ネタバレ無し感想
映像に高級感があります! あと音楽のセンスもいい!
なんでだ!なんでなんだ!笑
そしてなぜ完全なる飼育というシリーズの名を借りたのだ!笑
エロ映画なんじゃないの!?
エロ映画かと思ったら割とちゃんとスリラーじゃん!
でも惜しい!ずっと惜しい!
スクリプトドクターこっちです!
アングラの名作になり得た本作!
何かが足りない!おっぱいは明確に足りない!笑
誰か!園子温かラース・フォン・トリアー呼んできて!笑
基本情報
Perfect Education Etude
完全なる飼育 Etude
2020年 81分

https://www.rottentomatoes.com/m/perfect_education_etude
キャッチコピー『もっと、狂えよ。』
製作国 : 日本
日本公開 : 2020年11月27日
レイティング : R-15
ジャンル:エロティック・スリラー
あらすじ
その前衛的な作風で演劇界の寵児として一世を風靡した女性演出家・小泉彩乃。だが、ここ数年は観客動員が伸び悩み、とことん追い込む演出スタイルは俳優からも敬遠されていた。そんななか、新作舞台『完全なる飼育』の主演俳優が突如降板してしまい…。
※参照元:U-NEXT
日本版 予告編
スタッフ
監督 : 加藤卓哉
脚本 : 山本浩貴
製作 : 中沢敏明
音楽 : 石川潤
配給 : アンプラグド
キャスト
小泉彩乃:月船さらら
篠田蒼:市川知宏
大原早苗:金野美穂
落合茂:寺中寿之
今村直美:永井すみれ
野崎優子:松井るな
小江:江明赫
少女:彭靖悦
白山亮太:三船力也
後藤田義政:竹中直人
おせっかい情報
見る際の注意
エロ目的ならあんまりおすすめしないです!
こんな人におすすめ
エロいスリラーが好き。
この作品が好きな人が好きそうな映画
- ブラックスワン
- パーフェクトブルー
- インランドエンパイア
- 紀子の食卓
※完全な偏見です。
⚠️ネタバレ有レビュー⚠️
やりたいことが伝わってきた!
芸術に魂を売った演出家と、メソッド演技によって狂っていく様を描きたかったんでしょ!
ブラックスワンの日本版みたいな!
いいね!そういう話は好みよ!
ただやりきれてない!笑
人物の深掘りと役者の演技が!気になってしまう!笑
ただのヒスおばさん

https://moviewalker.jp/mv71593/gallery/4/
無駄におばさんがヒス起こしているオープニングです。
この舞台演出家にカリスマ性を感じないんですよね。
更年期おばさんな感じしかしない。
なんかこの人、ついていったら自分の知らない自分を引き出してくれそうだな、という感じが全くしない。
この人、普通にお家では丁寧な暮らしされているでしょ。笑
そういう普通のおばさんにしか見えない。笑
しかもなんか欲求不満に見える。笑
20年前の加賀まりこか、今の杉本彩とかだったらエロいだろうなと思いましたが、そうすると男側からしてもご褒美な感じがしてしまいますね。
恐らく普通のおばさんが権力によって若い男を手頃にするというのが本作の悪趣味さであり個性な気がします。
こういうところなのかなぁ、、、
『裸になって3回まわれ』には知性もクソも感じないただのセクハラ・パワハラだった。
狂ってない。小学生が思いつくイジメなのです。
こういう細かいところが惜しい感じがしてしまうんですよね、、、。
お!ちんちんだ!
俳優さん、脱ぎましたね!
ちんちんはモザイクありですが、モザイクってこんな薄くていいんでしたっけ?
形見えてます!笑
巨根であることがわかりました!
体張ってますね。
イケメンで綺麗な体されてます!
お!メンヘラだ!

https://moviewalker.jp/mv71593/gallery/2/
相手にナイフを握らせ、それを握って自分の手を傷つけさせる強制リストカットのシーンはメンヘラクソババアでキモかったです。
『もっと狂えよ!』って、もう狂っているよ。
だって全裸でクルクルしていたんだよ。
なんかずっと安っぽくて狂っていないおばさんなんですよね。
ここからは芝居のターン
アン次郎は菊姫に妊娠中の妻を殺され、それの復讐のために菊姫を拘束。
しかし、アン次郎は菊姫の行動の裏の弱さに気がつき、復讐心は歪んだ気持ちへとシフトしていく。
菊姫から孤独を感じとったアン次郎は、憎んでいたが愛おしく感じた。
そんで菊姫に妻から注がれた愛情を求めるようになり、菊姫を飼育し、陵辱し、完全に心を砕いたのちに、服従させるのだと計画を述べる。
内容は屈折していてとってもメンヘラで良いのですが菊姫役の女優さんの目に狂気が宿っていないですね。
そんなに狂気じみていないです。
ストックホルム症候群やん。
案外普通の人である菊姫

https://moviewalker.jp/mv71593/gallery/5/
アン次郎により、菊姫の願望が語られますが、案外普通なのね。
1人に愛されたいとか孤独だとか大したことない願望が他人への攻撃性に繋がったという。
アン次郎が菊姫を追い詰める過程が弱い。
精神的に追い詰めるならもっと役者本人の人間性を攻撃して弱らせたいところ。
劇中劇くらいは精神科行くレベルでキチらせて欲しい。
マルキ!
生意気な菊姫はプライドをズタズタにされていうことを聞くようになるという精神的なSM要素もあるんですね。
おばさん、女優にもセクハラ!
アン次郎役が、やりすぎだ!ってひよった時に
『この娘はちゃんと感じている』って女性器触り始めるってやばいね。
女にもちゃんとセクハラするんやん。
男女平等だ。
『二人とも狂ってる』
ってそんな狂っているようには見えないのがちょっと共感性羞恥。
この女優は”狂っているっぽい自分に酔っている”感じがするタイプでしんどい。
あと、アン次郎役の男のキレポイントは男としてのプライドらしいね。
レイプシーン
レイプし始めたら演技に入り始める感じはいいですね。
と思ったらその先はレイプしているだけで役に入っていないやん。
てか女優も嫌がっていないからただの激しめセックスやん。
陵辱を感じた後、精神的に屈服してしまい、次第に気持ち良くなっていくっていう流れ?
てかゴムどうした?中出しした?
屁が止まらない

https://moviewalker.jp/mv71593/gallery/10/
『召されゆく俺』
って言って屁をこきながら歩いている?
てかずっと屁をこいてる?
竹中直人のシーンいらなかったよね?
『本当にいたー!』でへをこくのはつまらんって。
小学生向けの笑いなのよ。
この作品、小学生は見れないのよ。
メンヘラの大盤振る舞い

https://moviewalker.jp/mv71593/gallery/7/
劇中劇で、アン次郎が自分の命を助けてくれるか菊姫を試すために首を吊ります。
菊姫から真の愛を受けていれば、菊姫に助けてもらえて、アン次郎は生き残るということです。
メンヘラやん!狂っているというよりただのメンヘラやん!
『菊姫の心はさっきの芝居じゃ動かないかな』
の言い方良かったよね。
え?死にかけて笑った?
てか男、縄が取れたあとしばらくして笑った!?
死にかけてなんか気持ち良くなってるやん
キル・ビルのビル役の俳優みたいに首絞めオナニーで事故死すんなよ。
ご都合展開
『公演やめるわ』ってなるのはなんでよ。
役者狂ってきてたし、なんかうまくいってたべ。
ここから芝居と現実が融合し始める!
立場逆転!いいね!
おばさんと菊姫が重なっていく展開いいね!
演技と現実が交わっていく展開!
『アン次郎が菊姫を飼育したのは復讐のためじゃない。
許すためです。』
それっぽいこと言ってるけど飼育する時点で復讐の一環�でしょ。
アン次郎!
この俳優の婚約者はおばさんにいじめられて4年前に海で自殺していた!
そしてこの俳優は復讐のためにこの舞台のオーディションにやってきていた!
そしておばさんの弱さに気がつき始め、許す!
『いつの間にか夢中になってた。あなたの演出に今まで感じたことない衝動。台本を読み解いていく快感。』
途中、キャスティングのスタッフ?みたいな女が言ってたけどこいつ役者やったことなかったんだよね?
それ演技への目覚めでこの女の才能への目覚めではなくない?
なんかセラピーみたいになってる
そんで、脚本と同じ展開になっている。
『いろんな人を傷つけてきた。他の生き方がわからない』
と、本心を吐露したおばさんをただ抱きしめてあげた。
まじセラピーじゃん。
『あなたを許します』
それでキスしてセックスしたね。
んなわけあるかい。
おばさんの過去もなにも同情できるところなかったよ。
いい映像
最後のセックスしたであろう現場を上から撮った映像は綺麗だった。
あと演出家が自ら菊姫を演じて舞台は大成功というオチですね。
ラストカットと音楽が情緒的ですごく良かった!
関連情報
映画『完全なる飼育 etude』メイキング映像
挿入歌 ドクロズ
『ちょっと死ぬ』
『とんでって』
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