくるし、ファンタジーなのか現実なのかわからないし、がっつりアート映画でした。笑意外かもしれませんが、オズの魔法使いを観てから本作を視聴するとより一層楽しめるかもしれません。笑案外コメディ映画です!笑基本情報Wild at Heartワイルド・アット・ハート1990年 124分キャッチコピー『セイラーとルーラ。ふたりの熱いハートは、荒野を焼き尽くす。』製作国 : アメリカ日本公開 : 1991年1月15日フランス(カンヌ国際映画祭):1990年5月アメリカ:1990年8月17日製作費 : $9,500,000レイティング : R18+ジャンル:クライム / ロマンスあらすじ恋人ルーラと一緒にいたところ、因縁をつけてきた男を殺害したセイラ―は、刑務所に送られる。数年後、保釈になったセイラ―は再会したルーラと共にカリフォルニアへ旅立つ。だが、娘に執着するルーラの母マリエッタは、...
SF

サブスタンス (2024年) 142分【ネタバレ・考察】女によるルッキズム社会への復讐。日本版の予告編からは全く想像がつかない展開から、怒涛のラスト。あれだけのことをやっておいて、また驚くようなオチを付けれたのがすごい。噂が噂を呼んで大ヒットしそうな最強ホラー映画。

ネタバレ無し感想この映画、女なら全員が晒されている年齢や外見によるジャッジに対する怒りを徹底的に表現しておきながら、めちゃくちゃエンタメ性が高い作品でした。予告編からは想像できないくらいグロいので苦手な方はご注意ください。あと、日本版の予告編が非常に優秀なので、海外版の予告編は観ずに観にいった方が楽しいと思います。ネタバレ絶対厳禁の映画です。海外版の予告編はみない方がいいかも日本版の予告編では、とある要素が完全に隠されており、本編の展開にめちゃくちゃ衝撃を受けました!UK版の予告編などでは若干描かれてしまうので、この衝撃は受けられなかったと思います。日本版の予告編優秀!海外版の予告編は観ない方がいいかもしれません。映像も脚本もビビットキャラクターや欲望が結構デフォルメされて描かれていた印象です。無駄のない映像美と同様に脚本も無駄がなかったように思います。案外セリフが少ないです。SF設定に関してはなんだこれ!となりますが、そんなことツッコませないほどにテンポが良く、映像の美的センスが独特なので心地よく観れます。映像がオシャレながらホラーとしてもめちゃくちゃ成立していて、社会的なテーマも盛...
コメディ

終わりの鳥 (2023年) 110分【ネタバレ・考察】ポスターの印象とは違い、ダメな母親の成長物語。A24に苦手意識ある人でも観やすいかも。ファンタジーなのに現実的で、悲しいのに解放的な、死の必然性についてリアルにコミカルに描いた不思議な空気感の作品。

ネタバレ無し感想ポスターデザインがめちゃくちゃ良いですよね。 このカラフルなデザイン。フライヤーを飾りたいほどです。しかし、本作の映像の色彩などの世界観は案外現実的です。予告編を観た段階ではA24らしい映画(飲み込みずらい映画)なのかなと思って気構えて観に行ったのですが、思ってたより観やすい作品でした。A24らしさを期待したらガッカリするかもしれませんが、A24に苦手意識がある人は観やすいかもしれません。個人的には退屈ではないのですが、画面があまり変わり映えしないのでまったりしてました。映画館で観るならポップコーンあった方が良かったかもですね。死についての話ですが、コメディトーンの作品なので観た後そんなに引き摺らないです。イギリスのコメディが好きな人は好きかもしれません。映画館で観たのですが笑い声がちらほらと聞こえていました。母娘が死に直面するという内容ですが、綺麗事にも頼らず、感動ポルノに着地せず、個人的には好きなタイプのラストでした。基本情報Tuesday終わりの鳥2023年 110分キャッチコピー『"お迎え"に参りました』製作国 : アメリカ/イギリス日本公開 : 2025年4月...