最後のピクニック (2024年) 114分【ネタバレ・考察】賛否を呼ぶラスト。安っぽい映像と音楽、推進力のない物語で序盤は不安だったものの、強烈に印象に残るラストに全部持って行かれた映画。こんな選択肢もありだと思った老女の友情物語。切ないんだけど心は暖かい。

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ネタバレ無し感想

なんていうか、テレビ映画観ているのかなという画面で安っぽい印象で最初不安でした。
物語の展開も、どこに向かっていくのかよくわからず、爺&婆の田舎でまったり過ごす様子が描かれるので退屈で少し寝ました。

でもラストがかなり好みだったので観てよかったという気持ちで映画館を後にできました。

なんか日本と似てる

韓国映画を見るたびに思うのですが、結構日本っぽいところありますね。
食事シーンが多くあるのも邦画に似ているなーと思いながら見ていました。

田舎の嫌な感じも日本っぽいなと思いました。

吹替版で観たい

多分、結構笑いどころありますね?
なんか丁々発止みたいなテンポのいい会話が繰り返されるのですが、韓国語がわからないので淡々と観ていました。

これ結構コミカルで笑えるところが多い作品なんじゃないかと思います。

等身大の老人たち

何か特別なことはありません。
普通の老人たちです。
可愛らしいです。

でも序盤は寝た

まったり老人たちのわちゃわちゃが長いので退屈でした。

終盤に惹きつけられた

終盤は序盤のほっこりからは想像がつかない方向に進んでいったので起きました。
しかも好みのラストだったので好きになってしまった作品です。

基本情報

소풍/Picnic
最後のピクニック
2024年 114分

最後のピクニック

キャッチコピー『また、会おうね。』
キャッチコピー(英語)『To the place where I belong』
製作国 : 韓国
日本公開 : 2025年9月12日
韓国:2024年2月7日
製作費 : 12億ウォン
興行収入 : 220万ドル
ジャンル:ドラマ

あらすじ

60年ぶりに故郷を訪れた女性が親友と楽しい時を過ごすなかで、青春時代の思い出をよみがえらせていく姿と、それぞれの波乱万丈な人生を描いたヒューマンドラマ。

※参照元:映画.com


日本版 予告編

英語版 予告編

スタッフ

監督 : キム・ヨンギュン
脚本 : チョ・ヒョンミ
製作 : キム・ヨンギュン
製作総指揮 : チェ・ビョンファン/チョン・スンピル
音楽 : チョン・ヒョンス
配給 : 韓国:Lotte Entertainment
日本::ショウゲート

キャスト

ウンシム:ナ・ムニ
グムスン:キム・ヨンオク
テホ:パク・グニョン

おせっかい情報

見る際の注意

特になし

こんな人におすすめ

老後について真面目に描かれた作品を観たい。 友情の話が好き。

この作品が好きな人が好きそうな映画

  • みなさん、さようなら
  • テルマ&ルイーズ
  • PLAN 75

※完全な偏見です。


 

⚠️ネタバレ有レビュー⚠️

尊厳死のお話

まさかの尊厳死のお話でした。
”最後のピクニック”というタイトルでほんわかしたポスターだったので、
このような賛否を引き起こすようなラストになるとは思っていませんでした。

明確にメッセージ性がある

体はボロボロ、自分で下の世話もできなくて、延命することに意味があるのか?という結構攻めているメッセージが込められた作品でした。

そんな最後もいいよね

大切な友人と最後は自殺したのでしょうが、それも一つの幸せなラストだなと思いました。
切ないのですが、悲しい気持ちにはならず、2人の選択を尊重したい気持ちになりました。

鑑賞後感は思いっきりテルマ&ルイーズと一緒でした。

生きるのは難しい

息子のフランチャイズ失敗や、確執、田舎の生きづらさ、
それに加えて悪化していく持病。

状況が良くなるならまだしも、起き上がるのですら辛い状況で、この先の人生を考えると、尊厳死を選ぶ気持ちが理解できました。

食事シーンが印象的

韓国映画って日本映画と似ていて、食事文化が大切なんですかね。
どの映画でも必ず食事をするシーンが出てくる気がします。

3人で庭でチヂミを焼きながらわちゃわちゃするところ、年取っても変わらないところは変わらないんだろうなと癒されたシーンです。

それぞれの死への向き合い方

若い頃、主人公をつけまわしていたおじいちゃんは、
延命したり治療する選択を選ばず、酒で痛みを誤魔化して死に向かっていました。

この3人に共通しているのは、やっぱり誰かに下の世話をしてもらってまで長生きしたいとは思っていないということでしたね。

おじいちゃんの最後

おじいちゃん、意外と楽しみながら明るく最後を送っていました。
このおじいちゃんの選択もありだなと思いました。

あんな友達欲しい

強い絆を感じましたね。
ずっと一緒に過ごして、支えるところは支え合ってきた2人の関係が至極素敵でした。

旦那がいなくなり、息子を残して自殺しようとした主人公に厳しい態度をとり、息子を渡したというエピソードには力強さを感じました。

私もあんな家族と言える友人が欲しい。

曲がいい

エンドロールの曲がすごくよかったです。

余談

関連情報

参考サイト

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