ネタバレ無し感想
本作はアリ・アスターが影響を受けたと言われている作品です。
映像全体の雰囲気や恐怖の種類はミッドサマーに似ています。
しかし物語は全く違うので、ミッドサマーを観たことがある方でも面白いのではないかと思います。
情報参照元:番外編 『ミッドサマー』をめぐって アリ・アスター監督 Q&Aイベントレポート
個人的な印象としては「ミッドサマー」も「ヘレディタリー/継承」も「ボーは恐れている」も同じ仕組みですね。
アリ・アスターの作風の原点なのでしょうか。
テンポ良くて観やすいです。映像も面白いです。
ちなみに割と音楽シーンが多いミュージカル・ホラーでした。
個人的にはスリラー映画としても非常に面白かったのですが、宗教に関心がない人、特にキリスト教に全く関心がない人からするとこの映画はめちゃくちゃ退屈かもしれません。
ミッドサマーはキリスト教の知識がなくても楽しめる仕組みになっていましたが、本作に関してはキリスト教について何も知らない状態でみると大して面白くない作品な気がします。
特に日本人にとっては
本作はキリスト教の刑事が異教徒の文化に巻き込まれていくという内容なのですが、その異教徒が日本の文化を参考にしたんじゃないかというくらい日本の風習に類似点が多いので、日本人からすると、そこまで衝撃も嫌悪感もないかもしれません。
万人にはオススメはしにくいです。
事前情報
なんか知ってる状態で見たらもっと面白くなりそうなキリスト教に関する情報を置いていきますね。
言うまでもなく一神教
当たり前ですが、神様はイエス様のみです。
他に神はいません。
エロが大嫌い
様々な教えがあるわけですが、キリスト教は特に性行為に厳しいです。
婚前交渉はもちろん禁止ですし、オナニーも禁止されています。
オナニーは旧約聖書に登場するオナンという登場人物の名前が由来です。
オナンはセックスの途中でシコって精子を地面に落としたのでダメな奴です。
女には性欲がない
また、キリスト教において、女は性欲がないとされています。
近年までそう信じられていました。
アメリカで性の革命運動が勃発する50年代の後半から60年代ごろまで信じられていました。
本作はアメリカでその運動が活発だった時代に、イギリスで作られた作品です。
参考情報:Sexual revolution – Wikipedia
他の映画での女性の性の描写
「カラー・オブ・ハート」では50年代のアメリカに生きる、とある人物が性に目覚めたシーンが象徴的に描かれていました。
「ベネデッタ (2021年) 132分」ではシスターのレズビアン淫行疑惑を問い詰める、神父のセリフが印象的でした。
『ありえないが、、、一応聞いておくか』
また聖書において、男性同士の性行為を禁止する文言はあれど、女性同士の性行為を禁止する文言は有りません。
それくらい以前のキリスト教において、女に性欲があること自体がありえないという感覚でした。
当たり前に男尊女卑
キリスト教は女性の性欲が認識されていないくらい女性に人権がない、男尊女卑の宗教です。
家庭内でも女は決定権がありません。
「ウィッチ (2015年) 93分」では『父親がいなくなったら、息子しかいなくなるのにどうするの?』というセリフがありました。
絶対家父長制です。
死んだらどうなる?
死んだら神様が生き返らせてくれます。
クルド人が日本で土葬させろ!と喚いていた件がありますが、あれは
『日本のように火葬してしまったら、復活する時に必要な体がなくなっちゃうではないか!』ということです。
彼らはイスラム教ですが、信じている神様は同じなので、彼らも土葬したいのです。
埋めたところで土に還るので身体がないのには変わらないじゃないかとか言っちゃダメですよ。
喧嘩になります。不毛な論争を引き起こすことになります。
基本情報
The Wicker Man
ウィッカーマン(劇場公開版)
1973年 88分
製作国 : イギリス
日本公開 : 1998年3月21日
イギリス1973年12月6日
製作費 : £471,600
興行収入 : $475,661
レイティング : R18+
ジャンル:ホラー / ミステリー
あらすじ
スコットランド警察に勤めるニールは、行方不明になった少女を捜すため、とある島を訪れる。そこで彼は島民がキリスト教普及以前のケルト的宗教生活を送っていることを知る。キリスト教徒のニールは島民の特異な風習に嫌悪感を抱きながらも捜査を続けるが…。
※参照元:U-NEXT
日本版 予告編
英語版 予告編
スタッフ
監督 : ロビン・ハーディ
脚本 : アンソニー・シェーファー
製作 : ピーター・スネル
音楽 : ポール・ジョヴァンニ
配給 : ブリティッシュ・ライオン・フィルムズ
キャスト
ニール・ハウイー巡査:エドワード・ウッドワード
サマーアイル卿:クリストファー・リー
ウィロー・マクレガー:ブリット・エクランド
ウィロー・マクレガー(声):アニー・ロス
ウィロー・マクレガー(歌声):レイチェル・ヴァーニー
デイジー:レスリー・マッキー
ミス・ローズ:ダイアン・シレント
司書:イングリッド・ピット
アルダー・マクレガー(地主):リンゼイ・ケンプ、
オーク:イアン・キャンベル
港湾長:ラッセル・ウォーターズ
老庭師/墓掘り人:オーブリー・モリス
メイ・モリソン:アイリーン・サンター
マートル・モリソン:ジェニファー・マーティン
TH・レノックス:ドナルド・エクルズ
校長役:ウォルター・カー
ブルーム:ロイ・ボイド
ミュージシャン:ピーター・ブリューイス
ローワン・モリソン:ジェラルディン・カウパー
魚屋:ジョン・ヤング
グリモンド夫人:マイラ・フォーサイス
ハウイー巡査の婚約者:アリソン・ヒューズ
赤ちゃんを抱く女性:バーバラ・ラファティ
アワード
- 1974年第3回パリ国際ファンタスティック・SF映画祭:ゴールデン・ライコーン(最優秀作品賞)
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おせっかい情報
見る際の注意
動物の死体が出てきます。 裸や性的なシーンが多く出てきます。
こんな人におすすめ
異宗教に巻き込まれていくホラーが好き。 画面が怖くないホラーが好き。 変な儀式とかが好き。
この作品が好きな人が好きそうな映画
※完全な偏見です。
⚠️ネタバレ有レビュー⚠️
1歩間違えたら安っぽいB級クソ映画になっていただろう内容ですが、本作は全くそんな印象がありません。
B級なんでしょうが、異色すぎてB級という印象がありません。
映像も面白いし思っていたよりしっかりスリラーしていました。
かなりの短期間で低予算で製作されたそうですが、そんな印象は全くない良い作品でした。
俳優の演技
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https://film-grab.com/2013/06/06/the-wicker-man/
全体的に演技力も素晴らしかったと思います。
ハウイー巡査、非常にいい演技をしていました。
やり過ぎない程度の怪しい演技が凄く上手でした。
演技なんて学んだこともない素人の田舎の素朴な村人が、何かを隠しているというのがうまく表現されていたと思います。
演技が下手な演技が上手かった印象です。
少女の捜索願い
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イギリスの小さな離島で少女が失踪したという匿名の捜索依頼が届き、本島の巡査が捜査をしに島へ降り立ちました。
イギリスの当時の事情は何も知らないのですが、そんなことあり得たのですか?
ウィンドリバーよりこの島には警察がいないのでしょうか?
沖縄で起きた失踪事件の捜査に、本州の警察が1人で調査しに行くってなんか不自然じゃないですか?
とは思ったもののここで突っかかってたら話が進まないのでこの疑問はいつか納得ができることを祈りましょう。
最初から結末は決まっていた
ハウイー巡査が教室を調査したとき、1つだけ空席がありました。
机を開けると、虫が紐に繋がれていました。
『この虫は前に進んでいるように見えて、どんどん自分の首を絞めている』って、この時から警部の運命は決まっていたのですね。
ヘレディタリーかのような構成。痺れました。
『可哀想にと思っていて何故助けないんだ!』と叱責するハウイー巡査ですが、なんでそういうお前も助けないんだとは思いました。
途中、ボスの庭には藁に何かが巻き付いたかのようなものが吊るされていました。
あの時点でチャックメイトだったのですね。
サマーアイル卿の手中です。
この島怖い
余所者が来たぞ!っていうリアクションが怖いです。嫌な感じ。
一瞬で島中の人にハウイー巡査のことが広まっているのも怖い。
この時代、スマホもないのに。笑
エロい島
ドチャクソエロいぞこの島!なんだ!
夜はお外で騎乗位セックス!
昼間は全裸の女の子たちが全裸でダンス!
チンコを祭り上げている!笑
ハウイーは偉い人?
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ハウイー巡査がベットでお祈りをしているとき、教会のことを思い浮かべていました。
説教をしていましたね。
教会では偉いポジションなのかな?
桃の缶
最初、ハウイー巡査にりんごをあげなかったのは、てっきり余所者には地元の食材を振る舞わないという、村八分的なことなのかと思ったら、違いました。
後半に出てくる区役所の事務員も缶の桃を食べていました。
終盤では昨年が凶作だったと言っていました。
食料受給率が絶望的だったから缶を輸入していたということだったのですね。
それにしてもハウイー巡査の『りんごがないだと!?』って驚いているところが可愛かったです。
りんご好きなんか。笑
求愛ダンス
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本作の有名な全裸求愛ダンスシーンですが、ちょっと独特過ぎて笑ってしまいますって。笑
自分の体をペチペチするな。笑
新鮮さの表現なんでしょうか。笑
あれで悶絶してる警部は一旦抜いたほうがいいって。笑
”惑わされてはならぬ!”みたいなリアクションなの笑いました。笑
歌は催眠のような奇妙な歌で、意に反して心地よく聞いていられます。
これが怖い。ミッドサマーっぽい。
この拒否する気にならないけど、取り込まれてはいけないと本能が訴えかけてくる感じ。笑
壁に映るシルエットと彼女の構図非常に美しかったです。
そして最後は変な動きしながらカメラの方に近づいてくるの怖いです。
奇妙で怖くて嫌な感じはするのですが、不快じゃないのが不思議で怖いです。
とにかく生命に飢えている
騎乗位パーティーが行われている庭のすぐ横には墓地がありました。
そこで、全裸で墓跡に手をかけて泣いている女性がいました。
全裸で炎の周りで踊るのも、子宝祈願の儀式でした。
『赤ちゃんは泣く』って不気味な歌詞ではありますが、泣く赤ちゃんは健康の証ですからね。安産祈願も含んだ曲でしたね。
少年たちがメイ・ポールと腰に紐を繋げて腰を振る踊りをしていました。
このどんどん紐がメイ・ポールの巻き付いて締まっていく感じも嫌でした。動けなくなっていくじゃない。
作物が成らず、凶作が続いており、缶を輸入して食糧難を凌いでいました。
この島では様々な生命の誕生に枯渇しており、貪欲に求めているという印象です。
笑った墓跡
”蛇たちの精子に守られて眠る”
安らかに寝れねえって。笑
なんだよ蛇たちの精子って。笑
ほっといてくれよ。笑
キリスト教では蛇は悪魔の象徴なので、ハウイー巡査の嫌悪感は半端ないでしょうね。笑
ちょっとロマンチック
墓に埋めた後に木を植えるのはなんかロマンチックでいいですね。
木を見るたびに思い出せますね。枯れた時は気まずいですが。
最悪の聞き役
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サマーアイル卿は島の歴史を説明してくれます。
祖父が島を購入し、不作だったこの島の農業を建て直したみたいです。
それで自然の神を信仰するようになったと。
ハウイー巡査、いちいち批判的なことを言うので聞き役としてはアウトですね
『顔だけで人間性はわからないだろう!』って他人の祖父に言うなんて、相手がムスリムなら撃ち殺されていたと思います。
遺体回収の許可を2回聞いたのには笑いました。
さっきいいよって言ってたじゃん。笑
サマーアイル卿
この人はハウイー巡査の信仰を否定したりしません。
あからさまに嫌悪感を示すハウイー巡査に対しても淡々と冷静に事情を説明します。
ハウイー巡査が他人のやることなすことに口出しをする迷惑な野蛮人に見え、サマーアイル卿の方が理性的で文化的に見えてしまいます。
ハウイー巡査にイライラ
ハウイー巡査がいちいち島の風習に口出しするのにイライラしていました。
キリスト教以外あり得ない!といった態度なので、視野狭い排他的な宗教家が嫌いな私は巡査にイライラしていました。
むしろ裸で年頃の女が踊っていても性犯罪が起きないくらい治安がいいんだろう!と思ったくらいです。
人殺してない限りは別にいいだろと思いながら映画を観てました。
そしたら殺してました。
一気にちゃぶ台を返されたような気持ちになりました。
カエルはこえーよ!
なんかよくわからない民間療法をやっていました。
具合悪い娘に生きたカエルを口に含ませていました。
『怖くなかったでしょ?』と娘に聞く母親でしたが、カエルは怖いと思うけどな!とちょっとツッコみたくなりました。
この島、割と日本じゃね?
この映画で”島でのやばい文化”として描かれている風習、日本じゃないですか?笑
夜這い
最初の夜の庭での乱行は、夜這いを彷彿とさせます。
日本での夜這いは、謂わば女をレイプするという最悪の文化でしたが、本作では女が騎乗位になって描かれています。
キリスト教の人からしたら、女が性行為を楽しんでいるというのがあり得ない感覚だと思うので、よりショッキングに夜這いをアレンジしたのではと思いました。
男根崇拝

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE_(%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E5%B8%82)
日本でも安産祈願でチンコが祀られてたりしますよね。
現在でも続いている祭りです。
厳格なクリスチャンの警部からしたら、あり得ないんでしょう。笑
男を女に捧げる

https://www.bgf.or.jp/blog/machirepo/20
本作はメイクイーンにウィッカーマンを捧げるという話です。
日本には海に男根を捧げるという奇祭が存在します。
万物に神が宿っている
一神教ではなく、空、太陽、土、風などそれぞれの自然に神がいるという考え方でした。
割と日本人には親しみやすい文化ですね。
石の鳥居
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https://film-grab.com/2013/06/06/the-wicker-man/
あれ鳥居ですよね。
獅子舞
本作では馬と言っていましたが、獅子舞みたいでしたね。
what the pity
fuckじゃないのがイギリスっぽいなと印象的でした。
イギリス英語はびっくりするくらい聞き取れませんでした。
言い回しも周りくどくて、聞き慣れない宗教的な単語も多くて難しかったです。
合法エド・ゲイン
ハウイー巡査が図書館で風習について書物を見つけます。
それにはメイデー祭では”処女の皮をまとって街を練り歩く”みたいなことが書かれていました。
処女が可哀想すぎるだろう。
印象的な会話
『今年も衣装直しは必要か?』
『今年はそんなに太っていないので大丈夫です』
今年は食糧不足により太らなかったということですね。
衣装直しは手間が増えて迷惑なことではなく、豊作の証ということで喜ばしいことなのですね。
脚本が細かい。
必死に探すハウイー巡査
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偉い。感動の正義感。
島の全ての家を虱潰しに捜索していました。
健気で泣ける。
でも人形ですらセックスのポーズしていたので笑いました。
開けたら女は風呂入っているし、開けたらデカいパンだし、開けたら子供のイタズラだし。笑
ハウイー巡査の必死さと相反して見つかるモノがしょぼくて面白いです。
hail queen of the may!
変装して、街を練り歩くって、このパレード結構楽しそう。
あとなんか雰囲気が寺山修司の「田園に死す」を思い出しました。
シュールでアングラな映像で好みでした。
急な刑事モノの曲
今までずっと不思議な音楽だったのに、ハウイー巡査がローワンを救出して2人で逃げるときの曲は刑事モノっぽい曲で笑いました。
最高の生贄
最悪の展開。
これでローワンは逃げれるのかと思ったら全部仕組まれていたのかー!となったときは最悪の気分になりました。
求愛にも応じず自分の信仰を貫き通し、清く正しい魂を持った異教徒の男って、生贄としては最高峰ですね。
みんなが羨望の眼差しで見つめています。本当に怖い。
嫌だわぁ。なんかほんと何も報われない気持ちになったわぁ。
あと、何をウィッカーマンの中に入れて捧げようと、なんも変わらないっすよ。
気候によって畑の調子もかわるし、工芸品売るなり観光でお金稼いで足りないものは輸入すれば?って普通に思いました。
宗教対立
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怖い。笑
これマジで怖い。笑
互いが互いの意見を聞き入れる気がないという地獄。
序盤は人の文化を否定しまくる刑事が怖かったのですが、終盤は部外者を巻き込んで生贄にしている村側が怖かったです。
全く理路整然と冷静に、相手を受け入れているような話口調でしたが、怖すぎる。
ハウイー巡査は批判こそしまくっていましたが、何もしていないですからね。
サマーアイル卿はサイコ
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サマーアイル卿はハウイー巡査の信仰を尊重しながら、また彼自身にもリスペクトを向けていました。
『私は永遠の命を信じる!復活する!』
『それでこそ素晴らしい!聖者たちと共に祀られるだろう』って一応相手の土俵に入ってあげた上で、讃えています。
そして、恐らく彼が生贄になってくれるおかげで凶作から抜けられるということで感謝はしていたものの、殺人に対する謝罪の気持ちや後ろめたさは何も感じていないように見えました。
サイコじゃん。怖いって。
もうどっちもマジで会話通じないじゃん。
それにしても、“生贄を選ぶならテメェらの中から選べよ!信仰してない奴を巻き込むんじゃねぇ!“って叫びたくなりました。
怯える屈強な男
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ハウイー巡査みたいなガタイも良くて心も強い屈強な男が、ウィッカーマンを前に怯える姿は恐怖心をより一層強くしますね。
もうこの人がダメなら私なんて余裕でダメじゃんと思ってしまう。
メイクイーンにウィッカーマンを捧げるということなんですね。
狂気な映像
燃え盛る炎の中では動物たちの悲鳴が響き渡ります。
そして、外では島の住民たちが楽しげな歌を歌っています。
このコントラストが気持ち悪すぎて怖いです。
素晴らしいラスト
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動物たちの阿鼻叫喚の中で、生きたまま焼かれるって最悪すぎるラストじゃないですか。
この映画のラスト怖過ぎ。
しかもあれだけ厳格なカトリックであったとしても、神は救ってくれないという地獄絵図です。
可哀想に。
警部、結婚間近だったのに。
童貞のまま亡くなられました。
いつ死ぬかわからないから童貞は早めに捨てておきましょう、というのがこの映画の教訓ですね?
印象的なシーン
これ本当に燃やしていますよね。
素晴らしすぎませんか。
首がもげて夕陽が映るってすごく良いショットでした。
衝撃のスタッフロール
これにも衝撃を受けました。
この映画こんな少ない人数で撮ったの!?
冒頭で島の人たちへの感謝が述べられていましたが、島の人たちが協力してくれ
たことを考慮してもこんな少ない人数でこのクオリティの作品を作ったのがすごい。
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