ネタバレ無し感想
映像はカッコよかったのですが、TVドラマのスピンオフみたいな脚本でした。
序盤で先が読めてしまい、そのまんま展開していくのであとは映像が刺さるか刺さらないかで面白さが左右される気がします。
ホラーゲームっぽい雰囲気なのでホラゲー好きは割と楽しいかもしれません。
あとハリウッド版リングのような雰囲気があるのであの世界観が好きなら楽しいかもしれません。
ファンタジー感強いホラーでした。
個人的には全然刺さりませんでした。
テンポは観やすかったです。
基本情報
Mama
MAMA
2013年 100分
キャッチコピー『ママ、私パパに殺されるの?』
製作国 : スペイン/カナダ
日本公開 : 2014年5月17日(限定)
アメリカ: 2013年1月18日
製作費 : $15,000,000
興行収入 : $146,428,180
レイティング : PG-12
ジャンル:ホラー / ドラマ
あらすじ
精神を病んだジェフリーは、妻と2人の共同経営者を殺害。さらに、森の小屋で幼い2人の娘まで手にかけようとするが、そこに潜む何者かに彼自身が消されてしまう。5年後、姉妹を発見したジェフリーの弟・ルーカスは、恋人・アナベルと4人で暮らし始めるが…。
※参照元:U-NEXT
日本版 予告編
英語版 予告編
スタッフ
監督 : アンディ・ムスキエティ
脚本 : ニール・クロス/アンディ・ムスキエティ/バルバラ・ムスキエティ
原作 : アンディ・ムスキエティ『Mama』
原案:アンディ・ムスキエティ/バルバラ・ムスキエティ
製作 : バルバラ・ムスキエティ/J・マイルズ・デイル
製作総指揮 : ギレルモ・デル・トロ
音楽 : フェルナンド・ベラスケス
配給 : アメリカ:ユニバーサル・ピクチャーズ
キャスト
アナベル:ジェシカ・チャステイン
ルーカス/ジェフリー:ニコライ・コスター=ワルドー
ヴィクトリア:ミーガン・シャルパンティエ
リリー:イザベル・ネリッセ
ドレイファス博士:ダニエル・カッシュ
ママ:ハビエル・ボテット
ジーン/ママの声:ジェーン・モファット
ポスター/パッケージ
おせっかい情報
見る際の注意
そんなにグロいシーンはないです。
ジャンプスケア系なのかも。
こんな人におすすめ
ジャンプスケアがあるホラーが好き。
切ない物語のホラーが好き。
映像がかっこいいホラーが好き。
この作品が好きな人が好きそうな映画
※完全な偏見です。
⚠️ネタバレ有レビュー⚠️
資金繰りの問題?
父が無理心中を図り、姉妹を山小屋に連れていくところから始まります。
序盤のシーンで映っていた家が豪華でしたね。
銃声が一発鳴り響いていたので、妻を撃ち殺して、子供達を連れ出したみたいです。
理由は明かされていませんがお金の問題なのかなと邪推してしまいます。
事故の怪我
結構派手な交通事故に遭っていました。
あんな勢いで木に突っ込んで行ったらもう父親は死んでるな。てことは子供2人で何かに巻き込まれるのかな。
と思ったら生きてました。
しかも軽傷です。
強すぎだろ。
脚本が雑
小屋に着き、子供を殺そうとする父親ですが、お化けに止められます。
取り込まれたのかしら。
どう考えても部屋の中の方に消えてったのになんで外に向かって『パパ』って言ったんだろう。
こういうところが雑で気になりました。
なんかずっと雑です。
もうお化けじゃん
姉妹は数年後、狩に出ていた2人組に見つけてもらえるのですが、その時の動きが化け物過ぎてもう意味がわからないです。
人外になったのかと思ったら”オオカミに育てられた子供”程度でした。
その割には動きがほぼ瞬間移動でお化けなのよ。
姉妹のモンスタームーブを目の当たりにしたおじさんのリアクションが下手くそでした。笑
子供可愛い
てか子役めっちゃ可愛い。
この映画、子役に無理させてないし、可愛く撮れてるし、好感度高いです。
ちゃんと表情も引き出せてましたし、子役の扱い上手いのでは。
弟カップルに引き取られる
姉妹は保護された後に父親の弟カップルに引き取られます。
医者が姉妹の研究をしたいからという理由で兄夫婦が住んでいた家に住まわせてもらいます。
なにそれ
関係ないのですが、序盤で妊娠検査薬の結果を報告してベットでイチャイチャするとき、食べてたシリアルを頭の上に乗せたのなにそれ。笑
動くな!っていうこと?笑
母性に目覚める
序盤で妊娠検査薬が陰性で安心していた彼女ですが、終盤では子供達をどうにか引き止めようとしていました。
でもその過程が唐突過ぎて、乗れませんでした。
なんか細部に神が宿っていないタイプの脚本で、気分が全然乗らないです。
もっと練って欲しい。
この兄弟、体強過ぎ
弟はママに階段から突き落とされてしまい、思いっきり首を折っていました。
これで生きてただけでもすごいよ。
この兄弟体強過ぎ。
この遺伝子ならあの姉妹の人外ムーブも納得できるかも。
機能していない脚本
精神科医が、『姉は解離性人格障害で、ママという人格がいるかもしれない』と仮説を立てていましたが、序盤でママを映してしまっているので観客には何かしらのオカルト的存在がいることが判明しています。
全くハラハラしません。
その展開にするならママの存在を隠して精神を描いてよ。
ママの隠し方が雑
ママの正体がJホラーっぽい
精神病棟に入院していた女性がママでした。
自分の子供を取られてしまったので、取り返し、病棟を抜け出したものの、職員に追われてしまったため、赤子を抱えたまま崖から飛び降りて幽霊化したという展開でした。
この無念が幽霊になる動機という展開はJホラーっぽいなと思いました。
あと一人称視点になるのでゲームっぽかったです。
それは安っぽいだろ
妹がブランケットを引っ張り合って遊んでるの姉かと思ったら姉が廊下に出てきました。
もう無理よ。だってママというオカルト的存在がいるの観客は知っているんだから。
え?お化けいるの?とはならんよ。
なんもハラハラしないよ。
ママでしょ。
あとあれは遊んでんの?何してんの?
安っぽい夢
弟は入院中に幻覚を見ていました。
兄貴に『娘たちを救ってくれ、山小屋にいけ』と言われるという演出です。
なんだこの安っぽい演出!笑
これは子供向けホラーなのか!?笑
ジャンプスケア狙ってる?
私は一回もビックリしませんでしたが、ジャンプスケア的な演出がちらほらありました。
少しずつ盛り上げて集中している状態で大きな音とかがしたらビックリしますが、本作には緩急がありません。
ジャンプスケアが機能していないようなきがしました。
遺骨を投げるな
ラスト決戦のシーンですが、例の崖でママが姉妹を連れて行こうとしていました。
それを阻止しようとアニーがママの実の子の遺骨を見せつけて”あなたの本当の子供はこっちよ!”みたいなことをしていましたが、
ママ、その遺骨を投げ捨てました。
おいwww
死んだら要なしかよww
遺骨を投げるなwww
なんだそれ
這いつくばるアニーの頭をそっと押さえるのは何w
殺すつもりはないの?あるの?どっちなの?ww
笑わせようとしているの?ww
子供の意思優先
姉は現世に残ることを選び、妹はママと崖から落ちることを選びました。
そしてママは嫌がる姉を無理に連れて行こうとはしませんでした。
ここリアルですね。
なぜかソロモンの審判を思い出しました。
実の母親なら手を離すというやつ。
姉を手放したのは子供最優先で考えられている証拠ですね。
良いママじゃん。
幸せそうな2人
ママと妹は2人で崖に落ちていきますが、2人とも幸せそうでした。
一応ハッピーエンドなのかな。
この勧善懲悪じゃない切ない展開もJホラーっぽいなと思いました。
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