バースデイ・パーティ/天国の暴動 (2023年) 98分【ネタバレ・考察】ただのジャンキーなバンドのオナニーを観せられているような映画だった。普通過ぎてつまらないパンクバンドの軌跡。不快な音楽を作り続けたバンドの不快でしかない映画。

バースデイ・パーティ/天国の暴動

ネタバレ無し感想

試写会にご招待いただいたため、非常に気まずいのですが個人的には酷評サイドです。
ちょっと、というかだいぶ退屈でした。
見る前の印象はパンクでしたが、実際の内容はすごく大人しい映画です。

そもそもこのバンドは不快な音楽を追求していた物凄く変なバンドです
その目的の通り、ずっと不快です。

元々このバンドのファンの方は楽しいと思います。
または類似する音楽ジャンルを聴いていた方も楽しいかもしれません。
もし下記の音楽を聴いて、興味を持った方にはオススメです。

また、お酒を飲みながら観るとジャンキー感を味わえて楽しいかもしれません。
お酒に合うと思います。

でもこの映画は流行れない

そもそもそんなに有名なバンドではありません。
AmazonでCDも売ってません。

バンドのことも知らない、音楽のことも知らないなら、泥酔して、画面の中のメンバーと一緒にラリって観るのが楽しいと思います。

ただ問題は、映画館で観る場合は酒を自由に買えないし、トイレが近くなったら困るしっていうのでそんなに酒を飲めません。

じゃあ配信で観るとしたら、音の問題があります。
本作は音響が良いところで観ないと画面に飲み込まれないと思うのでお酒とトイレが自由に行ける自宅で観るとなると、音響の問題があります。

しかも昨今の音を立ててはいけない、映画館を汚してはいけないという、クリーンな映画館事情ではあんまり楽しめない印象の作品です。
じゃあ自宅で鑑賞をオススメするかというとそれも限定的です。

しかもバンドはそもそも不快な音楽を追求していて、実際に不快です。

誰にどんなシチュエーションでオススメしたら良いのかがわかりません。

基本情報

Mutiny in Heaven: The Birthday Party
バースデイ・パーティ/天国の暴動
2023年 98分

バースデイ・パーティ/天国の暴動

キャッチコピー『音楽は不快で、邪悪なものだ。』
製作国 : オーストラリア
日本公開 : 2025年4月25日
ジャンル:ドキュメンタリー

あらすじ

天国で暴動が起きている。 ニック・ケイヴ人生初のバンド、オーストラリアのポスト・パンク・バンド、 THE BOYS NEXT DOOR改め≪THE BIRTHDAY PARTY≫。 音楽を極限へと追い込み、不滅を手に入れ自滅へと突き進んだ怪物級バンドの軌跡。 この映画はTHE BIRTHDAY PARTYについて初めて正式に公認された作品である。

※参照元:公式サイト


日本版 予告編

英語版 予告編

スタッフ

監督 : イアン・ホワイト
製作総指揮 : ヴィム・ヴェンダース
配給 : フリークスムービー配給

キャスト

ニック・ケイヴ
ローランド・S・ハワード
ミック・ハーヴェイ
トレイシー・ピュー
フィル・カルヴァート

ポスター/パッケージ

おせっかい情報

見る際の注意

音が不快

こんな人におすすめ

不快な音楽、映画を観たい

この作品が好きな人が好きそうな映画

※完全な偏見です。


 

⚠️ネタバレ有レビュー⚠️

音楽がよくわからん

このジャンルの音楽ってなんていうんですかね?
メロディーも何もなく芸術性をまるで感じませんでした。

従来の音楽のセオリーをぶち破るという点がロックであるということなのでしょうか。
ピンとこないし、不快なだけで魅力がありませんでした。

本物の本作より偽物の悪い子バビー

なんでなんだろう。
本作はドキュメンタリーで本物なのに、フィクションで偽物の悪い子バビーの歌唱シーンの方が感情を揺さぶられました。
物語の力って不思議ですね。

ずっとオナニーを見せられている気分

楽しいのこの人たちだけですよね?
薬やって、なんの計算もなく、観客も見ずに好き勝手やっているだけなのでオナニーを見ている気分でした。

観客すら置いていくのがロックという破壊なのでしょうか。
冷めた目で見ていました。

大したドラマ性がない

案外この人たち喧嘩したりしていません。
描かれなかっただけなのかもしれませんが、
『それぞれが自由に演奏をしていた』と言っていたので自由にやっていたのでしょうか。

メンバー入れ替えも少ないバンドで平和な印象でした。
新メンバーがギターを弾かずに宙に腰振ってんのは笑った。

ただドラッグと酒を飲んで、適当にバンドやっているだけでドラマ性がありませんでした。

カリスマ性も感じなかった

とことん私の感性には合いませんでした。

音楽が合わなくても何か惹きつける魅力があれば話は別ですが、ボーカルも案外平和な家庭育ちだし、彼らが目指しているものもよくわからないし、哲学も見えてこないので本当になんの興味も湧きませんでした。

多分60分にまとまる

なんか当時の様子を描いてくれますが、他愛のない話です。
ダラダラしている印象でした。

編集頑張ったね

所々、過去の再現でアニメ映像が挿入されたり、ドラッグの幻覚のようなアニメシーンがあったり、映像的面白さがありました。

しかし、後半はバンドの演奏シーンが増えてつまらなかったです。

他のバンドの方が、、、

やばいバンドって世の中たくさんあるよね。

オジー・オズボーン

ステージに投げ入れられたコウモリをレプリカと勘違いして本物のコウモリの頭を噛みちぎりました。

情報参照元:オジー・オズボーン – Wikipedia

メイへム

かなりやばいバンドです。
ボーカルの遺書に則って、ボーカルがショットガン自殺した写真をアルバムの写真にし発売しました。

殺人事件によってメンバーが殺されたりととんでもないバンドです。

情報参照元:メイヘム – Wikipedia

自滅してない

若くして亡くなった人もいますが、ボーカル生きてんじゃん。
変なこと言いますがみんな破滅的なラストを迎えているのだと思いました。

しかもボーカルはインタビューに出てないじゃん。
何これ。

人物の掘り下げがない

これドキュメンタリーで1番重要なポイントじゃないですか?
この映画では人物の掘り下げが浅いです。

ボーカルにフォーカスを当てて、彼の人柄や葛藤などが描かれるかと思いましたが、浅い。
過去映像でしか本人出てこない。

てことはもしかして亡くなったのかと思ったら今もソロで音楽活動中って何この中途半端な終わり。
インタビューに出てこい。それかあんた、もしかして黒歴史だと思ってんじゃねーよな。
それならずっと普通の人じゃん。

試写会の様子

参考情報

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