サンダーボルツ* (2025年) 126分【ネタバレ・考察】全くMCUを通ってない私の率直な感想。テンポ遅いし、ファン向けのネタが多いし、アクションシーンは地味だし、前半は退屈過ぎてで寝そうになったけど、後半が私好み過ぎて好きになっちゃった映画。

サンダーボルツ*

ネタバレ無し感想

MCUは、超初期のスパイダーマンと、超初期のアベンジャーズを観たことあったかな?くらいでほとんど記憶にありません。 なんかドラマシリーズもあるし、ゴチャゴチャし過ぎてて、観ようという気にもならないという状態です。

予習無しでも大丈夫という最速試写会の評判をチラホラ見かけたので、”ディズニー+入ってないし、まぁいっか♪”と思って観に行ったら全然ついて行けませんでした。

予習無しでも観られるは嘘です!笑
完全無知識の私からしたら全然面白くなかった。笑

キャラクターの知識を予習してから行った方がいいと思います。
本作で掘り下げられるのは2人くらいなので、他のキャラクターがよくわかりません。

終盤は割と面白かった

退屈な前半だったのですが、後半は私好みの展開になり、大興奮でした!

精神のお話だったとは!好物です!ありがたし!
というわけで鑑賞後感はそこそこ満足で映画館を出ました。

ダークな展開が好きな人は割と楽しいと思います。
あと勧善懲悪の物語が好きじゃない人も割と楽しめると思います。

まさかの楽しみ方ができたのでこれからも食わず嫌いはせず、未開の地に足を踏み入れ続けようと思った映画でした。

たぶん、ファンには嬉しい展開

試写会で視聴させていただいたのですが、私の右隣に座っていた方は思わず『はっ』とか『えっ』とか声を出しながら楽しそうでした。
そしてラストはあまりにも嬉しかったのか、静かに小さく拍手なんてしながらご覧になられてました。
ファンの方は楽しいんだろうなと思いました。

私は前述の通り、MCUは全く通ってきていないのですが、後半は特に楽しめました。
隣の方のリアクションのおかげで少し楽しい気持ちになりました。

基本情報

Thunderbolts*
サンダーボルツ*
2025年 126分

サンダーボルツ*

キャッチコピー『最強じゃない、ヒーローじゃない、でも、やるしかない』
キャッチコピー(英語)『NOT SUPER. NOT HEROES. NOT GIVING UP..』
製作国 : アメリカ
日本公開 : 2025年5月2日
アメリカ: 2025年5月2日
ジャンル:アクション / アドベンチャー

あらすじ

NYの街に突如として現れた大きな黒い影。瞬く間に市民を消し去っていく謎の敵により、世界は再び大きな脅威と直面する。しかし、数々の敵から世界を救ってきたアベンジャーズは、そのピンチに姿を現さない。謎多きCIA長官のヴァレンティ-ナは、誰がこの脅威から世界を救うのかを問いかけるが、絶望の中立ち上がったのは、かつて洗脳されヒーローと対立した過去を持つウィンター・ソルジャーことバッキーだった。彼が仲間に誘ったのは、悪事を犯した過去を持つエレーナ、USエージェント(ジョン・ウォーカー)、レッド・ガーディアン(アレクセイ)、ゴースト、そしてタスクマスターだった。そこにボブと名乗る謎の男も現れ… ヒーローじゃない彼らは、誰も空を飛べず、戦闘手段は肉弾戦のみ。好戦的な性格の彼らはチームを組むも、エレーナは突如ジョンに銃を連射し、悪役のようにビルを爆破、敵を拘束して拷問を始めてしまうなど、ヒーローとは程遠い…マーベルの新チーム「サンダーボルツ*」はアベンジャーズにかわって、この脅威から世界を救うことはできるのか?

※参照元:公式サイト


日本版 予告編

英語版 予告編

スタッフ

監督 : ジェイク・シュライアー
脚本 : エリック・ピアソン/イ・サンジン/ジョアンナ・カロ
製作 : ケヴィン・ファイギ
製作総指揮 : ルイス・デスポジート/スカーレット・ヨハンソン
音楽 : サン・ラックス
配給 : ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

キャスト

エレーナ・ベロワ演:フローレンス・ピュー
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー演:セバスチャン・スタン
エイヴァ・スター/ゴースト演:ハナ・ジョン=カーメン
ジョン・ウォーカー/U.S.エージェント演:ワイアット・ラッセル
アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン演:デヴィッド・ハーバー
アントニア・ドレイコフ/タスクマスター演:オルガ・キュリレンコ
ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ演:ジュリア・ルイス=ドレイファス
ボブ・レイノルズ/セントリー/ヴォイド演:ルイス・プルマン
メル演:ジェラルディン・ヴィスワナサン
議長演:ウェンデル・ピアース
TBA演:クリス・バウアー

ポスター/パッケージ

おせっかい情報

見る際の注意

ファンムービー。
マーベルを通ってない人は厳しいかも。

こんな人におすすめ

マーベルファン

この作品が好きな人が好きそうな映画

  • マーベル映画

※完全な偏見です。


 

⚠️ネタバレ有レビュー⚠️

フローレンス・ピューがとにかく良い

声がカッコよすぎる。
個人的にはフローレンス・ピュー史上、過去1のビジュアルでした。
めちゃくちゃかっこいい。とにかくかっこいい。

ダークな感じが強め

どちらかというとダークな展開が多いDCの方が好きな私は、マーベルはキラキラし過ぎている印象でしたが、本作は全体的にダークです。
DC派な私も楽しめました。

大人向けな内容

エロもグロもなしではありますが、内容はかなりエグかったです。
エレーナは自分の姉を殺したことがトラウマとなっており、父親とも確執があります。

キャプテン・アメリカは自分の過去の栄光に囚われてしまい、家庭でやさぐれてしまっていたり、ボブはヒーローに憧れていたのに虐待されて育ち、薬物に溺れてしまったなど、
内容はかなり大人向けでした。

身内ネタが多いって

アベンジャーズがいて解散したのですね?それで政治家がなんかワチャワチャしてるって感じですね?
あの義手のバッキーは元アベンジャーズかなんか?

よくわからん。
ボブが闇堕ちする、割と終盤までずっと退屈でした。

ゴチャゴチャしてるアクションシーン

なんか乱闘!って感じでゴチャゴチャしていて痺れるようなアクションシーンはありませんでした。

唯一大興奮したアクションシーン

1番最後のボブの闇堕ちを止めようとして飛んでいくエレーナが死ぬほどかっこよかったです。
あのシーン何回でも観たい。笑
めちゃくちゃかっこいい。

テンポ遅い

地下から脱出するシーンと地上での社交場的なシーンが交互に描かれますが、タルイです。
長い。テンポ悪いなぁと思いました。

ご都合展開

フィクションレベルがハリーポッターレベルだと思っているのでそんなに気になりませんでした。
一応ご都合展開です。

まさかの精神世界の話になるとは!?

終盤、ボブが闇堕ちして、街の人たちを闇に取り込み始めますが、ここからの展開が超好みでした!

トラウマや自分のネガティブな感情に巻き込まれるのは簡単だけど、受け入れるの!っていう展開大好きですね。

ザ・セルやパプリカが大好きな私は大好物展開です。

トラウマと向き合う

トラウマとの戦いがテーマのような感じでした。
自分の心と向き合い、さらには怒りでは対抗できないという展開、めちゃくちゃ好きでした。

ボブが闇堕ちしないようにフローレンス・ピューが飛んでくるシーンなんてめちゃくちゃカッコよかったです。

勧善懲悪じゃない!

善悪クッキリ・キッパリ別れていないところが好きでした!
悪役が、ただの悪役として描かれていないです。
彼女も彼女でトラウマがあり、勝つためにはなりふり構わないという人です。

政治家としてなりふり構わないところは、個人的には魅力的なヴィランでした。
プライドもないから手段を選ばないという展開。

ヒーローもやってきたことは悪いやつ!悪役も過去がある!
いいわよ!嫌いじゃないわよ!

あの政治家好き

政治家がめちゃ政治家っぽくて、利用できるものは全て利用するという勇ましい政治家でした。
好きですね。
コロっと寝返るところ最高ですね。
サンダーボルツ*との取引関係も成立しているようでした。

胸熱なテーマ

過去に間違えをしたとしてもこれからの行いでやり直せるという展開は個人的にはめちゃくちゃ好きな展開でした。

キャラの説明は切り捨て

キャラ情報はわかってるよね?というのが前提でエレーナ以外の人物の深掘りはありません。
エレーナがどういうキャラなのかはわかったのですが、他のキャラがなんだったのかはよくわかりません。
あの悪役はよかったです。
むしろ他のキャラの説明は最小限で良かったと思います。

主人公の手も血で濡れている

ロシアでスパイ学校に通っており、成績優秀で、自分の姉すら間接的に殺したんですね。
マジでえげつなすぎるトラウマ。
父親よくそれ乗り越えてエレーナと仲良くなろうとしてたね。
父親が結構単細胞なのがかわいい。

アクションシーン

アクションシーンはわちゃわちゃしていて美的センスは微妙だった印象です。
アガる!っていうシーンは最後の飛んでくるフローレンス・ピューだけでした。

仲間が入れば強くなれる!

そういう話でしたね。

多分マーベルを通っている人はわかる

多分、序盤の裁判所でのシーンや、政治的なやり取りなど、ファンはピンと来たんじゃないでしょうか。
アベンジャーズがどうのこうのといっていましたが、今までの展開を知らない私はちょっとよくわかりませんでした。

カーテンを潜ったら

会見!やったな!笑
この女好き!ってなった瞬間です!笑
死にかけても死ぬまではへこたれない!笑

表の仕事に

最後はアベンジャーズの後釜を私が用意しました!という展開で、なんとかやっていました。
いちおうハッピーエンドでしたね。

ご都合展開

あんな地底にあるラボ的なところに呼び出されたら疑いそうなもんですが。笑
のこのこいく主人公や他の面々もどうかと思いました。笑

主人公が一部の書類をしまっていましたが、後で出てくることはありませんでした。笑

カーチェイスのとき、何故か弾が当たりません。笑
敵が無能過ぎるだろ。笑
タイヤをぶっ放せよ。笑

誰なのか分からない

キャプテン・アメリカもバッキーもなんなのかわかりませんでした。
ゴーストもよくわかりませんでしたし、なんか一瞬で殺された人いませんでした?
あれはあれでいいの?

エレーナとボブのことしか分からない。

深掘りされるというか、キャラクターとしてちゃんと頭に入ってくるのはこの2人くらいでした。

お父さんがバカ

いいキャラしてますね〜!
キャラクターみたいに栄光を掴んで、俺たちはシリアルのパッケージに乗れるぞ!って可愛過ぎるだろw
あの歳でも娘大好きっぽいし、前向きでパワフルで好きでした。

プー!プー!って死ぬほどクラクション鳴らしながら砂漠を探し回ってるのには笑いました。
敵も誘き寄せられるんだからやめなさいw
めちゃくちゃ面白かったです。

色々思い出すよね

マトリックスだ!

手で弾丸を止めるシーンはかちょいい!
マトリックスだー!と思ってテンション上がりました。
飛んで大気圏を突破して彗星のように堕ちてきたのには笑いました。笑
スーパーマンじゃん。笑

満足度はぼちぼち

内容はついていけないかもという懸念を持って観に行きましたが、映像的に楽しめればいいかな?程度の期待値で観ましたが、期待より終盤の胸熱展開に楽しませてもらいました。

映像はもうちょっと頑張ってほしかったです。
コレ!っていうアクションシーンをもっとたくさん観たかったです。

試写会の様子

参考情報

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