ネタバレ無し感想
映画館で鑑賞したのですが、テンポが遅くて何も判明しないので中盤まで割と退屈でした。
まったり可愛いを摂取したい時にいいかもしれません。
動物たちの描写はめちゃくちゃ可愛くユーモラスに描かれます。
しかし、展開が遅めで個人的には配信なら寝てたと思います。
映画館で視聴しましたが、隣の人は寝ていました。
序盤で世界観に惹き込まれましたが、展開が遅いので結構退屈でした。
好みなタイプのエンディングだったので鑑賞後感はよかったです。
映像は独特でした。
動物たちの描写はポリゴンが荒い感じですが、水などの自然の描写や動物の動きなどはリアルでめちゃくちゃ美しかったです。
恐らく色々とテーマが組み込まれている作品だとは思うのですが、明確には描かれないので観る人に委ねるような仕組みになっていると思います。
基本情報
Flow
Flow
2024年 84分
キャッチコピー『この世界の希望は、水を怖がらない”一匹の猫”でした』
製作国 : ラトビア/フランス/ベルギー
日本公開 : 2025年3月14日
フランス(カンヌ):2024年5月22日
ラトビア:2024年8月29日
フランス:2024年10月30日
ベルギー:2025年1月15日
製作費 : €3.5 million
興行収入 : US$36 million
ジャンル:アドベンチャー / 子供向け / アニメ
あらすじ
世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし、彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。彼らは運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは―?
※参照元:公式サイト
日本版 予告編
英語版 予告編
スタッフ
監督 : ギンツ・ジルバロディス
脚本 : ギンツ・ジルバロディス/マティス・カジャ
製作 : マティス・カジャ/ギンツ・ジルバロディス/ロン・ディアンス/グレゴリー・ザルツマン
音楽 : ギンツ・ジルバロディス/リハルド・ザイプペ
配給 : ラトビア:Baltic Content Media
フランス:UFO Distribution
ベルギー:Le Parc Distribution
日本:ファインフィルムズ
アワード
- 第97回アカデミー賞:長編アニメ映画賞
- 第52回アニー賞:長編インディペンデント作品賞/脚本賞
- 第82回ゴールデングローブ賞:アニメ映画賞
ポスター/パッケージ
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おせっかい情報
見る際の注意
津波注意
こんな人におすすめ
余白が多いアニメーション作品が好き。 動物が可愛い作品が好き。
この作品が好きな人が好きそうな映画
※完全な偏見です。
⚠️ネタバレ有レビュー⚠️
シンプルな話
孤独な子猫が突然の大洪水に巻き込まれ旅の中で様々な仲間と出会い、成長し、家族ができる話です。
しかしシンプルじゃない話
様々な出来事が何かを意味していそうなのですが、それがなんなのかが分かりません!笑
製作国のバックグラウンドを知らないからなのか察せません!笑
登場するのは動物たちですが描かれているのは人間模様です!
しかし擬人化されている訳ではなく、ちょっと知能が高い動物という程度なのでちゃんと動物です!
人類滅亡後の大洪水
人がいた形跡がありましたね。
あの動物の形を模したモニュメントとかはなんだったのか全く分かりません。
あとなんであんなに水が突然流れてきたのかもわかりません。
温暖化で一気に氷が溶けたみたいな?
猫の脚を貫通するロープ
これ大丈夫なん?
これぐらいのことがあってもアカデミーは取れるのですね。
久々に主人公にイライラした
https://www.rottentomatoes.com/m/flow_2024
猫がずっと神経質でビビりで友好的でなく、何もできないのでイライラしていたのですが、よく考えたらこの子は飼われていた子猫なのか。笑
途中で成長して誰かのために何かをしようとしていましたね。
逞しいカピバラ
こいつ、根性が据わってんのか鈍いのか分かりませんが、めちゃくちゃ逞しいです。笑
泳げるし、新入りにビビったりしないし、犬の仲間のために鳥と戦うし、猿のためにボール取りに行ってあげようとしたし、こいつ結構頼れるサバイバー!
ただ体は重いみたいで動きは鈍いです!可愛い!笑
生き残ってくれてよかったです。
とにかく構ってほしい白い犬
最初から魚を盗もうとした子猫を見過ごそうとしてくれていましたね。
『あ、なんか遊んでくれそう!』みたいな感じでしょうか?
ずっと構ってもらおうとするのがめちゃくちゃ可愛かったです。
神のような鳥
子猫を食おうとする仲間から守ってくれた代わりに、羽を折られてしまいました。
羽を折る程度で済ましてくれるのは案外優しいですね。
食料である猫を食べることを阻止しているということは人間に当てはめるとヴィーガンなんですかね?笑
猫に魚あげたり、ずっとボートの操縦をしていたり面倒見が良い鳥でした。
犬の仲間たちを引き入れるのには反対していましたね。
収集癖がある猿
こいつはなんかキラキラした人工物にばっかり意識が行っていて、我関せずっていう感じですね。
なんか憎めない面白いキャラをしています。
死の島じゃん

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AE%E5%B3%B6_(%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3)
これ死の島じゃんと思ってからは行くな!やめろ!と心の中で思っていました。
子供向けアニメーションのはずなのにワンチャン最悪のバッドエンドにならないよね?と思いながら観ていました。
死の島とは
スイス出身の画家アルノルト・ベックリン(1827年 – 1901年)の代表作の絵画。
製作年:1880年
種類:油彩、キャンバス
移民と重なった
途中、犬の仲間を引き入れますが、猿のコレクションは荒らされて、猫が初めての漁で採った食料を感謝もなく食われて、荒らされます。
親切で招き入れたのに自分たちの生活を邪魔されるって移民の受け入れみたいですね。
水に移った自分
猫ちゃん何を思って自分を観ているんですかね。
印象的に3回?繰り返されたシーンでした。
自分の成長や変化を感じていたのかしら?
鳥が死亡した理由がわからない
分かりません。急に幻想的にお空に連れて行かれました。
全員は救えない
序盤では怖い存在だった鯨さんですが、中盤では猫ちゃんを救ってくれました。
カピバラを救った後、鯨さんも救ってあげたいと思いましたが、あれはあの動物たちにはどうしようもないですね。
異種混合の家族

https://www.imdb.com/news/ni64850072/
犬と猿は明らかに自分たちの仲間を捨てて、あのチームを選んでいました。
そうだよね!家族になるのに血筋とか種別とか関係ないよね!
このエンディングは個人的にはめちゃくちゃツボでした。
最後の海の光景もものすごく綺麗で満足のラストでした。
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