ネタバレ無し感想
ヤン・シュヴァンクマイエルってセリフがある映画撮るんだ! 悦楽共犯者とアリスしか観たことなくて、抽象的なアート映画を作る作家な印象なので意外でした!
個人的にはめっちゃ面白かったんですが相当、好みは分かれると思います!
ヤン・シュヴァンクマイエル作品の中ではまだ見やすい方なんじゃないでしょうか!
スレッド立てるなら”不妊治療の末に妻が狂った件”ってスレタイですね!
元ネタはチェコの童話だそうです。
基本情報
Otesánek/Little Otik
オテサーネク 妄想の子供
2000年 132分

https://www.imdb.com/title/tt0228687/
製作国 : チェコ/イギリス
日本公開 : 2001年11月3日
チェコ:2000年1月25日
イギリス:2000年10月26日
興行収入 : チェコ:$125,716
レイティング : PG-12
ジャンル:ファンタジー・ホラー / ホラー / ストップモーションアニメ
あらすじ
その夫婦は子宝に恵まれずにいた。ある日、夫は偶然見つけた切り株が子供の形に見えたことから、妻のためにそれを持ち帰る。妻はそれを我が子と信じ、求められるがまま食べ物を与え続けた。やがて切り株の子・オチークは巨大化して食べ物を求め…。
※参照元:U-NEXT
日本版 予告編
英語版 予告編
スタッフ
監督 : ヤン・シュヴァンクマイエル
脚本 : ヤン・シュヴァンクマイエル
原作 : (原案)ヤン・シュヴァンクマイエル
製作 : ヤロミール・カリスタ/キース・グリフィス/ヤン・シュヴァンクマイエル
配給 : チェコ:ワーナー・ブラザース
日本:チェキスー・ケー=レンコーポレーション
キャスト
ボジェナ・ホラーク:ヴェロニカ・ジルコヴァ
カレル・ホラーク:ヤン・ハルトゥル
シュタードレル夫人:ヤロスラヴァ・クレチュメロヴァ
シュタードレル氏:パヴェル・ノヴィー
アルジュビェトカ:クリスティーナ・アダムコヴァ
アパートの管理人:ダグマル・ストリブルナ
ジュラーベク:ズデニェク・コザーク
ムラーデク:グスタフ・ヴォンドラチェク
ブラーンコヴァー:イトカ・スムトゥナー
おせっかい情報
見る際の注意
特になし
こんな人におすすめ
変わった映画が好き。
この作品が好きな人が好きそうな映画
- 悦楽共犯者
- ブリキの太鼓 (1979年) 142分
※完全な偏見です。
⚠️ネタバレ有レビュー⚠️
元ネタであるチェコのおとぎ話『オテサーネク』の内容
https://tympanum.cz/detail/tbooks-933904-otesanek
長い間子供を待ち望んでいた夫婦がいました。
しかし、子供はなかなか子宝に恵まれない日々を送っていました。
ある日、夫は近くの森で赤ちゃんに見える丸太 (オテサーネク) を見つけ、家に持ち帰ることにしました。
夫婦がその丸太を可愛がると、その丸太は生を宿し、食べ物をねだります。
最初、夫婦は子供を持つという願いがついにかなえられたと興奮していましたが、すぐに状況は悪化します。
丸太は食事の前に、これまで食べてきたものを列挙する童謡を歌います。
この丸太の食欲は尽きることがなく、食べ物をねだり続けます。
丸太はどんどん大きくなり、食べ続け、ついには人までも食べるようになり、両親を食べてしまうのでした。
村に住む老婦人がオテサーネクの胸を鍬で引き裂き殺します。
すると丸太から今まで食べた全ての人が解放され、物語は終わります。
各国にもある似たような話
インドやハンガリーロシアにも似たようなおとぎ話があるそうです。
内容は大体一緒で、めっちゃ食べる化け物が出てくるのですが、最後は腹を割いたりされて、食べられたものが解放されるという流れです。
この映画では解放されるところまでは描かれずに終わりましたが、元の童話を知っている人は”まあこの後みんな解放されるんだろうな”とわかるみたいですね。
童話や昔話って大抵教訓があると思うんですがオテサーネクの教訓はなんなんでしょうか。
子供を甘やかせ過ぎると化け物となり周囲の人間に迷惑をかけるんだぞという大人向けの話なんでしょうか。
拾ってきた子供に欲しいものを与え続けた結果カニバリストが育ったために老婆が始末したというホラーにもできそうです。
なんか見ちゃう映画
とにかくこの後どうなるのかが気になってあっという間でした。
全く先が想像つかなかったです。
なんか意味はわかんない!
赤ちゃんを魚みたいに扱うなw
ほんで急なスイカ太郎可愛い〜!
序盤はドールメイカーっていう短編ホラー思い出してました!
変態ジジイ
爺さんから向けられる性的な眼差しをよくぞこうも気持ち悪く表現しましたね。
『こういう人こそ怪しいのに』ってそれな!
普段の行いとか関係ないのよ!チカチーロで学べ人類w
ラストはザマァみやがれでした!
食べるのが嫌いな監督
生物なのに、子供の頃から食事が大嫌いというヤン・シュヴァンクマイエルさん!
さすがです!本作も食うシーン、キモいっす!
ご飯も死ぬほど不味そう!
食べる事しか考えられない怪物ってヤン・シュヴァンクマイエルさんが1番嫌悪する存在なんじゃないですかね。
なんだこのラスト
なんだあのクソガキはw
ほんでお前も今更父性に目覚めんなwww
あれだけ人を魅了するって悪魔かよw
この映画では老婦人が戦いに行く!みたいなシーンで終わりました!
超個人的な話
主人公の旦那が死ぬほど元彼に似ててしんどかった。
しかも鑑賞当時、別れたてだったからより一層観てるのがしんどかったんですが、内容がどうなるのか気になり過ぎて全部観てしまった。
関連情報
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