
リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 (2023年) 116分【ネタバレ・考察】一流モデルが何故戦場カメラマンになったのか。とにかく逞しい1人の女性について描かれた名作。身をすり減らしながらも決して立ち止まらない。まるでヒーロー映画のようだった。
ネタバレ無し感想映画としてのクオリティが非常に高く、社会的意義も感じる素晴らしい作品でした。 重い内容ですが、リー・ミラーの勇ましさのお陰でそこまで心が沈まずに観ていられました。逞し過ぎて笑えてきてしまうところもありました。命知らず過ぎて好きです。セリフは少なめで表情で語るシーンが多く、惹き込まれます。本作はリー・ミラーの人生のごくごく一部を切り取ってダイジェストにしたかのような印象でした。圧倒的な説得力もっとじっくり描いて欲しいと思いました。かなり物語は駆け足のため、映画では尺が足りないと感じました。しかし、ケイト・ウィンスレットの演技力が凄過ぎて、リー・ミラーの存在に説得力が凄まじいです。どれほど演じる人物への解像度が高いんだ。とにかく演技が素晴らしかったです。そして最適人じゃないでしょうか。ケイト・ウィンスレットの他にこの役は務まらないと思うほど的役でした。この限られた映画の尺で可能な限りリー・ミラーを表現していたと思います。事前情報はあった方がいい映画パワフルなケイト・ウィンスレットの演技に魅了されますが、物語は駆け足に進んでいく印象だったので、ところどころ置いてけぼりになりか...