ネタバレ無し感想
エド・ゲインがモデルですが、この映画のエドは全然倒錯していません。
ちょっと違う世界線のマザコンによるコメディ版ペットセメタリーという感じ。
全くといっていいほどグロくないです。
怖くもない。お母さんが面白すぎます。
エド・ゲインから拝借した設定は母親崇拝とマザコンであるということだけでした。
内容は全部適当のB級低予算クソ映画です。
辻褄もクソもない作品です。
ただコメディなのでそんなに引っかからずに観てられます。
基本情報
Ed and His Dead Mother
ボディ・クッキング/母体蘇生
1993年 93分

https://www.moriareviews.com/fantasy/ed-and-his-dead-mother-1993.htm
製作国 : アメリカ
アメリカ:1993年11月17日
製作費 : 180万ドル
興行収入 : アメリカ:673ドル
ジャンル:コメディ / ブラック・コメディ
あらすじ
母親が亡くなってから1年が経ったが、エドはまだ乗り越えることができずにいた。 ある日、エドが自身がオーナーの工具店で働いていると「ハッピー・ピープル社」を名乗るセールスマンが現れ、1000ドルで母親を蘇生できるとエドに伝えるのだった。
英語版 予告編
スタッフ
監督 : ジョナサン・ワックス
脚本 : チャック・ヒューズ
製作 : ウィリアム・クリストファー・ゴログ
音楽 : メイソン・デアリング
配給 : アメリカ:ITCエンターテインメント
キャスト
スティーブ・ブシェミ:エド・チルトン
ネッド・ビーティ:ベニーおじさん
ジョン・グローバー:AJ・パトル
ミリアム・マーゴリーズ:メイベル・チルトン
サム・ジェンキンス:ストーム・レイノルズ
ゲイリー・ファーマー:ビッグ・ラー
ジョン・グリース:ロブ・サンドハイマー
ロバート・ハーヴェイ:アンダーソン
ランス・ハワード:プラクストン牧師
ビフ・イェーガー:警官
おせっかい情報
見る際の注意
特になし
こんな人におすすめ
スティーブ・ブシェミが好き。
この作品が好きな人が好きそうな映画
- ペットセメタリー
※完全な偏見です。
⚠️ネタバレ有レビュー⚠️
母の死と保険金
エドが母が死んでから1年経ちますが、母の死を受け入れることができずにいました。
そんなある日、自身がオーナーを務める工具店にあるセールスマンがやってきます。
セールスマンはエドに保険金6万ドルが入ったことを知り、彼を訪ねてきました。
そして母親を蘇生させることができるというのでした。
母親を蘇生
エドの母親は生前の意思により臓器提供を行ったため、遺体がバラバラの状態でした。
そのため追加料金を取られましたが、セールスマンは母親を蘇生。
エドの家に生き返った母親がやってきます。
ここのシーン、念願の再会のはずなのですが、エドの喜びが伝わらない映像でした。

https://www.mondo-digital.com/edmother.html
しかも死後も母親の言いつけを守っており、母親に人生を囚われているというようなセリフが序盤にありましたが、向かいに住むエロ女に言い寄られて普通にヤろうとしていました。
なんかグダグダかもこの映画と思った瞬間でした。
なんで?
翌日の朝、母親はなぜか冷蔵庫に入って芋の皮を向いてます。
これまじでなんで?
厳しい母親風
2階の窓からエドと向かいに住むエロ女の会話を見ている母親。
でも息子に説教を説いたりはしません。

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エドと一緒に住むペニーおじさんが向かいのエロ女を盗み見るために使用していた望遠鏡を没収していました。
口うるさい風ですが、別に普通です。
性犯罪は同じ女として許せないでしょ。
生命を奪ってチャージ
急に母親は倒れ込み、再び死んでしまいました。
どうやらセールスマンによると、1日生き続けるにはゴキブリ2匹食べないといけないみたいです。

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しかし母親は2匹どころか貰ったゴキブリを全部食べてしまいました。
すると異様なパワフルさをみせ、パイを100個くらい焼いたり、近所の犬を追い回して食べようとするほどです。
コカイン摂取した人みたいな異常な多動と高揚を見せていました。
この母親が近所の犬を追いかけるシーンは異様で怖かったかも。笑
全然いらなかった小ネタ
牧師の嫁が浮気をしたので熊取用のトラバサミを嫁に仕掛けるとかっている小ネタは全然要らなかったです。
あと謎の逆恨み前科者が出てきます。
こいつのキャラも意味わからんかった。
主人公の工具店で窃盗を行ったため、10年刑務所に入っていたそうですが、窃盗で10年も行かないでしょう。
しかも逆恨みで主人公を脅しに工具店にやってきましたが、別の体格がいいスタッフが対応するとそそくさと逃げ帰って行きました。
なにアイツ。
チェーンソー!
ある日、エドが向かいのエロ女の家に行っているとき、自宅に逆恨みニキがやってきました。
ドアをぶち破り、部屋を荒らし、引けないピアノで遊び(?)、母親に見つかってしまいます。
すると母親は追い返す訳でもなく紅茶と軽食でおもてなしします。
しかし紅茶とコーヒーを間違えて出してしまい、逆恨みニキは激怒。
母親は待ってましたと言わんばかりにチェーンソーで逆恨みニキをぶち殺します。
そして恐らくは食べてます。
殺せない
ペニーは母親の異常な言動に耐えかね、殺害することにし銃を母親の背中に発報。
しかし母親は全くダメージを受けません。
殺せないことがわかった2人はセールスマンを訪ねます。
母親を殺すためには生首を切断し、特定の方角に埋めないといけないみたいです。
母親撃退
母親は特大サイズの芝刈り機を息子の工具店から持ち出し、向かいの家に住むエロ女を刈ろうとします。
直前でエドがチェーンソーを持って登場。
母親の首を切断します。
母親は生首のままでも生きており、エドと最後の別れをします。
『さよならのキスをしてちょうだい』
と母親がいい、エドがキスをしようとすると、母親はエドの唇を噛みました。
狼狽するエドを爆笑しています。
エドは急いで埋めてことを済ませました。
てかなんでキスするの口なの?
身内だしキモくない?デコとか頬じゃないん?
ラスト
エドは墓場で警察に事情聴取を受けたところ、車内にあった母親の体が見つかってしまい逮捕されてしまいました。
3ヶ月後、エドは裁判を受けます。
弁護士はエドの純粋無垢さを裁判官をアピールします。
『母親の腕に抱かれる新生児のよう。そして蜂蜜に包まれた15歳の処女に匹敵するほどである。彼女の乳首は敏感で勃起し、茂みの奥は柔らかいがまだ成熟しきっていない。』
例えが気持ち悪い。勝手にノってくんな。笑
ところがどっこいこんな弁護でもエドは無罪となり、裁判所で向かいのエロ女とキスをします。
そしてある日、工具店で働いていると、あのセールスマンがやってきました。
エドに申し訳ないといい、エドが嫌いだった父親を蘇生して連れてきたのでした。
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